SalesforceユーザーのOracle Eloquaとの同期について
組織がOracle Eloqua Identity Cloud Service for Salesforce.comを購入した場合は、SalesforceユーザーをOracle Eloquaと同期して、Salesforceユーザーがシングル・サインオンを使用してログインできるようにすることができます。
ユーザー・アカウントの作成プロセス
シングル・サインオンの構成プロセスでは、SalesforceとOracle Eloquaの間の通信にSalesforceアカウントが使用されます。通常、これはCRM統合に設定されたものと同じSalesforceアカウントです。SalesforceプロファイルをOracle Eloquaセキュリティ・グループにマップすることで、Salesforceユーザーが確実にOracle Eloquaに対する正しいアクセス権を持つようにします。
シングル・サインオンの設定が完了すると、次のことが行われます。
- SalesforceプロファイルがOracle Eloquaのセキュリティ・グループにマップされているすべてのユーザーが、Salesforceシングル・サインオン資格証明を使用してOracle Eloquaにログインできるようになります。
- Salesforceユーザーがシングル・サインオンを使用してOracle Eloquaにログインすると(Salesforce内からOracle Eloqua Profilerへのアクセスを含む)、Oracle Eloquaによって自動的に、そのユーザーのユーザー・アカウントがOracle Eloqua内に作成されます。
- Oracle Eloquaにより、SalesforceユーザーIDを使用してユーザー・アカウントとSalesforceアカウントがリンクされます。ユーザーのSalesforceプロファイルに基づいて、適切なセキュリティ・グループ・アクセス権がユーザーに付与されます。
- SalesforceユーザーがOracle Eloquaにアクセスするたびに、Oracle Eloquaによりユーザー・アカウントが更新されます。ユーザーがSalesforceでOracle Eloqua Profilerをオープンしたときにもこの更新が行われます。この更新によって、ユーザーが常にSalesforceユーザー・プロファイルに基づくOracle Eloquaへの適切なアクセス権を持っていることが保証されます。
ユーザー・アカウント保守
Salesforceを使用したシングル・サインオンを有効にした後は、引き続きSalesforceでユーザーを保守します。Oracle Eloquaは、ユーザーがOracle EloquaにログインするたびにSalesforceアカウントをOracle Eloquaアカウントと同期します。Salesforceでアカウントを無効にするか削除すると、そのユーザーはOracle Eloquaにアクセスできなくなります。
Oracle Eloquaユーザー・アカウントは引き続き作成できます。たとえば、Oracle Eloquaのみにアクセスを制限する必要があるユーザーがいる場合は、Oracle Eloquaでユーザー・アカウントを設定して、そのアカウントをSalesforceとは独立させておくことができます。この場合、ユーザーはサイトの会社名および自分のOracle Eloquaログイン資格証明を使用して、https://login.eloqua.comのログインからOracle Eloquaにアクセスします。
既存のOracle Eloquaアカウントがあり、これをシングル・サインオンのためにSalesforceアカウントにリンクする必要がある場合は、そのリンクを手動で作成することもできます。詳細は、Salesforceへの既存のOracle Eloquaユーザーのマッピングを参照してください。
ユーザー・アカウントの制限
Oracle Eloquaの購買契約によっては、ユーザー・アカウント数に制限がある場合があります。これにはすべてのタイプのユーザー(販売およびマーケティング)が含まれます。この制限を超えると、アカウント・マネージャから連絡があります。Oracle Eloquaユーザー数を減らす必要がある場合は、Oracle EloquaアカウントからSalesforceユーザーをリンク解除して、Oracle Eloquaでアカウントを無効にできます。詳細は、Salesforce SSOユーザーのリンク解除を参照してください。