データのエクスポート

ファイルにデータをエクスポートするには:

  1. 「アプリケーション」「概要」の順にクリックします。
  2. 「アクション」「データのエクスポート」の順にクリックします。
  3. 「作成」をクリックし、「データのエクスポート」の選択を行います:

    表6-6 データのエクスポート・オプション

    データのエクスポート・オプション 説明

    場所

    データ・エクスポート・ファイルのターゲット環境を選択します:

    キューブ

    ドロップダウン・リストからキューブを選択します。

    注:

    データのエクスポート・ジョブ定義のドライバと列のディメンションは密である必要があります。

    ファイル・タイプ

    次のタイプから選択します:

    • カンマ区切り: 各アーティファクトのカンマ区切りの.csvファイルを作成します。

    • タブ区切り: 各アーティファクトのタブ区切りの.txtファイルを作成します。

    • その他: 各アーティファクトの.txtファイルを作成します。エクスポート・ファイルで使用する区切り文字を入力します。サポートされている区切り文字と例外のリストは、他のサポートされている区切り文字を参照してください。

    スマート・リスト

    「ラベルのエクスポート」または「名前のエクスポート」を指定します。

    密な動的メンバー(BSOキューブのみの場合)

    ブロック・ストレージ・キューブ(BSO)の場合、エクスポート中に密な動的計算メンバーを「含む」「除外」するかを選択します。

    次の点に注意してください。

    • 動的計算メンバーをエクスポート・データから除外すると、データ・エクスポート時のパフォーマンスが向上します。

    • 「含む」オプションが選択されている場合も、疎動的メンバーはエクスポートに含まれません。

    動的メンバー(ASOキューブのみの場合)

    集約ストレージ・キューブ(ASO)の場合、エクスポート中に動的計算メンバーを「含む」「除外」するかを選択します。

    注:

    動的計算メンバーをエクスポート・データから除外すると、データ・エクスポート時のパフォーマンスが向上します。

    小数

    エクスポート後のデータをフォーマットするための小数部の桁数(0-16)を指定するか、またはデフォルトの「なし」を選択してデフォルトの精度フォーマットを使用します。たとえば、「小数点以下の桁数」フィールドに小数値の「3」を指定すると、該当する場合はいつでも、小数点の右側に3桁の数字が表示されたエクスポート済データとなります。

    注:

    「なし」を選択すると、小数はデフォルトの精度設定に従ってフォーマットされ、「0」を選択すると、整数を表示するようにデータがフォーマットされます。たとえば、エクスポートしているデータの値が123.45678の場合は、「0」を選択すると、データが123として、「なし」を選択すると、データが123.45678としてエクスポートされます。

    暗黙の共有の無効化(BSOキューブのみの場合)

    ブロック・ストレージ・キューブ(BSO)の場合、親と子の行のデータが同じでも、このオプションを選択して子行をデータ・ファイルにエクスポートします。

    注:

    デフォルトでは、暗黙の共有はデータのエクスポート時に有効になります。これは、データがエクスポートされると、子行には親と同じデータが含まれるため、暗黙の共有関係が維持されて親行のみがエクスポートされることを意味します。ただし、子データ行をエクスポートする必要がある場合は、このオプションを選択して、子行をエクスポートできるように暗黙の共有関係を無効にできます。暗黙の共有の詳細は、フォームでの暗黙の共有の理解を参照してください。

    欠落データ・ラベル

    欠落値をフォームに表示する方法を指定します。16文字を超えないようにアルファベット値を入力します。値は# (番号記号)で始めることができます。値が入力されない場合は、#MISSINGにデフォルト設定されます。

    注:

    データのエクスポート・プロセスを実行してデータ・インポートのテンプレート・ファイルを作成し、データのエクスポート時にカスタムの欠落データ・ラベルを定義する場合は、データのインポート・プロセス時に定義した欠落データ・ラベルが、ここで定義するラベルと一致する必要があります。データのインポートを参照してください。

    スライス定義

    エクスポートするデータのスライスを選択します。

    注:

    集約ストレージ・キューブからデータをエクスポートし、複数のメンバーを同時にエクスポートする場合、選択したメンバーの少なくとも1つが非共有メンバーであることを確認してください。共有メンバーの個別のエクスポートは、基本メンバーの選択と同じなので可能です。ただし、子孫がすべて共有メンバーである親メンバーのレベル0の子孫の選択はディメンションからのメンバーの選択と同じではないので、エクスポートは実行されません。したがって、選択したメンバーのいずれかが非共有メンバーであることを確認する必要があります。

  4. オプション: 「ジョブとして保存」をクリックしてエクスポート操作を、ただちにまたは後で実行をスケジュールできるジョブとして保存します。

    注:

    • 「ジョブとして保存」は、「送信ボックス」を選択した場合にのみ使用できます。

    • 一度に最大5つのエクスポート・ジョブを実行できます。

    • エクスポート・ジョブをスケジュールするときは、各ジョブに対して一意の出力ファイル名を指定できます。

    • ジョブのスケジュールの詳細は、ジョブの管理を参照してください。

    ヒント:

    後続の「データのエクスポート」ジョブのジョブ作成プロセスを合理化するために、「名前を付けて保存」オプションを使用して既存のジョブを複製し、それを更新できます。ジョブの複製を参照してください。

  5. 「エクスポート」をクリックして、データ・エクスポート・ファイルの保存先を指定します。

注:

データ・エクスポート・ファイルのサイズを削減するために、フォームに全体が欠落値(#MISSINGなど)の行が含まれる場合、その行はデータ・エクスポート・ファイルから省略されます。

トラブルシューティング

ASOキューブから多数のデータ・セルをエクスポートするときにOracle Essbase問合せ制限エラーが発生した場合の問題のトラブルシューティングの詳細は、オペレーション・ガイドASOキューブからの大規模なデータ・エクスポートに関連する問題の対処を参照してください。