通信フロー

次の表は、各Landis+Gyrコマンドに対して作成される通信を示しています。

コマンド

アウトバウンド通信

インバウンド通信

完了イベント

リモート接続(このコマンドにはサブコマンドがあります)

メーター番号による検針の開始

接続/切断の開始

検針変更済通知

接続/切断状態変更済通知

設備の接続

IMD作成完了イベント

リモート切断(このコマンドにはサブコマンドがあります)

接続/切断の開始

メーター番号による検針の開始

接続/切断状態変更済通知

検針変更済通知

設備の切断

IMD作成完了イベント

設備コミッション(登録)

L+Gメーターの在庫への追加

設備コミッション

設備コミッション(取付)

L+Gメーター交換通知

設備コミッション

設備デコミッション

メーター取外通知

設備デコミッション

設備登録解除

L+Gメーター使用中止通知

設備登録解除

現在値読取

(スカラー)

メーター番号による検針の開始

検針変更済通知

IMD作成完了イベント

現在値読取

(スカラー) - CIM

CIMメーター現在値読取(スカラー)

CIMメーター現在値読取応答

IMD作成完了イベント

現在値読取

(インターバル)

メーター番号による検針の開始

検針変更済通知

IMD作成完了イベント

現在値読取

(インターバル) - CIM

CIMメーター現在値読取(インターバル)

CIMメーター現在値読取応答

IMD作成完了イベント

設備ステータス・チェック

CIM Ping

CIM Ping応答

需要再設定

需要再設定のスケジュール(Multispeak)

需要再設定のスケジュール応答(Multispeak)

IMD作成完了イベント

設備登録コミッション・コマンド

Landis+Gyr設備コミッション・コマンドは、設備を登録し、メーターが在庫に追加されたことをLandis+Gyrヘッドエンド・システムに通知するために使用できます。このタイプの設備コミッション・コマンドでは、「登録専用モード」フラグが「Yes」に設定されています。「コミッション準備完了」状態の入力アルゴリズムは、コマンドの「登録専用モード」を評価します。これが「Yes」に設定されている場合、コマンドはデフォルトの「測定の待機中」状態をスキップして「完了イベントの実行」状態に遷移し、活動ログ・エントリが作成されます。

このタイプの設備コミッション・コマンドについては、設備登録要求のみがヘッドエンド・システムに送信されます。

設備登録コマンドは通常、Oracle Utilities Operational Device Managementなどの資産管理システムで在庫に新しい設備が追加されたときに作成されます。

設備取付コミッション・コマンド

Landis+Gyr設備コミッション・コマンドは、メーターの取付または交換が行われたことをLandis+Gyrヘッドエンド・システムに通知するために使用できます。「コミッション準備完了」状態の入力アルゴリズムは、コマンドの「取付チェックは不要か」フラグを評価します。これが「偽」に設定されている場合、アルゴリズムにより「L+Gメーター交換通知」アウトバウンド通信が作成され、ヘッドエンド・システムに取付通知が送信されます。

設備登録解除コマンド

Landis+Gyrアダプタでは、(D1-DeviceDeregistrationビジネス・オブジェクトに基づいて)「設備登録解除」コマンドがサポートされます。このコマンドは、ヘッドエンド・システム内の設備を登録解除する通信を送信し、多くの場合、設備を廃棄するときに使用されます。送信される具体的なメッセージは、L+Gヘッドエンド・システム・サービス・プロバイダの「設備登録解除」処理役割に対して定義されています。

設備登録解除コマンドは通常、Oracle Utilities Operational Device Managementなどの資産管理システムで設備が廃棄されたときに作成されます。

現在値読取の単位フィルタ

現在値読取コマンドを介して返された検針は、設備および計量コンポーネントに対して構成された単位/TOU/使用量識別子(UOM/TOU/SQI)の組合せでフィルタされます。フィルタが有効な場合、構成済のUOM/TOU/SQIの組合せに一致する検針のみが処理されます。その他はすべてフィルタで除外されます。

フィルタは、D3-ReadingChgNotification (検針変更済通知 - SOAベース)ビジネス・オブジェクトの「完了イベントの作成」ステータスのD3-CCOMPEV (IMD作成完了イベント)アルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータ(デフォルトでは"false"に設定)によってデフォルトで有効になっています。

D3-ReadingChgNotification (検針変更済通知 - SOAベース)ビジネス・オブジェクトの「検証」ステータスのD3-VALDVCFIL (設備にフィルタ・エラーがあるかの確認)アルゴリズムを使用して、フィルタに関連するエラーを確認します。このアルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータの値は、D3-CCOMPEVアルゴリズムのパラメータの値と一致している必要があります。これらのパラメータの両方をfalse (デフォルト)またはtrue (フィルタを無効にする場合)に設定する必要があります。

「需要再設定」コマンド

「需要再設定」コマンドに関連付けられた現在値読取コマンドの場合、フィルタは、D3-ScheduleDemandResetResponse (需要のスケジュール応答(Multispeak))ビジネス・オブジェクトの「完了イベントの作成」ステータスのD3-SDRCCE (需要再設定のスケジュール完了イベントの作成)アルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータ(デフォルトでは"false"に設定)によってデフォルトで有効になっています。 

D3-ScheduleDemandResetResponse (需要のスケジュール応答(Multispeak))ビジネス・オブジェクトの「検証」ステータスのD3-VALSDRCCE (設備にフィルタ・エラーがあるかの確認 - 需要再設定のスケジュール)アルゴリズムを使用して、フィルタに関連するエラーを確認します。このアルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータの値は、D3-SDRCCEアルゴリズムのパラメータの値と一致している必要があります。これらのパラメータの両方をfalse (デフォルト)またはtrue (フィルタを無効にする場合)に設定する必要があります。

CIMコマンド

CIMベースの現在値読取コマンドの場合、フィルタは、D3-CIMMeterReadingsResponse (CIMメーター現在値読取応答SOAベース)ビジネス・オブジェクトの「完了イベントの作成」ステータスのD3-CCMPEVCIM (CIM完了イベントの作成)アルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータ(デフォルトでは"false"に設定)によってデフォルトで有効になっています。 

D3-CIMMeterReadingsResponse (CIMメーター現在値読取応答SOAベース)ビジネス・オブジェクトの「検証」ステータスのD3-VALCEVCIM (設備にフィルタ・エラーがあるかの確認CIM完了イベント)アルゴリズムを使用して、フィルタに関連するエラーを確認します。このアルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータの値は、D3-CCMPEVCIMアルゴリズムのパラメータの値と一致している必要があります。これらのパラメータの両方をfalse (デフォルト)またはtrue (フィルタを無効にする場合)に設定する必要があります。