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JavaTM 2 Platform Std. Ed. v1.3 |
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前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
java.lang.Object | +--java.io.File
ファイルおよびディレクトリのパス名の抽象表現です。
ユーザインタフェースおよびオペレーティングシステムは、システムに依存する「パス名文字列」でファイルおよびディレクトリを指定します。このクラスは、階層的なパス名の抽象的でシステムに依存しないビューを提供します。「抽象パス名」は 2 つのコンポーネントで構成されます。
"/"
、Win32 UNC パス名の "\\"
など
パス名文字列と抽象パス名の間の変換は、本質的にシステムに依存します。抽象パス名がパス名文字列に変換されると、各名前は 1 つのデフォルトの「区切り文字」で区切られます。デフォルトの名前区切り文字はシステムプロパティ file.separator
で定義され、このクラスの public、static フィールドである
および separator
で有効にされます。パス名文字列が抽象パス名に変換されると、その中の名前はデフォルトの名前区切り文字で区切られるか、背後のシステムがサポートするほかの名前区切り文字で区切られます。
separatorChar
パス名 (抽象形式または文字列形式のどちらでも) は、「絶対」または「相対」のどちらかです。絶対パス名は完全であり、それが示すファイルを見つけるためにほかの情報を必要としません。一方、相対パス名は、ほかのパス名からの情報を利用して解釈される必要があります。デフォルトでは、java.io
パッケージのクラスは、常に現在のユーザディレクトリを基準に相対パス名を解決します。このディレクトリはシステムプロパティ user.dir
で指定され、通常は Java Virtual Machine の呼び出し元のディレクトリです。
接頭辞の概念は、次のように、UNIX プラットフォームのルートディレクトリ、および Win32 プラットフォームのドライブ指示子、ルートディレクトリ、および UNC パス名を扱うために使用されます。
"/"
。相対パス名は接頭辞を持たない。ルートディレクトリを示す抽象パス名は、接頭辞 "/"
と空の名前シーケンスを持つ
":"
、および "\"
の順序で構成される。UNC パス名の接頭辞は "\\"
。ホスト名および共有名は名前シーケンスのうちの最初の 2 つの名前になる。ドライブを指定しない相対パス名は接頭辞を持たない
File
クラスのインスタンスは不変です。つまり、一度作成されると、File
オブジェクトで表される抽象パス名は変更されません。
フィールドの概要 | |
static String |
pathSeparator
システムに依存するパス区切り文字です。 |
static char |
pathSeparatorChar
システムに依存するパス区切り文字です。 |
static String |
separator
システムに依存するデフォルトの名前区切り文字です。 |
static char |
separatorChar
システムに依存するデフォルトの名前区切り文字です。 |
コンストラクタの概要 | |
File(File parent,
String child)
親抽象パス名および子パス名文字列から新しい File のインスタンスを生成します。
|
|
File(String pathname)
指定されたパス名文字列を抽象パス名に変換して、新しい File のインスタンスを生成します。 |
|
File(String parent,
String child)
親パス名文字列および子パス名文字列から新しい File のインスタンスを生成します。
|
メソッドの概要 | |
boolean |
canRead()
この抽象パス名が示すファイルをアプリケーションが読み込めるかどうかを判定します。 |
boolean |
canWrite()
この抽象パス名が示すファイルをアプリケーションが変更できるかどうかを判定します。 |
int |
compareTo(File pathname)
2 つの抽象パス名を語彙的に比較します。 |
int |
compareTo(Object o)
この抽象パス名を別のオブジェクトと比較します。 |
boolean |
createNewFile()
この抽象パス名が示す空の新しいファイルを不可分 (atomic) に生成します (そのファイルがまだ存在しない場合だけ)。 |
static File |
createTempFile(String prefix,
String suffix)
指定された接頭辞と接尾辞をファイル名の生成に使用して、デフォルトの一時ファイルディレクトリに空のファイルを生成します。 |
static File |
createTempFile(String prefix,
String suffix,
File directory)
指定されたディレクトリで新しい空のファイルを生成し、その名前には、指定された接頭辞および接尾辞の文字列が使用されます。 |
boolean |
delete()
この抽象パス名が示すファイルまたはディレクトリを削除します。 |
void |
deleteOnExit()
この抽象パス名が示すファイルまたはディレクトリが、Virtual Machine が終了したときに削除されるように要求します。 |
boolean |
equals(Object obj)
この抽象パス名が指定されたオブジェクトと等しいかどうかを判定します。 |
boolean |
exists()
この抽象パス名が示すファイルが存在するかどうかを判定します。 |
File |
getAbsoluteFile()
この抽象パス名の絶対形式を返します。 |
String |
getAbsolutePath()
この抽象パス名の絶対パス名文字列を返します。 |
File |
getCanonicalFile()
この抽象パス名の正規の形式を返します。 |
String |
getCanonicalPath()
この抽象パス名の正規のパス名文字列を返します。 |
String |
getName()
この抽象パス名が示すファイルまたはディレクトリの名前を返します。 |
