マスター構成の定義

マスター構成は、実装によってシステム内の機能の構成を定義できるようにするオブジェクトです。オプションを定義するための機能構成のかわりに使用できます。マスター構成は、ビジネス・オブジェクトを使用して定義されます。特定のビジネス・オブジェクトに対して存在するマスター構成は1つのみです。

概要/初期設定

構成用に使用できる1つ以上のマスター構成が製品によって提供されます。基本マスター構成ビジネス・オブジェクトの例は、次のとおりです

  • 「ヒジュラ暦とグレゴリオ暦の日付マッピング」。これにより、ヒジュラ暦の日付を使用して、それらの日付とグレゴリオ暦の日付との間のマッピングを定義する実装が可能になります。

  • ILM構成。情報ライフサイクル管理を使用する実装の場合、ILM構成レコードによって、プロセスで使用するパラメータの一部が定義されます。

  • 「移行アシスタント構成」。コンテンツ移行アシスタント(CMA)を使用する実装の場合、構成レコードによって、プロセスで使用するパラメータの一部が定義されます。

製品によって提供されるすべてのマスター構成レコードのリストは、アプリケーションのマスター構成ページにナビゲートして参照してください。マスター構成レコードで制御される機能についてヘルプ・トピックを検索するには、索引で「マスター構成」のキーワードを使用してください。

実装で、必要に応じてユーザーに表示されるビジネス・オブジェクトが制限されるように、ビジネス・オブジェクトを構成できます。

  • マスター構成が実装に適用されない場合は、このマスター構成のビジネス・オブジェクトにナビゲートして、「インスタンス管理」を「新規インスタンスを許可しない」に更新します。これにより、実装でビジネス・オブジェクトがユーザーに表示されなくなります。

  • 特定のマスター構成レコードがシステム内の特定のユーザーにのみ関連する場合は、アプリケーション・セキュリティを使用して、特定のユーザーに表示されるレコードを制限できます。デフォルトでは、基本で提供されるビジネス・オブジェクトは、通常、マスター構成メンテナンス・オブジェクト・アプリケーション・サービスを参照します。これは、より粒度の高いセキュリティが提供されるように、カスタム・アプリケーション・サービスをマスター構成ビジネス・オブジェクトにリンクするように上書きできます。表示されるマスター構成は、そのユーザーにセキュリティ権限があるもののみとなります。

構成

マスター構成を設定するには、「管理」 > 「全般」 > 「マスター構成」の順に開きます。

この項のトピックでは、マスター構成ポータルに表示される基本パッケージのゾーンを説明します。

マスター構成

「マスター構成」のリスト・ゾーンには、マスター構成のすべてのカテゴリがリストされます。

次の機能を使用できます。
  • 指定されたマスター構成ビジネス・オブジェクトに対してマスター構成レコードが存在する場合は、ブロードキャスト・アイコンを使用して、隣接するマスター構成に関する詳細情報を表示できます。さらに、ユーザーがレコードを更新できるように編集アイコンが表示されます。
  • 指定されたマスター構成ビジネス・オブジェクトに対してマスター構成レコードが存在しない場合は、ユーザーがレコードを定義できるように追加アイコンが表示されます。

マスター構成詳細

「マスター構成詳細」ゾーンには、マスター構成に関する表示専用の情報が含まれています。

このゾーンは、「マスター構成」ゾーンからマスター構成がブロードキャストされた場合に表示されます。

このゾーンのフィールドの詳細は、ゾーンのヘルプ・テキストを参照してください。