市場参加者への決済トランザクションの送信

アウトバウンド通信が適切な使用量を取得した後、アウトバウンド・メッセージは市場参加者(決済トランザクションの決済連係または決済連係タイプで「受信先」として定義されます)へのアウトバウンド・メッセージを作成します。

「決済トランザクション詳細の送信」アルゴリズムは、市場参加者の「決済トランザクション通知」処理方法に対して定義されたアウトバウンド・メッセージ・タイプに基づいて、もう1つのアウトバウンド・メッセージを作成します(詳細は次を参照)。

通信タイプで「メッセージ生成方法」が「1つの包括的メッセージ」に設定されている場合、アウトバウンド通信は取得したすべての使用量を含む単一のアウトバウンド・メッセージを作成します。
通信タイプで「メッセージ生成方法」が「データに基づく複数のメッセージ」に設定されている場合、アウトバウンド通信は取得した各使用量に対して個別のアウトバウンド・メッセージを作成します。

決済トランザクション通信に対する市場参加者の構成

市場参加者への決済トランザクションの送信をサポートするには、決済トランザクションを送信する市場参加者に対して次の処理方法を定義する必要があります。


処理役割	処理方法
決済トランザクション通知	決済連係関連情報の送信方法市場参加者への決済トランザクション・アウトバウンド・メッセージの送信に使用されます。デフォルトアウトバウンドメッセージタイプ: 市場参加者に送信されるアウトバウンド・メッセージ用に作成するデフォルトのアウトバウンド・メッセージ・タイプ。基本パッケージには、このためのアウトバウンド・メッセージ・ビジネス・オブジェクトは含まれていません。これは、各実装および市場参加者の要件に基づいて作成する必要があります。必要に応じて、上書きアウトバウンド・メッセージ・タイプを特定の決済連係タイプに対して定義できます。

また、次のオブジェクトを、データ要求を送信するように構成する必要があります。