費用プランニングの有効化

「費用プランニング」を選択し、管理する要員関連の費用を選択します。

報酬費用

「費用プランニング」を選択すると、デフォルトで「報酬費用」(給与プランニングを含む)も選択されます。また、選択した粒度レベルごとに、「追加所得」「福利厚生」「税金」および「非報酬費用」を有効化することもできます。

「追加所得」「福利厚生」および「税金」に対しては、オプションを選択して有効化し、作成するメンバーの数を選択します。(デフォルトでは、有効化した各オプションに対して最小1つのメンバーが選択されます。)「追加所得」「福利厚生」および「税金」の全体で、最大30のメンバーを構成できます。

従業員またはジョブが受け取れる最大のコンポーネント数に基づいて、「追加所得」「福利厚生」および「税金」を構成します。「追加所得」「福利厚生」および「税金」の数を、将来ではなく現在のニーズに基づいて設定します。これらの値は後からでも変更できます。

たとえば、従業員1が3つの追加所得、3つの福利厚生および2つの税金を受け取り、従業員2が5つの追加所得、2つの福利厚生および4つの税金を受け取る場合、追加所得、福利厚生および税金の数の構成として、5つの追加所得、3つの福利厚生および4つの税金を設定する必要があります。

報酬費用について:

  • オラクルでは、「追加所得」、「福利厚生」および「税金」メンバーの別名を指定しないことをお薦めしています。これらのメンバーはプレースホルダであり、デフォルトをエンティティに割り当てるときに使用されます。
  • 「追加所得」「福利厚生」または「税金」の数を減らした場合、対応するメンバーが「勘定科目」ディメンションから削除されます。コンポーネントおよびそれに割り当てられている費用を削除する前に、スナップショットを作成してバックアップしてください。また、フォーム、メンバー式またはビジネス・ルール(メンバーが参照されているもの)上の削除されたメンバーについて、関連するカスタマイズがある場合は、それらをレビューして必要に応じて修正します。要員では、カスタマイズされたアーティファクト(フォームやメンバー式など)内で参照されているメンバーは削除されません。
  • 「追加所得」「福利厚生」または「税金」の数を増やすと、メンバーが追加され、デフォルトが新しいメンバーに割り当てられ、「デフォルトの同期」が実行されて報酬費用が再計算されます。
  • 「追加所得」「福利厚生」または「税金」の数を減らすと、メンバーが削除され、「定義の同期」が実行されて報酬費用が再計算されます。
  • 「追加所得」「福利厚生」または「税金」の数を減らした場合、階層の最下位からライン・アイテムが削除されます。たとえば、「追加所得」に10のメンバーがある状況で数を5に減らすと、「所得6」から「所得10」が削除されます。

その他のオプション

「功績ベースのプランニング」を使用すると、従業員の功績レートを指定できます。「従業員」または「従業員とジョブ」のいずれかに粒度を有効にした場合のみ、「功績ベースのプランニング」を選択できます。

功績ベースのプランニングについて:

  • 「功績ベースのプランニング」のみを選択した場合(「功績仮定」を選択しなかった場合)、功績レートはエンティティ・レベルで設定されます。「功績ベースのプランニング」を使用するには、「功績月」および「パフォーマンス評点」を入力する必要があります。

  • 18.04から、「デフォルト・レート」が提供されるようになり、ビジネス・ニーズに応じた「パフォーマンス評点」を入力する必要がなくなりました。各従業員の「功績月」のみを入力する必要があります。

  • 新規採用の功績は、デフォルトの功績レートに基づいて計算されます。

  • ユーザー入力のパフォーマンス評点を使用する「功績ベースのプランニング」は、既存の従業員にのみ使用できます。

  • 必要に応じて、「功績仮定」を有効にする場合、プランニングするレベルを指定できます: 「グローバル」または「エンティティ当たり」「功績仮定」を選択すると、既存の従業員の「功績レート」「功績月」および「カットオフ日」の功績仮定を設定する追加オプションも有効になります。仮定の設定を参照してください。

  • 「功績仮定」を選択した場合、「グローバル」または「エンティティ当たり」の選択は、功績レート、功績月およびカットオフ日を含むすべての功績ベースの仮定に適用されます。選択したレベルに功績レートをロードしたことを確認します。

  • 「功績仮定」を追加で有効にできます。

Note:

新規採用の功績をプランニングするには、「功績ベースのプランニング」を選択します。「功績仮定」も選択し、グローバルまたはエンティティ当たりレベルでプランニングすることをお薦めします。さらに、「要員管理」「新規採用」および「新規採用の功績ベースのプランニング」を選択します。詳細は、要員管理の有効化を参照してください。