リファレンス・ドックレットへの管理レポートの追加

Microsoft WordベースおよびPowerPointベースのレポート・パッケージの場合、Narrative Reportingで作成された管理レポートから利用可能なコンテンツを使用するには、最初にレポート・センターのレポートのリファレンス・ドックレットに管理レポートを追加した後、ドックレットの文書作成者がドックレットで使用できるように管理レポート・コンテンツを利用可能にする必要があります。管理レポートからチャートおよびグラフをドックレットに挿入した後に、管理レポートのコンテンツが変更された場合(たとえば、チャートまたはグラフのレポートPOVの変更など)、またはデータがリフレッシュされたり、管理レポートの定義に変更があった場合は、管理レポートから利用可能なコンテンツが使用されているドックレットに対して更新が自動的にプッシュされます。これは、データのサーバー側リフレッシュと呼ばれます。

注:

PDFベースのレポート・パッケージの場合、「レポート」レポートをドックレットとして直接挿入します。「レポート」レポートの一部にアクセスするために、リファレンス・ドックレットを使用する必要はありません。ドックレットの追加を参照してください。

プロンプトのある管理レポートをリファレンス・ドックレットとしてレポート・パッケージに挿入できます。レポートを挿入するときおよびスナップショットをリフレッシュするときにプロンプトに応答します。リファレンス・ドックレットをチェック・インすると、そのリファレンス・ドックレットを使用するすべてのドックレットが、プロンプトの選択を反映するように更新されます。Oracle Enterprise Performance Management Cloudレポートの設計ガイドの、管理レポートのリファレンス・ドックレットでのプロンプトの使用を参照してください。

注:

管理レポートの次の書式設定は、リファレンス・ドックレットがレポート・パッケージにマージされると、レポート・パッケージ・レベルでグローバル設定に上書きされます。

  • 3桁区切り

  • 小数点記号

  • 単位

レポート・パッケージ構造の作成を参照してください。

次の例は、レポートで作成され、ドックレットに挿入されたチャートとグラフです。レポートの詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudレポートの設計および Oracle Enterprise Performance Management Cloudレポートの操作 を参照してください。


ドックレットのレポートのサンプル。

管理レポートをリファレンス・ドックレットに追加するには:

  1. レポート・センターからドックレットの追加。を選択します。

  2. レポート・センターからレポート・パッケージに「リファレンス・ドックレット」を追加します。「リファレンス・ドックレット・プロパティ」が表示されます。

  3. 「名前」および「摘要」を入力します。名前は必須です。

  4. 必須の「タイプ」フィールドで、「レポート」を選択します。
  5. 「参照」を選択し、リファレンス・ドックレットに含める管理レポートをライブラリで参照します。

    注:

    「参照」ダイアログの「共有フォルダ」をクリックすることで、共有フォルダの場所に簡単にナビゲートできます。

  6. レポートをライブラリで選択したレポートにリンクするかどうかを指定します。レポートをライブラリ・レポートにリンクする場合:

    • ライブラリ・レポートの設計が変更された場合、レポート・パッケージ内のレポート・リファレンス・ドックレットのデータをリフレッシュすると、ライブラリ・レポート・インスタンスの設計が反映されます。
    • レポート・リファレンス・ドックレット・インスタンスはリフレッシュ、置換またはプレビューできますが、リンクされていないレポート・リファレンス・ドックレットとは異なり、レポート・パッケージ内のレポート設計は編集できず、レポートのライブラリ・インスタンスを直接編集する必要があります。
  7. 「レポートPOV」ダイアログを使用してPOVを定義するか、または管理レポート・プロンプトに応答します(該当する場合)。

    注:

    レポートを選択してPOVを定義すると、レポート(データを含む)のスナップショットが作成され、レポート・パッケージとともに保存されます。ライブラリの元のレポートに対するリンクはすでにありません。

  8. 「レポートPOV」ダイアログから、レポートの各POVディメンションにメンバーを選択します。

    注:

    管理レポートから使用可能なグローバルPOVのディメンションのみが表示されます。POVディメンションがローカルPOVにある場合や編集可能でない場合は、ここには表示されません。

  9. オプション: メンバーのかわりに変数を選択します。

    注:

    変数を選択した場合は、POV変数の変更に伴ってレポートが自動的にリフレッシュされるように設定できます。「レポートPOV」ダイアログで「変数の自動更新」チェック・ボックスを選択します。

    レポート・パッケージのレポートPOVが更新された場合:

    • レポートがリフレッシュされ、レポートからのコンテンツが含まれているドックレットが自動的にチェック・アウト、更新およびチェック・インされます。

    • チェック・イン時にドックレットの新規バージョンが作成されます。

    • レポートPOVが変更された後に、ファイルをローカルにオープンして手動でリフレッシュする必要はありません。

  10. 「POV」ダイアログで「OK」を選択します。

  11. 「コンテンツの処理」「レポート・スナップショットのプレビュー」の順に選択し、レポート・スナップショットとレポート・データをプレビューします。