複数タイム・ゾーン・サポートの構成
デフォルトでは、システムでは操作が単一のタイム・ゾーンで発生することが想定されています。このことには、次のような全体的な影響があります。
- すべてのマスター・データに、基準タイム・ゾーンと同等のタイム・ゾーンが必要です。このため、すべてのマスター・データに同じタイム・ゾーンが設定され、そのタイム・ゾーンが基準タイム・ゾーンになります
- すべてのマスター・データ・タイム・ゾーンが基準タイム・ゾーンと同じであるという認識を前提として、高ボリュームの処理中に、特定の論理的複雑さが回避されます。
実装が複数のタイム・ゾーン内に配置されている場合、複数タイム・ゾーン・サポート機能構成が有効になっている必要があります。こうすると、システム内に構成された任意のタイム・ゾーンを使用してマスター・データを定義できるようになります。また、マスター・データ・タイム・ゾーンと基準タイム・ゾーンの間でタイム・ゾーンを変換するためのロジックも有効になります。
この機能構成ポータルには、「管理」 > 「全般」 > 「機能構成」からアクセスできます。
表示された結果のリストから、システム構成全般機能タイプの機能名を選択します。複数タイム・ゾーン・サポート・オプション・タイプの場合は、複数タイム・ゾーンをオンにする値として「D1YS」を入力します。
機能処理が複数タイム・ゾーン・サポートによって受ける影響の詳細は、「複数タイム・ゾーン・サポート」を参照してください。