セグメントからのコンタクト・リストの作成
Oracle Eloquaでは、セグメントのフィルタまたはリストを使用して、静的コンタクト・リストを作成できます。その後、他のユーザーがOracle Eloqua全体で使用できるようにコンタクト・リストを共有したり、他の方法でリストを使用できるようにエクスポートできます。セグメントからコンタクト・リストを作成できる方法について、いくつかの例がここに示されています。
次のオプションを使用して、セグメントのフィルタおよびリストから新しいコンタクト・リストを作成できます。
セグメント・フィルタのフラット化
単一フィルタからコンタクト・リストを作成するには、そのフィルタをフラット化します。新規コンタクト・リストには、フィルタがフラット化された時点でフィルタ基準を満たしていたすべてのコンタクトが含まれます。サンプル・シナリオを示します。
複数のフィルタを結合して1つのコンタクト・リストを作成する場合は、フィルタをマージ、共通化または切り捨てる必要があります。
セグメント・フィルタをフラット化する手順は、次のとおりです。
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「オーディエンス」 にナビゲートし、「セグメント」をクリックします。
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既存セグメントをオープンするか、新規セグメントを作成します。
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フラット化するセグメント・フィルタを右クリックして、「フラット化」をクリックします。
フィルタがコンタクト・リストに変換されます。
- 新しいコンタクトをダブルクリックして、わかりやすい名前または摘要を指定します。
- その後、リストを共有したり、エクスポートできます。
セグメントのフィルタおよびリストのマージ、共通化または切捨て
新しいコンタクト・リストを作成するには、セグメントのフィルタおよびリストを結合します。これを実行する場合、次のいずれかのオプションを使用して、最終的なコンタクト・リストの生成方法を決定します。
- マージ: 選択したフィルタおよびリストからのすべてのコンタクトを、新しいコンタクト・リストに結合します。重複は最終的なリストから削除されます。このことは、繰り返しや、複数のフィルタおよびリスト間での重複の排除に役立ちます。サンプル・シナリオを示します。
- 共通化: 選択したフィルタおよびリストからのすべてのコンタクトを結合し、共通のコンタクトのみを保持します。サンプル・シナリオを示します。
- 切捨て: 選択したフィルタおよびリストからのすべてのコンタクトを結合し、選択したいずれかのフィルタまたはリストに一意のコンタクトのみを保持します。サンプル・シナリオを示します。
前提作業:
結合するフィルタおよびリストはすべて、同じセグメントの一部である必要があります。異なるセグメントにある場合は、それらを新しいセグメントに追加して、フィルタおよびリストをマージ、共通化または切捨てできるようにします。
セグメント基準をマージ、共通化または切り捨てる手順は、次のとおりです。
- 「オーディエンス」 にナビゲートし、「セグメント」をクリックします。
- 既存セグメントをオープンするか、新規セグメントを作成します。
- 標準のキーボード・ショートカットを使用して、マージ、共通化または切捨てに含める各フィルタまたはリストを選択します。
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コンポーネントを右クリックして、次のオプションのいずれかをクリックします。
- マージ: マージされたフィルタおよびリストからのすべてのコンタクトを含むコンタクト・リストが作成されます。
- 共通化: すべての基準に共通したコンタクトを含むコンタクト・リストが作成されます。
- 切捨て: 切り捨てる対象として、ドロップダウン・リストからフィルタまたはリストの1つを選択します。指定された基準に一意のコンタクトを含むコンタクト・リストが作成されます。
選択したフィルタおよびリストは、新しいコンタクト・リストに結合されます。元のフィルタまたはリストは影響を受けません。
- 新しいコンタクトをダブルクリックして、わかりやすい名前または摘要を指定します。
- その後、リストを共有したり、エクスポートできます。
例
セグメント・フィルタのフラット化
英語を話さないシカゴのコンタクトのみを含めるように設計されたセグメントがあります。このセグメントをキャンペーンに含めますが、新しいコンタクトは含めません。このフィルタをコンタクト・リストに変換するには、このフィルタをフラット化します。コンタクト・リストであるため、このセグメントには新しいコンタクトが追加されなくなります。
セグメント基準のマージ
組織はマーケットを拡大しており、シカゴとニューヨークの英語を話さないコンタクトのコンタクト・リストを設定する必要があります。現在のセグメントでは、シカゴの英語を話さないコンタクトのフラット化されたリストがあり、ニューヨークの英語以外の言語を話すコンタクトを検出するフィルタがあります。
現在、これらの都市を単一のコンタクト・リストに結合する必要があります。2つの基準をマージすることで、フィルタおよび既存のリストからのすべてのコンタクトを含む1つのコンタクト・リストを作成できます。重複は削除されます。
セグメント基準の共通化
組織では、現在、以前に作成したシカゴとニューヨークの英語を話さないコンタクトのリスト内の、AppleまたはOracleで働くコンタクトのコンタクト・リストを作成する必要があります。2つの会社のフィルタを作成し、コンタクト・リストによる共通化操作を使用して、両方の基準に含まれるコンタクトを判断します。この方法は、場所基準を再使用できるため、チェックする必要がある会社が多い場合は特に効果的です。
セグメント基準の切捨て
今度は、AppleまたはOracleで働いていない、シカゴとニューヨークの英語を話さないコンタクトのコンタクト・リストを作成する必要があります。以前に作成したフィルタおよびリストを使用して、切捨て操作により、場所フィルタで一意のコンタクトを特定します。これにより、AppleまたはOracleで雇用されていない、シカゴおよびニューヨークのコンタクトのコンタクト・リストが作成されます。