Oracle Utilities Analytics Visualizationで使用する適時性および品質集計処理

このトピックでは、Oracle Utilities Analytics Visualizationで使用する適時性および品質集計処理の実行に関連するプロセスについて説明します。

測定量スキャンの実行

「測定量スキャナ」活動タイプの活動を作成し、その活動を処理します(「活動」ゾーンの「レコード処理」セクションで「スキャン」をクリックします)。

このプロセスでは、「測定品質および適時性ディメンション・スキャン」バッチ管理(D1-MQTDS)を使用します(これは、計量コンポーネント・ディメンションとしても機能する計量コンポーネント総計を作成します)。このプロセスでは、郵便番号、市区町村、設備タイプ、ヘッドエンド・システム、使用グループ、市場、サービス・タイプ、地理コード、製造業者/モデル、サービス・プロバイダ(ディメンション・スキャナ活動で市場関係タイプが指定されている場合)の一意の組合せごとに計量コンポーネント総計が作成されます。
注意: 「測定品質および適時性ディメンション・スキャン」バッチ管理(D1-MQTDS)では、マルチスレッドがサポートされています。

このステップでは、マスター総計タイプ(測定測定量総計)に定義されているすべての「集計する有効なMCタイプ」について総計計量コンポーネントを作成します。

作成される総計計量コンポーネントの特性には、郵便番号、市区町村、設備タイプ、ヘッドエンド・システム、使用グループ、市場、サービス・タイプ、地理コード、製造業者/モデル、サービス・プロバイダ情報が含まれます。

集計の実行

計量コンポーネント総計が作成されたら、「集計モニター」(D2-AGG)バッチ・プロセスを実行します。これにより、バッチ・フィルタ・パラメータを満たすすべての有効なマスター総計(リンクされたサブ総計とともに)が処理されます。集計済測定は、現在の日付からマスター集計計量コンポーネント・タイプ(測定測定量総計)で定義されたインターバルの範囲日数を差し引いた総計範囲のスパンに対して作成されます。

「測定数および数量の集計」(D2-AGG-MCQ)アルゴリズム(「測定測定量総計」(D2-MeasuredQuantityAggregator)ビジネス・オブジェクトの「集計」状態に対する入力アルゴリズム)の条件範囲上限パラメータおよび条件範囲下限パラメータは、数量およびカウント集計バケットの条件範囲を定義します。

このバッチ・プロセスは、スケジュールされた繰返しベースで実行する必要があります。

集計済データ

集計済測定は、次の基本パッケージの測定ビジネス・オブジェクトを使用して、「測定」(D1_​MSRMT)表および「集計測定」(D1_​AGG_​MSRMT)表に作成されます。

  • 測定量測定(D2-MeasuredQuantityMsrmt)

  • 品質カウント測定(D2-QualityCountMsrmt)

  • 適時性カウント測定(D2-TimelinessCountMsrmt)

  • 適時量測定(D2-TimelinessQuantityMsrmt)

Oracle Utilities Analytics Visualizationのファクト・ビューは、「集計測定」表にアクセスします。

Oracle Utilities Analytics Visualizationのディメンション・ビューは、「計量コンポーネント」表および「計量コンポーネント特性」表にアクセスします。