A/Bテスト・キャンペーン
A/Bテストは、変換率を上げ、オーディエンスの詳細を知るための最も簡単な方法の1つです。A/Bテストでは、Eメールのコントロール・バージョン(A)を異なるバージョン(B)に対してテストし、どちらが適切かを測定します。目標に応じて、A/Bテストは件名行、コンテンツおよび行動喚起の効果などを測定するために役立ちます。
重要: Oracle Eloquaでは、EメールのA/Bテストを行うためのワークフローが提供されます。複数ステップ・キャンペーンのA/Bテストを行う場合は、Toplinersで投稿を確認し、他のユーザーがどのように行っているかを参照してください。
A/Bテストの詳細を参照してください。
A/Bテストの開始前
- A/Bテストの目的を識別します。通常は、テストするEメールの要素を1つ識別します。たとえば、件名行、ヘッドライン、行動喚起などのコンテンツ要素や、色の選択、ボタン設計などの設計要素に重点を置くことができます。このブログ投稿は、テストする機能の識別に役立ちます。A/B Test Plannerはプランの作成に役立ちます。
- A/Bテストの効果の測定に使用するメトリックを識別します。テストを設定するときに、Oracle Eloquaでは勝者Eメールを決定する1つのメトリックを識別できます。勝者メトリックは、オープン合計、一意のオープン数、クリック合計、一意のクリック数、変換合計、クリックスルー・レートのいずれかです。テストの目標に適したメトリックを選択します。高いエンゲージメントを求めている場合は、オープン数またはクリック数に重点を置きます。目標達成に重点を置く場合は、変換合計メトリックの方が適している場合があります。これらのメトリックがどのように計算されるかの詳細は、 キャンペーン・レポートおよびメトリックを参照してください。
- テスト結果の信頼性を確信できる十分な数のコンタクトにA/BテストEメールを送信します。セグメントのサイズ、Eメールのコンテンツおよび時間的制約は、適切なテスト・グループ・サイズを決定するのに役立ちます。
- A/Bテストの結果の取得および共有を計画します。他のユーザーが新たな発見の恩恵を受けるようにします。
- A/Bテストは、開始後に変更できません。アクティブなA/Bテストの変更で、この情報を確認してください。
A/Bテスト・キャンペーンの作成
「単純なEメール・キャンペーン」ウィザードを使用して、A/Bテストを作成し、2つのテストEメールをセグメントの一部に送信できます。
A/Bテスト・キャンペーンを作成する手順は、次のとおりです。
- 「オーケストレーション」
にナビゲートして、「キャンペーン」をクリックします。 - 「単純なEメール・キャンペーンの作成」をクリックします。
単純なEメール・キャンペーンの設計ウィザードがオープンします。
- 設計ウィザードのステップ1を完了します。A/Bテストに名前を付け、「A/Bテスト」を選択します。
- 設計ウィザードのステップ2を構成して、テストに含めるセグメントを指定します。後で、テストに含めるセグメントの比率を指定します。
セグメントを追加した後、セグメントに含まれるコンタクトの数が表示されます。コンタクトをリフレッシュするには、
をクリックします。ヒント: ウィザードを構成すると、Oracle Eloquaによって構成が検証されます。エラーのあるステップには、警告記号
が表示されます。警告記号をクリックしてエラーの詳細を表示します。 - 設計ウィザードのステップ3を構成して、テストで使用するEメールを指定します。
- 設計ウィザードのステップ4を構成して、テスト・オーディエンスのサイズおよび勝者Eメールを決定するメトリック(オープン合計、クリック合計など)を指定します。
- A/Bテストに参加させるセグメントの比率を構成するには、スライダをドラッグします。次の例では、セグメントの50%が参加します。セグメントの25%がコントロールEメール(A)を受信し、25%がテストEメール(B)を受信します。
- 最高のパフォーマンスを示したEメールを決定するメトリックを選択するには、「勝者メトリック」を選択します。後で、勝者Eメールを残りのセグメントに自動的に送信するかどうかを構成できます。
