管理エージェントによる継続的なログ収集の設定

エンティティからログ・データを継続的に収集するには、ホストに管理エージェントをインストールします。その前に、管理エージェントを使用するための前提条件タスクが完了していることを確認します。

トピック:

管理エージェントを使用して収集できるログのタイプ

ソース・タイプ 説明
File

OCIコンピュート・インスタンスまたはホスト上のローカル・ストレージまたはネットワーク・マウント・ストレージからログを収集します。このタイプは、通常、インスタンス上でローカルに実行されているアプリケーションに使用されます。

「アプリケーション、インフラストラクチャ、データベースおよびその他の汎用ログの取得」を参照してください。

Syslog Listener

ポート上の受信syslogメッセージを待機します。このタイプは、通常、リモートネットワークデバイスに使用されます。

「Syslogモニタリングの設定」を参照してください。

Database

データベース問合せを定期的に実行し、各行をログ・エントリとして収集します。管理エージェントがオンになっているホスト上でローカルに、またはリモートで、データベースを操作できます。このタイプは、通常、データベース内に格納されているデータベース・ログまたはアプリケーション・ログを収集するために使用されます。

データベース・インスタンス・モニタリングの設定を参照してください。

REST API

事前定義済のREST API操作を定期的に実行し、レスポンス・ペイロードをログ・データとして返します。このタイプは、通常、Oracle Fusion Appsなどのクラウド・サービスからログを収集するために使用されます。

「REST APIログ収集の設定」を参照してください。

Microsoft Windows Event System

生成されたMicrosoft Windowsイベント・サービス・チャネルからログを収集します。このタイプは、通常、Windowsセキュリティのユースケースに使用されます。

Windowsイベント監視の設定を参照してください。

Oracle Diagnostic Logging (ODL)

Oracle Diagnostics Logging (ODL)形式で書き込まれたOCIコンピュート・インスタンスまたはホスト上のローカルまたはネットワーク・マウント・ストレージからログを収集します。この形式は、通常、Oracle Fusion Middlewareでのアプリケーション・レベルのロギングに使用されます。

「Oracle Diagnostic Logging (ODL)形式のログの取込み」を参照してください。

管理エージェントを設定するための一般的なワークフロー

タスク 詳細情報
必要なIAMポリシーを作成します 管理エージェントを使用した継続的なログ収集の許可
管理エージェントがログ・ファイルを読み取るための正しい権限を持っていることを確認します。 ホストのエージェント・ユーザーへのログに対するREADアクセス権の付与
ログ出力ホストに管理エージェントをインストールします。エージェントのインストール時に、必ずLog Analyticsプラグインをデプロイしてください。 管理エージェントのインストール
オプションで、管理エージェントとOracle Cloud Infrastructure間の単一の通信ポイントを作成するには、管理ゲートウェイをインストールします。 管理ゲートウェイのインストールのワークフロー
ユースケースにエンティティがすでに存在するかどうかを確認します。たとえば、コンピュート・インスタンスで管理エージェントを有効にすると、関連するホストおよびエージェント・エンティティが自動的に作成されます。そうでない場合は、エンティティを作成します。

選択または作成するエンティティのタイプは、ソースで指定されたエンティティ・タイプと一致する必要があります。

ログ出力リソースを表すエンティティの作成
使用可能なOracle定義のパーサーおよびソースのいずれかが、パラメータを調査してログの解析および収集に適しているかどうかを確認します。そうでない場合は、作成します。 パーサーの作成およびソースの作成
エンティティとソースの関連付け 新しいソースとエンティティのアソシエーションの構成
ログ収集中に警告があるかどうかを確認し、修正作業を行います。 エージェント収集警告の表示
エージェント収集メトリックの表示 継続的なログ収集のモニター