システム上書き日

システムには、オンライン操作で使用されるシステム日付を上書きする方法が用意されています。この機能は、サーバー管理者が環境プロパティでこの機能を有効にした場合に使用できます。環境プロパティの構成方法は、サーバー管理ガイドを参照してください。システム日付の上書き機能は、本番環境にはお薦めしません。

「システム構成全般」機能構成の下にある「システム上書き日」オプション・タイプによって、アプリケーションが(データベースからシステム日付を取得するかわりに)グローバル・システム日付として使用する日付が保持されます。この機能は、一定期間にわたってシステム日付を進める必要があるテストを実行する際に特に便利です。

システム上書き日機能は、ユーザー・レベルでも使用できます。これは、ユーザーが環境内の他のユーザーに影響を与えることなく、システム日付を上書きしてテストを実行する場合に便利です。ユーザーのシステム日付を上書きするには、「ユーザー — 特性」ページを開き、特性の値をYYYY-MM-DD書式で希望する日付に設定した「システム上書き日」特性タイプを追加します。

システム上書き日付が機能構成レベルとユーザー・レベルの両方に定義されている場合は、ユーザー・レベルで設定された日付が優先されます。