データ・ソース・ディメンションへの税金自動化ルールの追加

データ・ソース・ディメンションは、税金自動化ルールを格納するメンバーの作成に使用されます。税金自動化の各レベルのルールは、アプリケーションの作成時に生成され、TRCS_Tax Automation Rules階層の下にあるデータ・ソース・ディメンションに、レベル別に格納されます。次のルールは、そのままの状態で作成されます。

作成可能な追加のルール・メンバーのリスト。

ヒント:

勘定科目ごとに複数の自動化ルールが必要な場合は、さらに「税金自動化」メンバーを追加します。

必要に応じて、「税金自動化」メンバーを追加することもできます。新しいルール・メンバーを関連付けられている「税金自動化」フォームにロードする前に、それらのルール・メンバーをデータ・ソース・ディメンションの適切な親の下に作成する必要があります。作成可能な追加のルール・メンバーの数に制限はありません。

注:

  • データ・ソース・ディメンションの下に新しいルールを作成してから、DBのリフレッシュを実行する必要があります。
  • ルールは、階層に表示される順序で実行されます。税金自動化ルールは、国および地域の規定に対して定義でき、グローバル、法定住所、エンティティ、またはエンティティと地域などの様々な範囲で定義できます。税金自動化(国)の操作および税金自動化(地域)の操作も参照してください。

次の表は、様々な税金自動化ルールの範囲と、対応するデータ・ソースの親メンバーとフォームを示しています。

表23-1 税金自動化(国)

スコープ データ・ソースの親メンバー フォーム
グローバル・ルール TRCS_Globalルール 税金自動化(グローバル)
法定住所ルール TRCS_Domicileルール 税金自動化(法定住所)
エンティティ・ルール TRCS_Entityルール 税金自動化エンティティ

表23-2 税金自動化地域

スコープ データ・ソースの親メンバー フォーム
グローバル・ルール TRCS_Globalルール 税金自動化(グローバル地域)
法定住所地域ルール TRCS_Domicileルール 税金自動化(法定住所地域)
エンティティ・ルール TRCS_Entityルール 税金自動化エンティティ(全地域)
エンティティ・ルールと地域ルール TRCS_Entity地域ルール 税金自動化エンティティ(地域)

データ・ソース・ディメンションに新しい「税金自動化」メンバーを追加するには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」「概要」「ディメンション」タブの順にクリックします。
  2. 「ディメンション」タブをクリックし、「データ・ソース」ディメンションの下で、税金自動化ルールの格納に必要なデータ・ソース・メンバーを作成します。データ・ソース・ディメンションへの税金自動化ルールの追加を参照してください。
  3. 「メンバー・プロパティの編集: データ・ソース」タブで、「FCCS_Total Data Source」の下の「TRCS_Tax Automation Rules」に移動します
    TRCS税金自動化ルールは、データ・ソース・ディメンションの下にリストされます。
  4. 別のルールを追加する税金自動化ルール(TRCS_Global Rulesなど)を強調表示し、「子の追加」「子の追加」アイコンをクリックします。
  5. 「子の追加」ダイアログ・ボックスで、追加するメンバー数を入力し、「適用」をクリックします。
  6. 新規行で、新しいメンバーの次の情報を入力し、「保存」をクリックします。
    • 新しい税金自動化ルールのメンバー名を入力します(Global_Rule_2など)。親メンバーが移入されます。
    • デフォルト別名表の名前を入力します。

      注:

      システム定義のルール・メンバー(TRCS_Global Rule1)の後に、ユーザー固有のルール・メンバーを作成します。たとえば、グローバル・ルール1を最初に設定し、続いてグローバル・ルール2を、次にグローバル・ルール3を設定して、行の追加時に、次に使用可能なメンバーが特定されるようにします。
    • ユーザーが入力したルールは、接頭辞"TRCS_"で開始できません
  7. 新しいルールが階層に追加されます。

  8. 新しいルールを「税金自動化」フォームに追加します。最初の行の最初のセルを右クリックしてメニューを表示し、「税金自動化」すべての勘定科目の表示の順に選択して、税金勘定科目ごとに新しい空白ルールを追加する必要があります。このアクションは、永久差異勘定科目または一時差異勘定科目が追加されたときに実行する必要があります。次の項を参照してください: