サプリメンタル表の作成
サプリメンタル表には、キャンペーン・メッセージまたはフォーム・ドキュメントをパーソナライズするために抜き出すことができる各レコードの関連情報が保存されます。データ抽出フィールドを使用して、1つ以上のサプリメンタル・データ・ソースを配布リストと組み合わせることができます。集計データが保存されるプロファイル拡張表(PET)とは異なり、サプリメンタル表では非集計データが保持されます。たとえば、田中一郎は複数の参照を実行した、複数回購入したなどです。
デフォルトでは、Oracle Responsysではアカウントごとに250個のサプリメンタル表が許可されます。一時的にのみ必要なサプリメンタル表には失効日を設定します。
ヒント: 19A以降にプロビジョニングされた新しいアカウントについては、システム管理者が、業種に基づいて、アセットの事前定義済セット(プロファイル・リスト、PETおよびサプリメンタル表)をアカウントに自動的に含めるように選択できます。詳細は、事前ロード・データ・アセットを参照してください。
いくつかの異なる方法でサプリメンタル表を作成できます。
- 他のプログラムから、カンマ区切りまたはタブ区切り形式で保存した表をインポートします。
- 表のフィールドを指定して、空の表を作成します。
- ドキュメントからフィールド定義を抽出して、空の表を作成します。
主キー
主キーは、表内のレコードを一意に識別します。たとえば、サプリメンタル表に受信者の購入に関する情報が保存される場合は、受信者のEメール・アドレスを主キーとして使用して、その受信者に属する各購入を識別できます。または、たとえば、サプリメンタル表に製品カタログが保存される場合は、製品のSKU番号または製品IDを主キーとして使用して、製品を識別できます。
データ抽出キー
Responsysでは、データ抽出キーを次のように使用できます。
- サプリメンタル表とキャンペーンまたはフォームのプロファイル表の間の外部キー。
詳細
キャンペーンまたはフォームでのパーソナライズのために、サプリメンタル表のレコードとプロファイル・リストのレコードを照合する場合に、データ抽出キーが外部キーとして使用されます。
注意: 指定されたデータ抽出キーの列名がサプリメンタル表とプロファイル・リストの両方に存在する場合にのみ、データ抽出キーはパーソナライズ用に機能します。たとえば、データ抽出キーのために、サプリメンタル表のCITY列とプロファイル表のHOME_CITY列を照合することはできません。
サプリメンタル表が非参照データ・ソースとしてキャンペーンによって参照される場合、またはフォームの事前入力データで宣言される場合は、使用されるパーソナライズ・データは、データ抽出キーの値がプロファイル・リストの受信者の値と一致する、データベースで見つかった最初に一致するレコードから取得されます。
- 特定のサプリメンタル表に対するフォーム送信のマージで使用される一致キー。
詳細
データ抽出キーが一致キーとして使用される場合は、サプリメンタル表をターゲットするフォーム・ルールによって、サプリメンタル表にフォーム送信データを保存することが目的です。Responsysでは、フォームからのデータ抽出キーの値と、サプリメンタル表のデータ抽出キーの列の値との照合を試みます。一致が発生した場合は、サプリメンタル表の最初に見つかったレコードが、フォーム・データによって更新されます。一致が発生しなかった場合は、Responsysによって、サプリメンタル表の新しいレコードとしてフォーム・データが挿入されます。
注意: 1つ以上の入力データ名が、サプリメンタル表の1つ以上のデータ抽出キーの列名と一致する必要があります。
注意: 複数の列をデータ抽出キーとして宣言すると、コンポジット・キーが作成されます。つまり、一致を取得するために、プロファイル・リストとサプリメンタル表で列のすべての値が同じである必要があります。サプリメンタル表で複数のデータ抽出キーの列を宣言しても、一致プライオリティは確立されません。データ抽出キーを介してプライオリティ一致ルール・セットを確立することはできません。
推奨される使用方法
単一のサプリメンタル表内の複数の修飾レコードの列挙に基づいて単一のメッセージをパーソナライズする場合は、データ・ディレクティブを使用します。たとえば、受信者の市区町村に一致するすべてのストアをリストできます。この場合、キャンペーン・データ・ソースの参照表としてサプリメンタル表を宣言します。フォームの場合、フォームの事前入力データにはサプリメンタル表を追加するかわりに、lookuprecords()ビルトイン関数を介してサプリメンタル表を参照します。