新機能のご案内(2020)

2020年に専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous AI Databaseに加えられた注目すべき変更に関するお知らせ。

トピック:

2020年12月

機能 説明
Oracle Application Express (APEX) 20.2を新しいAutonomous Container Databaseで使用できるようになりました。

Oracle Application Express 20.2を使用して、Autonomous AI Database用のアプリケーションを開発できるようになりました。新しく作成されたAutonomous Container DatabaseのみがOracle Application Express 20.2にアクセスできます。既存のすべてのAutonomous Container Databaseは、Oracle Application Express 19.1で引き続き使用できます。

Autonomous AI DatabaseでのOracle Application Expressを使用したアプリケーションの作成を参照してください。

ノート:

Oracle Application Express 20.2の機能を使用して既存のアプリケーションを拡張するには、新しいAutonomous Container Databaseを作成し、データおよびアプリケーションを既存のAutonomous Container Databaseから移行する必要があります。
組織のセキュリティ・コンプライアンスのニーズを満たすために、Oracle Cloud InfrastructureコンソールからOracle管理の自己署名証明書をローテーションします。 Autonomous Exadata Infrastructureの詳細ページから、Oracle REST Data Services (ORDS)およびSecure Socket Layer (SSL)のセキュリティ証明書をローテーションできるようになりました。専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous AI Databaseのドキュメンテーションセキュリティ証明書の管理を参照してください。

2020年11月

機能 説明
ネットワーク・アクセス制御リストを使用したアクセスの制限

特定のIPアドレスまたはCIDRブロックを使用してネットワーク・アクセス制御リスト(ACL)を設定することで、Oracle Exadata Cloud@Customer上の専用Exadataインフラストラクチャ・デプロイメント上のAutonomous AI Databaseに追加のセキュリティを定義できるようになりました。ACLを使用すると、Autonomous AI Databaseのネットワーク・アクセスを特定のアプリケーションまたはクライアントに制限することで、きめ細かいアクセス制御ポリシーを形成することができます。

専用Autonomous AI Databaseのアクセス制御リストの設定を参照してください。

2020年10月

機能 説明

Autonomous Data Guardを使用して災害や障害から保護

Autonomous Data Guardが有効になったAutonomous Container Databaseを作成できるようになりました。この機能を使用すると、障害、災害、ヒューマン・エラーまたはデータ破損があっても、ミッション・クリティカルなアプリケーションでクリティカルな本番データベースを継続的に使用することができます。

この機能を提供するために、完全に分離された2つのデータベース・コピー(アプリケーションが接続して使用しているプライマリ・データベースと、プライマリ・データベースの同期コピーであるスタンバイ・データベース)が作成され、メンテナンスされます。その後、なんらかの理由でプライマリ・データベースが使用できなくなった場合、Autonomous Data Guardは自動的にスタンバイ・データベースをプライマリ・データベースに変換することで、アプリケーションへのサービス提供を開始します。

詳細は、Autonomous Data Guardの構成と管理を参照してください。

独自の暗号化キーの管理

通常、Oracle Autonomous AI Database on Dedicated Exadata Infrastructureでは、データの保護に使用される暗号化キーを管理します。

Now, Oracle Autonomous AI Database on Dedicated Exadata Infrastructure can instead use keys you create and manage in the Oracle Cloud Infrastructure Vault service or Oracle Key Vault, depending on whether you are deploying Oracle Autonomous AI Database on Oracle Cloud or on Exadata Cloud@Customer.

詳細は、マスター暗号化キーの管理を参照してください。

2020年9月

機能 説明

Exadata Cloud@Customerデプロイメントで使用可能になったX8M-2システム

When you create dedicated Autonomous AI Database deployments on Oracle Exadata Cloud@Customer you can now deploy to X8M-2 Exadata Database Machine systems.

