アカウントのコンタクトへのリンク

Eloquaのインスタンス内で特定のコンタクト・フィールドを特定のアカウント・フィールドにマップすることで、アカウントをコンタクトにリンクできます。その後、アカウントにリンクされているコンタクトのすべての重要なアクティビティをそのアカウントに関連付けることができます。またリンクは、キャンペーンに関連している会社(アカウント)に基づいてターゲットとするオーディエンスをすばやく構築できるため、特にセグメントを作成する場合にも役立ちます。

Eloquaでコンタクト・フィールドとアカウント・フィールドをリンクすると、リンクされたフィールドのそれぞれの値が同一である場合にのみコンタクトとアカウントの間の関連付けが確立されます。たとえば、Eloquaのインスタンス内で「会社」コンタクト・フィールドを「会社名」アカウント・フィールドとリンクすると、これらのフィールドの値が一致している場合にのみ正しい関連付けがレコードに反映されます。

: リンクしていると、「会社名」アカウント・フィールドに「Acme Corp」を含むアカウントがある場合、「会社」コンタクト・フィールドに「Acme Corp」を含むすべてのコンタクトがそのアカウントにリンクされます。

ただし、それらのコンタクトのいずれかが「会社名」アカウント・フィールドとは異なる「Acme Corporation」や「Acme」のような値を含んでいた場合、そのコンタクトは(相違が解消されるまで)そのアカウントに関連付けられません。常にレコードの値が正確であることが非常に重要です。

アカウント・リンクはシステム全体に影響するものであるため、指定されたコンタクト・フィールドとアカウント・フィールドの間の関係はEloquaのインスタンス全体に適用されます。複数のコンタクトが単一のアカウントと組み合わされるため、リンク用に選択したアカウント・フィールドでは一意の識別子を使用する必要があります。つまり、フィールドに完全に同じ値を含むアカウントが複数ある場合、そのフィールドはリンクする前の依存関係の確認で拒否されます。

重要: いったんEloquaで2つの種類のフィールドをマップすると、そのマッピングを元に戻すことはできません。

アカウントをコンタクトにリンクする手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「アカウント・リンク」をクリックします。

    「アカウント・リンク」ページがオープンします。

  2. 「マッピングによるリンク」オプションを選択します。この選択の結果として追加のオプションが表示されます。

  3. 目的のコンタクト・フィールドを選択します。

    1. 「コンタクト・フィールド」検索ボタン 「コンタクト・フィールド」検索ボタンのイメージです。 をクリックします。
    2. コンタクト・フィールドを検索します。「検索」フィールドにフィールドの名前を入力できます。入力後、「検索」をクリックします。

      または、「すべて表示」をクリックしてデータベース内のすべてのコンタクト・フィールドのリストを取得するか、「新規作成」をクリックして完全に新しいフィールドを作成します。

    3. 下部の検索結果でコンタクト・フィールドをクリックします。
    4. 「OK」をクリックします。
  4. 目的のアカウント・フィールドを選択します。

    重要: アカウント・フィールドには、データベース内に重複がないそのフィールドの一意の値が含まれている必要があります。つまり、「会社名」フィールドに「Acme」を含むアカウントが2つある場合、「会社名」はリンクに無効なフィールドとして拒否されます。

    ヒント: CRM統合が設定されている場合、CRMアカウントIDというフィールドがコンタクトとアカウントの両方に存在します。CRMアカウントIDはアカウントごとに一意ですが、アカウントから導出されたすべてのコンタクトで共有されます。そのため、CRMアカウントIDコンタクト・フィールドとCRMアカウントIDアカウント・フィールドをリンクすると、そのCRMからデータベースに入力されたコンタクトは自動的に対応するアカウントと同期されます。

    1. 「アカウント・フィールド」検索ボタン 「アカウント・フィールド」検索ボタンのイメージです。 をクリックします。「エンティティ・フィールド検索」メニューが新しいウィンドウでオープンします。
    2. アカウント・フィールドを検索します。「検索」フィールドにフィールドの名前を入力できます。入力後、「検索」をクリックします。または、「すべて表示」をクリックしてデータベース内のすべてのアカウント・フィールドのリストを取得するか、「新規作成」をクリックして完全に新しいフィールドを作成します。
    3. 下部の検索結果でアカウント・フィールドをクリックします。
    4. 「OK」をクリックします。
  5. (オプション)大/小文字を区別した照合を実行するオプションを選択または選択解除します。これは、会社の名前の大/小文字の区別が慣習に従っていなかったり代替可能である場合に役立つことがあります。

  6. (自動) Eloquaによって「一意アカウントの検証」が実行されます。このプロセスでは、選択したアカウント・フィールドで現在同じ値を使用しているアカウントがないことを確認します。

    緑色のチェック・マーク 検証が成功したことを示す緑色のチェック・マーク・アイコンのイメージです。 は検証に成功したことを示します。

    赤い 検証が失敗したことを示す赤色のxアイコンのイメージです。 は検証に失敗したことを示します。検証に失敗した場合は、「表示」をクリックして新しいウィンドウで重複リストを確認し、必要に応じて調整します。

  7. (自動) Eloquaによって「アカウント依存関係の確認」が実行されます。このプロセスでは、プログラム・ビルダーまたはプログラム・キャンバスで構築されたプログラムを使用してアカウント・リンクを自動化するプログラム・ステップの衝突を検索します。緑色のチェック・マーク 検証が成功したことを示す緑色のチェック・マーク・アイコンのイメージです。 は確認に成功したことを示し、赤色の 検証が失敗したことを示す赤色のxアイコンのイメージです。 は確認に失敗したことを示します。依存関係の確認に失敗した場合は、そのプログラムにナビゲートし、該当のプログラム・ステップを削除する必要があります。
  8. 両方の確認に成功した場合は、右下隅にある「適用」をクリックします。

システム・マッピング・プロセスが開始します。これは完了までに丸1日かかる可能性があります。

関連項目

アカウント