機能構成の構成
Oracle Utilities Application Frameworkベース・アプリケーションの一部の機能は、機能構成のオプションを移入することにより構成されます。たとえば、実装でOracle Utilities Customer Care and Billingのバッチ・スケジューラを使用する場合は、バッチ・スケジューラの機能構成の各種オプションを移入する必要があります。
Oracle Utilities Meter Data Managementでは、次のタイプの機能構成を使用します(これらの各オプションの詳細は、「機能構成」ポータルの詳細摘要を参照してください)。
測定データ・オプション
「測定データ・オプション」を使用して、次のようなIMDの定期推定に関連する動作を定義します。
- 最新の使用可能測定を取得する過去の時間数: このオプションをスカラー定期推定で使用して、最新の連続測定が計量コンポーネントで初期化されるときに既存の測定をどの程度まで過去に遡って検索するかを制限します。これは、定期推定のために初期化されていない多数の計量コンポーネントに対して初めてスカラー定期推定を実行するときに、システムで過去に遡る多数の問合せが無制限に実行されて、パフォーマンスが低下しないようにするためです。
Business Intelligence構成
「Business Intelligence構成」を使用して、Oracle Utilities Meter Data ManagementをOracle Utilities Business Intelligenceと統合するときに使用される外部データ・ソース・インジケータを定義します。外部データ・ソース・インジケータを使用すると、ビジネス・インテリジェンス抽出で外部識別子とソース外部システムを正しくリンクできます。「データ・ソース・インジケータ」オプションの値は、外部システムのインストール・オプションの「環境ID」と一致する必要があります。
システム構成全般
この機能構成はOracle Utilities Application Frameworkによって所有されていますが、Oracle Utilities Meter Data Managementに固有に作成された重要な複数のオプション・タイプがあります。
- 複数タイム・ゾーン・サポート: デフォルトでは、インストールは単一タイム・ゾーン内で動作するものとみなされます。複数タイム・ゾーン機能を有効にするには、このオプションを定義して「D1YS」に設定する必要があります。
- CCBリンクURL: このオプションは、Oracle Utilities Customer Care and Billingにハイパーリンクするための宛先URLを指定するために使用します。
- トレース・オン・フラグ: 処理中のすべての初期測定を自動的にトレースするように設定できます。注意: 初期測定でトレースが明示的に無効になっている場合、トレースは発生しません。これは、トレース・フラグを直接設定できない自動化されたプロセスによって作成された初期測定をトレースする場合に役立ちます。
- システム上書き日 : このオプション・タイプは、Oracle Utilities Application Frameworkによって提供されますが、本番前のテストで非常に役立ちます。設定されている場合、すべてのユーザーのシステム日時が上書きされます。この書式はYYYY-MM-DDとして入力する必要があります。たとえば、2010年1月1日は2010-01-01となります。
複数タイム・ゾーン・サポートを設定する方法の詳細は、「複数タイム・ゾーン・サポートの構成」を参照してください。