Autonomous AI DatabaseでサポートされているX8M-2システムの容量および特性の詳細は、インフラストラクチャ・シェイプの特性に関する項を参照してください。

2020年8月

機能 説明

Microsoft Active Directoryユーザーのデータベース内サポート

Autonomous AI Databaseを構成して、Microsoft Active Directoryユーザーを認証および認可できます。これにより、Active DirectoryユーザーはActive Directory資格証明を使用してデータベースにアクセスできます。

詳細は、Autonomous AI DatabaseでのMicrosoft Active Directoryの使用を参照してください。

2020年7月

機能 説明

今後のメンテナンス・イベントの管理

Autonomous Exadata InfrastructureおよびAutonomous Container Databaseリソースに対するスケジュール済メンテナンス・イベントの実際のタイミング(アクティビティを即時に実行する時点や、アクティビティを完全にスキップする時点など)を管理できるようになりました。詳細は、次の各トピックを参照してください:

Data Safeを使用したデータベースのセキュリティの評価

Oracle Data Safeを使用して、Autonomous AI Database内の機密データおよび規制対象データを識別して保護できるようになりました。

Oracle Data Safeは、データの機密性の理解、データに対するリスクの評価、機密データのマスク、セキュリティ制御の実装とモニター、ユーザー・セキュリティの評価、ユーザー・アクティビティのモニター、およびデータ・セキュリティ・コンプライアンス要件への対応を支援します。

Autonomous AI DatabaseでのData Safeの使用の詳細は、Data Safeによるデータの評価および保護を参照してください。

2020年6月

機能 説明

Exadata Cloud@Customer上で使用可能になったAutonomous AI Database

専用Autonomous AI Databaseデプロイメントをデータ・センター内のOracle Exadata Cloud@Customer上に作成できるようになりました。

詳細は、Exadata Cloud@Customer上のAutonomous AI Databaseの概要に関する項を参照してください。

パフォーマンス・ハブの新機能

パフォーマンス・ハブでは、Autonomous AI Databaseに次の新機能が提供されます:
  • 「ブロックしているセッション」タブを使用して、待機中のセッションや、待機中のセッションによってブロックされているセッションを表示し、必要に応じて強制終了できます。
  • 2つの時点の間に取得されたデータ(スナップショット)が表示されるAWR (自動ワークロード・リポジトリ)レポートを生成およびダウンロードできます。
  • パフォーマンス・ハブで期間の選択時およびデータの表示時に使用されるタイム・ゾーンを変更できます。

詳細は、パフォーマンス・ハブを使用したデータベースのモニターを参照してください。

2020年5月

機能 説明

フル・ラックのExadata Database Machineのサポートの追加

以前は、Autonomous Exadata Infrastructureリソースは、クォータ・ラックまたはハーフ・ラックのExadata Database Machineシステムでのみ作成できました。現在は、フル・ラックのExadata Database MachineシステムにもAutonomous Exadata Infrastructureリソースを作成できるようになりました。

これらのシステムの容量および特性の詳細は、Autonomous Exadata Infrastructureリソースの特性を参照してください。

2020年4月

機能 説明

IDEに対するOracle拡張機能により、Autonomous AI Databaseがサポートされる

これらのIDE拡張機能を使用して、Autonomous AI Databaseへの接続、参照および管理をIDE内から直接行けるようになりました:

  • Oracle Cloud Infrastructure Toolkit for Eclipse
  • Oracle Developer Tools for Visual Studio
  • Oracle Developer Tools for VS Code

詳細は、IDEに対するOracle拡張機能を使用したアプリケーションの開発を参照してください。

2020年3月

機能 説明

データベースの自動スケーリングが可能

Autonomous AI Databaseの自動スケーリングを有効にできるようになりました。自動スケーリングが有効になっている場合、データベース・ワークロードに必要であれば、手動の操作なしで、追加のCPUおよびIOリソース(データベースに割り当てられたOCPU数の3倍まで)を自動的に使用できます。

自動スケーリングは、データベースの作成時(専用データベースの作成を参照)または作成後(専用データベースの自動スケーリングの有効化または無効化を参照)に有効にできます。

データベースを別のAutonomous Container Databaseにクローニング

When you create a new Autonomous AI Database by cloning an existing one, you can now choose to create the cloned database in a different Autonomous Container Database from the source database.

