データ同期の理解

この製品では、エンティティと外部システムとの継続的な同期を管理するための様々なオプションがサポートされています。各統合には固有のビジネス・ルールが含まれますが、多くの場合、プロセスは非常に類似しており、全体的なステップは次のようになります。

• エンティティが追加、変更または削除されると、その変更が同期に適格かどうかがロジックによって判断され、適格である場合は、同期プロセスを管理するために同期要求レコードが作成されます。基本製品では、メンテナンス・オブジェクトの「監査」プラグイン・スポットを使用して、そのメンテナンス・オブジェクトのレコードに対する変更が検出されたときに前述のロジックを実行できます。メンテナンス・オブジェクトに対する変更が検出されると、フレームワークにより、このプラグイン・スポットに定義されているアルゴリズムがコールされます。このプラグインがコールされる状況の詳細は、「メンテナンス・オブジェクト - アルゴリズム」のプラグイン・スポットの説明を参照してください。

• 同期要求の処理は遅延してバッチで行われます。これは、外部システムとの通信が更新トランザクションに影響を与えないようにするためです。また、外部システムと共有されるデータがデータベースに完全にコミットされることが確実になります。

• 処理されるときに、同期要求ロジックによってプロセスの次の側面が管理されます。

  • 同期が依然として必要かどうかを決定し、必要でない場合は要求を破棄します。

  • エンティティの同期詳細を使用してアウトバウンド・メッセージを準備し、外部システムに送信します。

  • エラーと再試行の管理を必要に応じて行います。

次の各項では、製品でサポートされている様々なデータ同期オプションについて説明します。