「既存資産」コンポーネントは、既存資本資産の管理に役立ついくつかのオプションを提供します。
表7-2 既存資産の管理
タスク | 説明 | 詳細情報 |
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概要 | 既存の資本資産の「概要」ダッシュボードおよび「差異」ダッシュボードを確認します。 | ダッシュボードを使用した資本財務の分析 |
資産の管理 | 既存資産の管理:
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既存のリース資産 | 既存リース資産を管理します。 | 既存リース資産の管理 |
仮定 |
既存資産の計算を促進する仮定を入力します。 |
資本資産仮定の入力 |
既存資産の除・売却および譲渡
必要な場合、既存資産の除・売却または譲渡を行うことができます。たとえば、資産の所有権を売却したり、その価値を償却することにより、これを他の組織に譲渡または除・売却します。「既存資産」 をクリックし、「資産の管理」 をクリックします。
資産を選択し、マウスを置いて「アクション」メニューを表示し、「資産の譲渡」または「資産の除・売却」を選択します。
資産の譲渡の詳細(「異動先」エンティティ、日付、理由など)を入力します。または、除・売却の詳細(除・売却日、売却か償却か、除・売却コスト、売却価額か償却価額か)を入力します。
ターゲット・エンティティの場合、資産を計算する必要があります: (「視点」バーの)ターゲット・エンティティにナビゲートし、「アクション」メニューから「資産の計算」を選択します。
除・売却以降は、資産コストは計算に含められません。資産を譲渡した場合、その資産が別のエンティティに譲渡されたことがわかります。
既存資産の改良
施設およびコスト・センターのマネージャは資産の改良を計画します(資産のアップグレード、床面積の追加など)。資産の改良名、説明、資産単位、資産レート、残存価額、物理的な場所、購入日および使用開始日などの詳細項目を入力します。
注:
資産を改良する前に、「資産詳細」で「動的な子に対して使用可能」メンバー・プロパティを選択し、「使用可能な動的な子の数」を指定してから、アプリケーションをリフレッシュする必要があります。これは、本質的には資産を1つの資産から複数の資産に分割することです。プランナが資産を改良できるようにするには、改良する資産の動的な親プロパティを有効にします。既存資産詳細を、基本資産を表すこの親の下の子に対してロードする必要があります。それ以外の改良はすべて、この基本資産の兄弟として取り込まれます。
たとえば、資産の下にメンバーを作成し、既存資産詳細をそれに対してロードします。階層は次のようになります:
オフィス・ビル番号#3020 - 動的な親プロパティを有効化
オフィス・ビル番号#3020 - 基本資産
オフィス・ビル番号#3020 - 改良1
オフィス・ビル番号#3020 - 改良2
この例では、資産詳細ディメンションを作成するとき、親メンバーと基本資産をロードし、すべてのデータを基本資産メンバーに対してロードします。資本で「改良」ルールを起動すると、改良1メンバーと改良2メンバーが作成されます。(プランナは改良の名前を変更できます。)
「既存資産」 をクリックし、「資産の管理」 をクリックします。
水平タブで「改良」を選択します。
資産を選択し、「アクション」メニューから「改良」を選択します。
詳細(資産の改良名、説明、資産単位、資産レート、残存価額、物理的な場所、購入日、使用開始日など)を入力し、「起動」をクリックします。
その改良名の資産が当初資産の下に追加されます。
既存リース資産の管理
既存リース資産の管理は、既存資産の管理と同じ方法で行います。
「既存資産」 をクリックし、「既存のリース資産」 をクリックします。
費用や償却などを管理します。
マウスを置いて「アクション」メニューを表示し、「すべて計算」および「ロール・アップ」を選択します。これによって、「エンティティ合計」、「合計固定資産」および有効になっているすべてのカスタム・ディメンションのデータが集約されます。