要員管理の有効化

「要員管理」を選択し、必要なオプションを選択して、従業員またはジョブの採用、雇用終了および別の部署への異動に基づいて費用をプランニングしたり、複数のディメンションでFTEを分割します。

「要員管理」のオプション:

  • 新規採用 - 新規採用および費用への影響をプランニングできます。
  • 新規採用の功績ベースのプランニング - 新規採用の功績をプランニングできます。このオプションを有効にするには、「費用プランニング追加オプション」「功績ベースのプランニング」も選択する必要があります。「功績仮定」も選択し、グローバルまたはエンティティ当たりレベルでプランニングすることをお薦めします。
  • 雇用終了 - 従業員の退職および費用への影響をプランニングできます。
  • 異動 - 部署(エンティティ)間での従業員の異動を行うことができます。従業員の異動を行うと、報酬費用が計算される対象の部署が変更されます。
  • 分割資金調達FTE - コスト・センター、エンティティ、プロジェクトなどの複数の疎ディメンションで分割資金調達するFTEをプランニングできます。

「要員管理」のオプションは、追加で有効にできます。

新規採用の功績ベースのプランニングについて

新規採用の功績をプランニングするには、「新規採用の功績ベースのプランニング」を選択します。このオプションを有効にするには、「費用プランニング追加オプション」「功績ベースのプランニング」も選択する必要があります。「功績仮定」も選択し、「グローバル」または「エンティティ当たり」レベルでプランニングすることをお薦めします。

「功績ベースのプランニング」を有効にするには、「粒度」「従業員」または「従業員とジョブ」である必要があります。

ユーザー入力のパフォーマンス評点を使用する「功績ベースのプランニング」は、既存の従業員にのみ使用できます。

功績ベースのプランニングの詳細は、費用プランニングの有効化およびPlanningモジュールの操作功績レートのプランニングを参照してください。

分割資金調達FTEについて

「分割資金調達FTE」オプションを使用すると、コスト・センター、エンティティ、プロジェクトなどの複数の疎ディメンションでFTEを分割資金調達できます。

「分割資金調達FTE」が有効になっている場合、「値のタイプ」「均等金額FTE比率」が選択され、「福利厚生」、「税金」および「追加所得」に「最大値タイプ」が選択されて「福利厚生と税金」ウィザードが更新されます。さらに、「税金」では、「最大値タイプ」「しきい値金額FTE比率」を選択できるようになります。「福利厚生と税金」ウィザードの各コンポーネントに対して、管理者は、福利厚生、税金および追加所得の計算に「均等金額」計算または「均等金額FTE比率」計算のどちらを使用するかを選択できます。たとえば、医療給付の料金は、FTEが1.0でも.5でも同じ金額になることがあるため、「均等金額FTE比率」を選択します。しかし、税金はFTEのパーセンテージに基づくことがあるため、「均等金額」を選択します。

「分割資金調達FTE」を有効にするとき、「従業員マスター・データ」フォームで各従業員のマスターFTE値も入力する必要があります。既存の従業員のマスターFTEが欠落している場合、誤った比率のコンポーネント費用が計算されます。詳細は、従業員マスター・データの入力を参照してください。

ノート:

  • 「分割資金調達FTE」は追加で有効にできます。
  • 「分割資金調達FTE」を有効にするには、「粒度」「従業員」または「従業員とジョブ」である必要があります。
  • FTE比率を使用する場合、「値のタイプ」「最大値タイプ」が一致する必要があります。FTE比率またはFTE値が一貫して適用されるように、「福利厚生と税金」ウィザードではFTE比率のメソドロジの不一致は許可されません。
  • 税金層が新規マスターFTEに基づいて変更される場合、税金層は「報酬の計算」で計算されません。「デフォルトの同期」または「定義の同期」を実行して、税金層を計算します。
  • マスターFTEが変更された場合、「定義の同期」ルールを実行します。