中間税引当の概要

税率は、四半期、年などのサマリー期間について年初に生成されます。管理者またはパワー・ユーザーは、月次や非年末などの中間税期間を作成し、年間推定有効税率(AEETR)に基づいて中間期間の当期税金および繰延税金を見積もることもできます。

機能を使用するには、中間引当合計AEETRおよび詳細AEETRを有効にする必要があります。「中間引当」をまだ有効にしていない場合、次のいずれかの方法を使用して機能を有効にします。

中間引当機能が有効な場合、アプリケーションの作成ウィザードで「合計AEETR」または詳細AEETR、あるいはその両方を選択できます。中間を有効にする場合、AEETR計算タイプの選択は必須です。この機能を有効にすると、TRCS_Interim Forecastシナリオ・メンバーも作成され、中間引当での予測に使用されます。

中間税の引当を行う前に、ユーザーは当期引当フォームにNIBTデータを入力する必要があります。年間推定有効税率を有効にすると、シナリオ・ディメンションのTRCS_InterimForecastメンバーから見積税率が自動的に取得されます。TRCS_InterimForecastは次のフォームで使用されます。

  • 当期引当予測
  • 繰延税金予測
  • 連結ETR予測

TRCS_InterimForecastシナリオの当期税金および繰延税金の税率を手動で入力する必要もあります。システムで、実効税率を使用して税金が計算されます。

オプションの選択に基づいで、AEETRの計算方法を選択できます。

  • 合計AEETR - このオプションを選択して、予測シナリオの連結有効税率から合計AEETRの値を取得します。合計AEETRで調整できます。

    合計税金AEETR(%) = 予測シナリオの連結実行税率

  • 詳細AEETR - このオプションを選択して、当期税金と繰延税金を足し、予測シナリオの税金合計を表示します。当期および繰延税金を調整できます。
    詳細AEETRの計算

    合計、詳細または両方を選択できます。

アプリケーション作成ウィザード(ACW)から、あるいは中間引当の有効化機能からの中間税引当勘定科目は、次に示すように勘定科目ディメンション下に格納されます。
勘定科目ディメンションでの税金中間引当メンバー。

中間税引当は、国と地域の両方の税引当に適用されます。年間推定有効税率(AEETR)は、連結税率照合から取得され、地方税および地方税の連邦給付が適宜考慮されます。すべてのエンティティが計算に参加します。

税効果ベースで追加の個別調整を入力することができます。

必要に応じて、損失エンティティが中間引当の計算に参加しないようにできます。中間引当からの損失エンティティの除外を参照してください。

計算された税および個別項目の純額は、中間引当税額とみなされます。すべての情報を入力したら、中間引当フォームの連結を実行し、合計中間税引当を計算します。

中間税引当の生成に概説されているように中間税引当を生成します。