- A/Bテスト・キャンペーンの実行期間を構成します。テストの実行期間を時間数、日数、週数または月数で設定するか、終了日を設定できます。「勝者バージョンを自動的に送信」オプションを選択した場合は、このテスト時間の終了後に勝者Eメールが送信されます。
- 設計ウィザードのステップ5を構成して、A/Bテスト・キャンペーンをいつ起動するかを指定します。
- キャンペーンをアクティブ化した直後に開始するには、「今すぐ送信」をクリックします。
- キャンペーンを特定の日時に開始するには、「後で実行するようにスケジュール」をクリックし、キャンペーンを開始する日時を指定します。
- 「拡張送信オプション」をクリックして、追加設定を構成します。
- 署名の使用: Eメールに署名を追加します。
- List-Unsubscribeヘッダーを含める: 登録解除ヘッダーをEメールに追加します。
- 送信を小規模なバッチに分割: Eメールの送信を小規模なバッチに分割します。使用する期間は、セグメントのサイズによって異なります。設定する期間がわからない場合は、1時間当たり約1000通のEメールから開始します。したがって、3000のセグメントの場合、Eメールを3時間で送信すると1時間当たり1000通が送信されます。
- 特定の日および時間中のみ送信: Eメールをいつ送信するかを指定します。たとえば、このオプションを使用して、ピーク時以外または設定した最適な時間にのみ送信します。
- 過去の受信者へのEメールの再送信の許可: このEメールを過去の受信者に再送信できます。通常は、重複するEメールをコンタクトに送信しないようにするために、このオプションは選択しません。
- 追加のキャンペーン・フィールドを構成する場合は、「処理」
、[設定]の順にクリックします。ここで、製品、国などの会社に必要なキャンペーン・フィールドを設定し、CRM同期またはクローズド・ループ・レポート設定を変更できます。注意: Eメールの送信が1回のみであるため、設定「コンタクトがキャンペーンを複数回入力するのを許可します。」はA/Bテストには適用されません。
- 「保存」をクリックします。
- 「キャンペーンのアクティブ化」をクリックします。指定したEメール配信設定に従って、キャンペーンが起動します。
注意: キャンペーンをアクティブ化する前に、すべてのエラーを解決する必要があります。
Oracle Eloquaにより、Eメールが送信されるか、または設定したスケジュールに従って送信されます。キャンペーンのステータスは、ACTIVEまたはSCHEDULEDに変わります。ACTIVEまたはSCHEDULEDになると、キャンペーンを変更できません。アクティブなキャンペーンまたはスケジュール済キャンペーンの変更の詳細を参照してください。
キャンペーンがACTIVEになった後、Eメールのパフォーマンスをリアルタイムで表示できます。最新の情報を表示するには、「リフレッシュ」をクリックします。Eメールに含まれるか、または除外されたコンタクトの詳細を表示するには、「関係者の表示」をクリックします。
テストの完了後にキャンペーンに戻り、勝者Eメールを手動で選択できます。勝者Eメールを残りのセグメントに自動的に送信した場合は、勝者Eメールのパフォーマンスを監視できます。詳細は、A/Bテストの結果についてを参照してください。
アクティブなA/Bテストの変更
A/Bテストは、ACTIVEまたはSCHEDULEDになった後は変更できません。変更する必要がある場合は、次のことを考慮します。
- SCHEDULEDのテスト・キャンペーンは、スケジュールが取り消された後にのみ変更できます。
- ACTIVEのテスト・キャンペーンを非アクティブ化することはできません。テストEメールの送信を停止する場合は、キャンペーンを取り消す必要があります。その後、テスト・キャンペーンをコピーして、必要な変更を加えることができます。「過去の受信者へのEメールの再送信の許可」設定を使用して、コンタクトに同じEメールが再送信されないようにします。