手順については、専用Autonomous AIデータベースのクローニングを参照してください。

Autonomous AI Databaseメトリックを使用したデータベースのモニター

メトリック、アラームおよび通知を使用して、データベースのヘルス、容量およびパフォーマンスを監視できます。Oracle Cloud InfrastructureコンソールまたはモニタリングAPIを使用して、メトリックを表示できます。

詳細は、Autonomous AI Databaseメトリックを使用してデータベースをモニターに関する項を参照してください。

2020年2月

機能 説明

その他のOracle Exadata Database Machineオプション

以前は、Autonomous Exadata Infrastructureリソースは、クォータ・ラックのExadata Database Machine X7-2システムでのみ作成できました。現在、Autonomous Exadata Infrastructureリソースはクォータ・ラックまたはハーフ・ラックのExadata Database Machine X7-2またはX8-2システムで作成できるようになりました。

これらのシステムの容量および特性の詳細は、Autonomous Exadata Infrastructureリソースの特性を参照してください。

DBMS_CLOUDサブプログラムのサポート

専用Exadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous AI Databaseでは、DBMS_CLOUD PL/SQLパッケージで使用可能な多くのサブプログラムがサポートされるようになりました。そのため、クラウドのファイルからのデータのロード、外部に格納されているデータの問合せ、他のOracle Databaseデプロイメントへのデータのエクスポートといったタスクを実行できるようになりました。

詳細は、クラウド内のファイルからのデータのロードAutonomous AI Databaseを使用した外部データの問合せおよび他のOracle Databasesへのデータのエクスポートを参照してください。

サポートされているすべてのDBMS_CLOUDサブプログラムの詳細は、『DBMS_CLOUDパッケージ・リファレンス』を参照してください。

データベース内のディレクトリへのファイルの格納

Oracle Autonomous AI Database on Dedicated Exadata Infrastructureでは、OSファイルシステムの場合と同様に、ファイルを格納できるディレクトリをデータベース内に作成できるようになりました。

詳細は、ディレクトリの作成と管理を参照してください。

作業リクエストのサポート

Oracle Autonomous AI Database on Dedicated Exadata Infrastructureは、Oracle Cloud Infrastructureの作業リクエスト機能と統合されるようになりました。作業リクエストを使用すると、Autonomous AI Databaseの作成などの長時間実行される操作を監視できます。

作業要求を作成する専用Exadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous AI Database操作のリストは、作業リクエストの統合を参照してください。Oracle Cloud Infrastructureでの作業リクエストの使用に関する一般的な情報は、作業リクエストおよび作業リクエストAPIを参照してください。

1ステップでのデータベースの再起動

以前は、データベースを再起動するには、停止してから起動する必要がありました。現在は、1回の操作で再起動を実行できるようになりました。

詳細は、専用データベースの再起動を参照してください。

コンパートメントの割当て制限のサポート

専用インフラストラクチャのOracle Autonomous AI Database on Dedicated Exadata Infrastructureで、Oracle Cloud Infrastructureのコンパートメントの割当て制限機能がサポートされるようになりました。この機能を使用すると、コンパートメントごとに、テナンシ内の専用インフラストラクチャ・リソースの可用性を制限できます。

詳細は、リソースの可用性を管理するためのコンパートメントの割当て制限を参照してください。コンパートメントの割当て制限の機能に関する一般的な情報は、コンパートメントの割当て制限を参照してください。

2020年1月

機能 説明

Autonomous Container Databaseのカスタム・メンテナンス・スケジュール

以前は、Autonomous Container Databaseのメンテナンス・スケジュールは、それをホストしているAutonomous Exadata Infrastructureリソースのメンテナンス・スケジュールによって決定されていました。現在は、Autonomous Container Databaseのカスタム・メンテナンス・スケジュールを指定できるようになりました。

詳細は、Autonomous Container Databaseのメンテナンス・スケジュールの変更を参照してください。