ユーザー・インタフェース(UI)マップ

ユーザー・インタフェース(UI)マップは、ポータル・ゾーンおよびビジネス・プロセス・アシスタント(BPA)スクリプト内にレンダリングするHTMLを保持しています。UIマップを使用すると、実装で、顧客のビジネス慣行に類似した入力フォームおよび出力マップを作成できます。つまり、UIマップは、ビジネス・オブジェクトおよびビジネス・サービスの取得および表示を容易にするように設計されています。

UIマップは、単一のHTMLドキュメントとXMLスキーマがペアとなったリポジトリで、ここでは、HTMLドキュメントで表示または変更(あるいはその両方)するデータはスキーマによって定義されます。UIマップHTMLには、HTMLドキュメントでサポートできる任意の方法で表示を作成する機能(JavaScriptや完全なCSS機能を含む)が用意されています。

UIマップに対する構成ツールのサポートでは、HTMLとの間でXMLドキュメントを挿入および抽出する機能が中心となります。HTMLおよびJavaScript機能に対する特殊なサポートの詳細は、「UIマップ属性および関数」を参照してください。

1顧客のビジネス・オブジェクトを表示するHTML
顧客のビジネス・オブジェクトを表示するHTML
2 レンダリングされた顧客のHTML(ゾーン向けの出力データ)
レンダリングされた顧客のHTML

UIマップは通常、ポータル・ゾーンと連携して使用される場合は出力表として作成されますが、詳細は、「マップ・ゾーン」を参照してください。ビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプト内で参照されるUIマップは通常、データの取得および更新のためにフォームとして作成されます。

3 レンダリングされたHTML入力フォーム(BPAスクリプト用)
レンダリングされたHTML入力フォーム

ポータル・ゾーンは、ゾーン・ヘッダーに対するUIマップを参照できます。また、UIマップを利用してフィルタ領域を定義できます。このタイプのUIマップは、完全なHTMLドキュメントではありませんが、かわりにUIマップのフラグメントとして構成されます。

注意: UIマップのヒント。コンテキスト依存の「UIマップのヒント」ゾーンがUIマップ・メンテナンス・ページに表示されます。このゾーンには、有効なスキーマ構文とUIヒント構文に関連するヘルプ・トピックを1回のクリックで起動する複数のリンクが用意されています。
注意: HTMLの編集。HTMLは、様々なHTMLエディタを使用してUIマップを切り取ったり、貼り付けることで構成できます。また、ゾーンには、マップのデータ・スキーマの構成時に使用可能なXMLスキーマ・ノードと属性の全リストが表示されます。