表示プロファイルの定義

ユーザーを設定する際は、表示プロファイルを参照します。ユーザーの表示プロファイルは、日付、時刻および数値の表示方法を制御します。表示プロファイルを保守するには、「管理」 > 「全般」 > 「表示プロファイル」 > 「検索」の順に選択します。

ページの説明

プロファイルを識別する一意の「表示プロファイル」および「摘要」を入力します。

「日付書式」を入力します。これは、ユーザーが日付を表示する方法および入力された日付の解析方法に影響を与えます。次の表に、標準でサポートされている日付ニーモニックおよび実行時に表示される内容を示します。

ニーモニック コメント
dd 月の日。
d 月の日(先行する0は省略)。
MM 月の番号。
M 月の番号(先行する0は省略)。
yyyy 4桁の年。
yy 2桁の年。
y 2桁または4桁の書式での入力が2桁書式で表示されます。

その他の文字は入力したとおりに表示されます。通常、その他の文字とは、「-」、「,」、「.」、「/」などのセパレータです。セパレータはオプションです。スペースは使用できません。

例:

構成した書式 サンプル出力
MM-dd-yyyy 04-09-2001
d/M/yyyy 9/4/2001
yy.MM.dd 01.04.09
MM-dd-y 04-09-01 - この場合は、04-09-2001と入力することもできます
注意: 世紀については、2桁の年のデフォルト・ピボットは80です。80以上の2桁の年を入力すると、その年は19xxと解釈されます。80未満の2桁の年を入力すると、その年は20xxと解釈されます。

また、次の日付ローカライゼーション機能がサポートされています。すべての場合において、日付はグレゴリオ暦の書式を使用してデータベースに保存されていることに注意してください。次の設定によって、ユーザー・インタフェースの日付が変換されます。

  • ヒジュラ暦の日付

    年に対してiiiiを入力すると、ヒジュラ暦の書式で入力および表示する年と解釈されます。たとえば、グレゴリオ暦の日付2014-05-30は、表示プロファイルの日付書式がiiii/MM/ddであるユーザーの場合、1435/07/30として入力および表示されます。この機能が「ヒジュラ暦とグレゴリオ暦の日付マッピング」マスター構成エントリで定義されている日付マッピングに依存していることに注意してください。詳細は、「追加のヒジュラ暦日付構成」を参照してください。

  • 台湾の日付

    年に対してttttを入力すると、1911年が0000年とみなされる台湾書式で入力および表示する年と解釈されます。たとえば、グレゴリオ暦の日付が01-01-2005の場合、表示プロファイルの日付書式がdd-mm-ttttであるユーザーの場合は01-01-0094として入力および表示されます。

  • 日本の日付

    日本の年号の日付サポートを構成するには、2つのオプションを使用できます。年に対する設定Gyyは、年号の英字とそれに続く年号の数字を使用して入力および表示する年と解釈されます。文字Tは、年号が大正の日付に使用されます。文字Sは、年号が昭和の日付に使用されます。文字Hは、年号が平成の日付に使用されます。文字Rは、年号が令和の日付に使用されます。たとえば、表示プロファイルの日付書式がGyy/mm/ddであるユーザーの場合、グレゴリオ暦の日付2008/01/01はH20/01/01として表示され、グレゴリオ暦の日付1986/03/15はS61/03/15として表示されます。設定GGGGyyは、年号の日本語文字とそれに続く年号の数字を使用して入力および表示する年と解釈されます。

    日本の日付の制限は次のとおりです。

    • 1912年から現在の日付までがサポートされています。

    • 月および年を表示する機能では、日本の年号の日付はサポートされません。これらの日付はグレゴリオ暦の書式で表示されます。

    • 日付を表示するグラフではGGGGyy書式はサポートされません。

「時間書式」を入力します。次の表に、標準でサポートされている日付ニーモニックを示します。

ニーモニック コメント
hh 1-12の時間。
h 1-12の時間(先行する0は省略)。
HH 0-23の時間。
H 0-23の時間(先行する0は省略)。
KK 0-11の時間。
K 0-11の時間(先行する0は省略)。
kk 1-24の時間。
k 1-24の時間(先行する0は省略)。
mm 分。
m 分(先行する0は省略)。
ss 秒。
s 秒(先行する0は省略)。
a amまたはpmを含めることを示します。24時間制ではなく12時間制書式の場合にのみ必要です(hhhKKK)。amまたはpmを入力しない場合は、amにデフォルト設定されます。

例:

構成した書式 サンプル出力
hh:mma 09:34PM(09:34pと入力することも可能)
hh:mm:ss 21:34:00
h:m:s 9:34:0

数値の表示オプションがいくつかあります。

「小数点区切り記号」によって、数値の整数部と小数部のセパレータが定義されます。有効な値は、「.」(ピリオド)または「,」(カンマ)です。

「グループ記号」によって、大きい数値のグループを区切る方法が定義されます。有効な値は次のとおりです。

  • カンマ(「,」)。大きい数値は、3つずつカンマで区切られてグループ化されます。たとえば、1,000,000です。

  • ピリオド(「.」)。大きい数値は、3つずつピリオドで区切られてグループ化されます。たとえば、1.000.000です。

  • 「なし」。大きい数値にセパレータはありません。たとえば、1000000です。

  • 「南アジア」。このオプションは、セパレータとしてカンマを使用しますが、大きい数値は次のようにグループ化します。最初のカンマは千の区切りに使用され、9,999を超える数値は、10,00,000のように、2つずつグループ化されます。

  • 「スペース」。大きい数値は、3つずつスペースで区切られてグループ化されます。たとえば、1 000 000です。

「マイナスの書式」によって、マイナスの値の表示方法が定義されます。有効な値は、「-9.9」(9.9)または「9.9-」です。

「通貨」の値は、他の数値とは異なる「マイナスの書式」にすることができます。有効な値は、-S9.9(S9.9)または「S9.9-」であり、Sは通貨記号を表します。