活動タイプの理解
活動は、設備、計量コンポーネント、サービス・ポイントまたはシステムのその他のエンティティに関連する、通信またはイベントのレコードです。活動の例としては、スマート・メーター・コマンド要求、フィールド活動、検針ダウンロード(手動検針の場合)、または停電が発生したことが検出されたときに設備から送信された停電時の信号送信および電力復旧のメッセージの結合されたイベントなどがあります。
活動の各タイプは活動タイプ・カテゴリに割り当てられます。基本製品でサポートされる活動タイプ・カテゴリの詳細は、「活動の概要」を参照してください。
活動による通信の編成
要求オーケストレーション、フィールド活動、コマンド要求などの特定のタイプの活動により、外部アプリケーションとの通信を表す多数の子トランザクションが調整されます。次の図は、外部システムとの双方向通信を示しています。
シーケンス図の各オブジェクトには、通信のコンテキスト内に固有の職務のセットがあります。
- オーケストレーション活動: 通信の全体的な目的を制御します。たとえば、メーターを取り付けて、従量制の商品のサービス・ポイントに対するフローを開始する1対多の特定の活動を開始するなどのサービスを開始できます。
- 特定の活動: オーケストレーション活動から開始することも、直接開始することもできます。これらの活動は、メーターの取付やリモート切断スマート・メーター・コマンドなどの、実行する単一のタスクを表します。
- 通信出力: 外部アプリケーションへの通信を編成して、通信時に発生したエラーに対する堅牢な処理を提供します。
- アウトバウンド・メッセージ: 外部システムに送信されたメッセージ・ペイロードと同期応答を表します。
- 通信入力: 外部システムからの非同期応答または非請求応答の処理を編成します。
- 完了イベント: 通信の結果を実行します。たとえば、リモート接続の場合は、設備の取付イベントに対して、適切な開閉履歴のエントリが作成されます。
次の図は、多くの同じオブジェクトが含まれますが、外部システムとの単方向通信を表しています。すべてのオブジェクトで前述したものと同じ職務が保持されていますが、メッセージの結果を含む同期応答を処理する通信出力が追加されています。
重要な活動タイプ・システム・イベント
活動タイプでは、そのタイプの計量コンポーネントの消費量の計算に関連する、いくつかのビジネス・オブジェクト・アルゴリズムのシステム・イベントがサポートされています。
- 顧客-設備互換性: 分析中の活動に関する情報を受け取り、顧客と設備に互換性があるかどうかを示します。このシステム・イベントは、主にサービス・オーダー管理で使用されます。例として、設備-使用計算グループの互換性の確認(D2-ENSDVCCMP)アルゴリズム・タイプを参照してください。
- 設備/タスクの上書き: サービス・ポイントに設備が取り付けられているかどうか、サービス・ポイントが接続されているかどうか、切断された場所(該当する場合)、取付イベント・ステータス上書きなどの活動に関する情報を受け取ります。これらの入力に基づいて、出力の設備構成タイプ、フィールド活動ビジネス・オブジェクトおよびフィールド・タスク・タイプが決定される必要があります。このシステム・イベントは、主にサービス・オーダー管理で使用されます。例として、「設備取付のスマート・メーター・オプトアウトの評価」(D2-EVSMOPDV)のアルゴリズム・タイプを参照してください。
サービス・オーダー活動およびサービス・オーダー・フィールド活動タイプと部門
サービス・オーダー活動タイプおよびサービス・オーダー・フィールド活動タイプでは、そのタイプの活動に関連付けられた特定の事業会社を表す部門を指定できます。メーター・データ管理マスター構成の「部門による管理」セクションの「部門の制限」設定が「Yes」に設定されている場合、ユーザーは、「ユーザー」ポータルの「その他」タブの「ユーザーのその他の情報」ゾーンでユーザーに関連付けられた部門を持つサービス・オーダー活動またはサービス・オーダー・フィールド活動にのみアクセスできます。
部門の詳細は、「部門の理解」を参照してください。
活動タイプ・メンテナンス・カテゴリ
活動タイプに活動タイプ・メンテナンス・カテゴリを割り当てて、標準の「活動タイプ」ポータルではなく「サービス・オーダー管理活動タイプ」ポータルを使用してそれらを保守するように指定できます。このオプションは、次のカテゴリの活動タイプで使用されます。
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フィールド活動タイプ
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割当不可活動タイプ
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オーケストレーション保守タイプ
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要求オーケストレーション・タイプ
活動タイプを「サービス・オーダー管理活動タイプ」活動タイプ・メンテナンス・カテゴリに割り当てるには、該当する活動タイプ・ビジネス・オブジェクトの「活動タイプ・メンテナンス・カテゴリ」ビジネス・オブジェクト・オプションを使用します。