供給中止ストーム・モードの構成
この項では、供給中止ストーム・モードの構成プロセスについて説明します。
注意: 機能の詳細は、『Oracle Utilities Meter Solution Business User Guide』の「供給中止ストーム・モードの概要」の項を参照してください。
マスター構成設定
供給中止ストーム・モードの構成は、マスター構成を追加または変更することによって実行されます。ポータルには、「管理」 > 「全般」 > 「マスター構成」からアクセスできます。
「マスター構成」検索画面が表示されたら、「メーター・データ管理マスター構成」を探します。最初に、構成するレコードの横の「追加」ボタンを使用します。レコードがすでに追加されている場合は、かわりに「編集」ボタンをクリックします。「大規模供給中止の推定適用」セクションは、供給中止ストーム・モードを有効にするために構成する必要がある主要なセクションとなります。埋込みヘルプを使用すると、各構成フィールドの意味を確認できます。
メーター通信追跡集計の設定
供給中止ストーム・モードの一部として、ある領域で発生したメーター通信の割合を特定するために集計が実行されます。これは次の構成でサポートされます。
- 「管理」 > 「設備」 > 「計量コンポーネント・タイプ」を介して、計量コンポーネント・タイプのポータルにアクセスします。「メーター通信追跡総計タイプ」(D2-MtrCommTrckngAggregatorType)ビジネス・オブジェクトを使用して、新しい計量コンポーネント・タイプを追加します。各セクションで提供される埋込みヘルプに従います。次に示す2つの領域がこの特定の集計の準備に重要です。
- このレコードに対して計量コンポーネント・ビジネス・オブジェクトを選択する場合は、「メーター通信追跡総計」ビジネス・オブジェクトを選択します。
- 値識別子の場合は、D2-AGG-MCTMアルゴリズム・タイプに示されているように、定義可能なメトリックがいくつかあります。
- 検針率
- 受け取った計量コンポーネントの数
- 計量コンポーネントの総数
- 「管理」 > 「通信」 > 「活動タイプ」を介して、活動タイプのポータルにアクセスします。「メーター通信追跡ディメンション・スキャナ」活動タイプに新しいレコードを追加します。
- 「メイン」 > 「通信」 > 「活動」を介して、活動のポータルにアクセスします。前のステップで定義した活動タイプに新しいレコードを追加します。
標準イベント名構成
設備が特定の設備イベントを受け取ったときに大規模供給中止を終了するように指定する場合は、「標準イベント名」拡張可能参照を使用できます。このポータルには、「管理」 > 「全般」 > 「拡張可能参照」からアクセスできます。
推定抑制活動をクローズする必要がある設備イベントは、「追加処理アルゴリズム」セクションで「推定抑制の終了」アルゴリズム(D2-EN-ESTSUP)を指定して構成する必要があります。多くの場合、このことは、メーターに対する正常な電力供給が再開したことを示す「電力復旧」イベントで構成します。
関連するバッチ管理
供給中止ストーム・モードには次のバッチが直接関連します。
- ディメンション・スキャナ(D1-ADS): 「メーター通信追跡ディメンション・スキャナ」ビジネス・オブジェクトをモニターします。システム内の適用可能なサービス・タイプ、郵便番号およびヘッドエンドごとに、新しい総計計量コンポーネントが作成されます。
- 集計モニター(D2-AGG): 「メーター通信追跡総計」計量コンポーネントのロジックを実行します。このロジックは、定義されているサービス・タイプ、郵便番号およびヘッドエンドのすべてのメーターを集計します。その日の検針率が検出されると、総計計量コンポーネントの測定が作成されます。
- 推定抑制モニター(D1-ESTSU): このバッチは、処理対象の推定抑制活動をモニターします。終了した抑制活動を消去できるように、このバッチが定期的に実行されるようにスケジュールしてください。
- 大規模供給中止(D2-WSO): このバッチは、メーター通信追跡総計に問い合せて、大規模供給中止が発生したかどうかを判断します。供給中止モードの活動の場合、関連するすべてのサービス・ポイントがバッチによって検索され、「推定抑制」のビジネス・オブジェクト・システム・イベントにプラグインされているアルゴリズムのロジックが実行されます。集計D2-AGGの直後にD2-WSOをスケジュールすることをお薦めします。