DataRakerの使用およびイベント統合の構成

Oracle Utilities Smart Grid Gatewayアダプタは、IMDと設備イベント・データをOracle Utilities Analytics Insightsと統合するために公開する際に、OSBコンポーネントおよびBPELコンポーネントを使用します。

OSBプロジェクト

SGGとOracle Utilities Analytics Insightsとの間の統合を構成するには、次のCM Oracle Service Busプロジェクトが使用されます。

アダプタ

OSBプロジェクト

Landis+Gyr

SGG-D3-USAGE-CM (使用の公開に使用)

SGG-D3-EVENT-CM (設備イベントの公開に使用)

NES

SGG-D4-USAGE-CM (使用の公開に使用)

SGG-D4-EVENT-CM (設備イベントの公開に使用)

MV90

SGG-D5-USAGE-CM (使用の公開に使用)

Sensus

SGG-D6-USAGE-CM (使用の公開に使用)

SGG-D6-EVENT-CM (設備イベントの公開に使用)

Silver Spring Networks

SGG-D7-SSNXML-CM (使用の公開に使用)

SGG-D7-CSV-CM (設備イベントの公開に使用)

Itron OpenWay

SGG-D8-ITRONXML-CM (使用の公開に使用)

SGG-D8-EXCEPTION-CM (設備イベントの公開に使用)

アダプタ開発キット

SGG-DG-SEEDER-CM (使用および設備イベントの公開に使用)

これらのプロジェクトに付属している次のコンポーネントは、Oracle Utilities Analytics Insightsへの測定データと設備イベントの公開に使用されます。

  • DataRakerBusinessServiceビジネス・サービスは、データの公開元となる事前構成されたJMSキュー(エンドポイントURIとして定義)にデータを送信するために使用されます。このビジネス・サービスは、EnvironmentSettings.xqファイル(次を参照)で指定されます。

  • DataRakerServiceAccountサービス・アカウントは、DataRakerBusinessServiceビジネス・サービスで定義されたJMSキューにアクセスするために必要なユーザー名とパスワードを定義および保持するために使用されます。

データ公開の有効化

初期測定データと設備イベント・データの公開は、次のように、前述のOSBプロジェクトに付属のEnvironmentSettings.xqファイルでpublishServices/サービス要素のパブリッシャ・ビジネス・サービス(DataRakerBusinessService)を参照することで有効になります。
<publishServices>
  <service>[publisherBusinessService]</service>
</publishServices>

BPELコンポジット

SGGDRIntegration BPELコンポジットは、Oracle Utilities Analytics Insightsまたはその他のシステムへのデータの公開を処理します。

出力の公開の構成

次のパラメータを使用して、Oracle Utilities Analytics Insightsで使用するファイルが保存されるディレクトリ、ファイル当たりのレコード数、ポーリング頻度など、Oracle Utilities Analytics Insightsにデータが提供される方法の詳細を構成できます。これらのパラメータはインストール中に定義されます。これらのパラメータ値の定義の詳細は、『Oracle Utilities Smart Grid Gateway Installation Guide』を参照してください。

パラメータ

摘要

デフォルト値

SGG_​DR_​INT_​QUEUE

SGGペイロードを公開するキューのJNDI名。

これは、DataRakerBusinessServiceビジネス・サービスで定義されたJMSキューです。これは変更できません。

DataRakerQueue

SOA_​DR_​PUBLISH_​SIZE

公開されたファイルに累積されるレコード数(SGGペイロード)。

100

SOA_​DR_​FILE_​SIZE

累積される(SGGペイロード)ファイルの最大ファイル・サイズ(KB)。

524288

SOA_​DR_​ELAPSED_​TIME

超過した場合、新規発信ファイルが作成される期間(秒数)。

600

SOA_​DR_​POLLING_​FREQ

新規ファイルのステージング・ディレクトリのポーリング頻度(秒数)。

60

SOA_​DR_​STAGING_​DIR

累積されたSGGペイロード・ファイルのステージング・ディレクトリのマウント・ポイント/ディレクトリ。

これは内部で使用され、変更できません。

/spl/sploutput/staging

SOA_​DR_​INTEGRATION_​DIR

Oracle DataRakerが変換されたXMLファイルを使用するマウント・ポイント/ディレクトリ。

/spl/sploutput/int