String |
getParent()
この抽象パス名の親のパス名文字列を返します。 |
File |
getParentFile()
この抽象パス名の親の抽象パス名を返します。 |
String |
getPath()
この抽象パス名をパス名文字列に変換します。 |
int |
hashCode()
この抽象パス名のハッシュコードを計算します。 |
boolean |
isAbsolute()
この抽象パス名が絶対かどうかを判定します。 |
boolean |
isDirectory()
この抽象パス名が示すファイルがディレクトリであるかどうかを判定します。 |
boolean |
isFile()
この抽象パス名が示すファイルが普通のファイルかどうかを判定します。 |
boolean |
isHidden()
この抽象パス名が示すファイルが隠しファイルかどうかを判定します。 |
long |
lastModified()
この抽象パス名が示すファイルが最後に変更された時刻を返します。 |
long |
length()
この抽象パス名が示すファイルの長さを返します。 |
String[] |
list()
この抽象パス名が示すディレクトリにあるファイルおよびディレクトリを示す文字列の配列を返します。 |
String[] |
list(FilenameFilter filter)
この抽象パス名が示すディレクトリにあるファイルおよびディレクトリの中で、指定されたフィルタの基準を満たすものの文字列の配列を返します。 |
File[] |
listFiles()
この抽象パス名が示すディレクトリ内のファイルを示す抽象パス名の配列を返します。 |
File[] |
listFiles(FileFilter filter)
この抽象パス名が示すディレクトリにあるファイルおよびディレクトリの中で、指定されたフィルタの基準を満たすものの抽象パス名の配列を返します。 |
File[] |
listFiles(FilenameFilter filter)
この抽象パス名が示すディレクトリにあるファイルおよびディレクトリの中で、指定されたフィルタの基準を満たすものの抽象パス名の配列を返します。 |
static File[] |
listRoots()
有効なファイルシステムのルートをリスト表示します。 |
boolean |
mkdir()
この抽象パス名が示すディレクトリを生成します。 |
boolean |
mkdirs()
この抽象パス名が示すディレクトリを生成します。 |
boolean |
renameTo(File dest)
この抽象パス名が示すファイルの名前を変更します。 |
boolean |
setLastModified(long time)
この抽象パス名が示すファイルまたはディレクトリが変更された時刻を設定します。 |
boolean |
setReadOnly()
この抽象パス名が示すファイルまたはディレクトリにマークを設定し、読み込みオペレーションだけが許可されるようにします。 |
String |
toString()
この抽象パス名のパス名文字列を返します。 |
URL |
toURL()
この抽象パス名を file: URL に変換します。 |
クラス java.lang.Object から継承したメソッド |
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait |
フィールドの詳細 |
public static final char separatorChar
file.separator
の値の最初の文字を格納するように初期化されます。UNIX システムの場合、このフィールドの値は '/'
、Win32 システムの場合は '\'
です。System.getProperty(java.lang.String)
public static final String separator
separatorChar
です。public static final char pathSeparatorChar
path.separator
の値の先頭文字を使って初期化されます。この文字は、パスリストとして渡されるファイルのシーケンス中のファイル名を区切るために使用されます。UNIX システムの場合、この区切り文字は ':'
です。Win32 システムでは ';'
です。System.getProperty(java.lang.String)
public static final String pathSeparator
pathSeparatorChar
です。コンストラクタの詳細 |
public File(String pathname)
File
のインスタンスを生成します。指定された文字列が空の文字列の場合、結果は空の抽象パス名になります。pathname
- パス名文字列NullPointerException
- pathname
引数が null
の場合public File(String parent, String child)
File
のインスタンスを生成します。
parent
が null
の場合、新しい File
のインスタンスは、指定された child
パス名文字列で単一引数の File
コンストラクタを呼び出した場合と同じように生成されます。
そうでない場合、parent
パス名文字列はディレクトリを示し、child
パス名文字列はディレクトリまたはファイルを示します。child
パス名文字列が絶対の場合、それはシステムに依存する方法で相対パス名に変換されます。parent
が空の文字列の場合、新しい File
のインスタンスは、child
を抽象パス名に変換し、その結果をシステムに依存するデフォルトディレクトリを基準に解決することで生成されます。そうでない場合、各パス名文字列は抽象パス名に変換され、子抽象パス名は親を基準に解決されます。
parent
- 親パス名文字列child
- 子パス名文字列NullPointerException
- child
が null
の場合public File(File parent, String child)
File
のインスタンスを生成します。
parent
が null
の場合、新しい File
のインスタンスは、指定された child
パス名文字列で単一引数の File
コンストラクタを呼び出したように生成されます。
そうでない場合、parent
抽象パス名はディレクトリを示し、child
パス名文字列はディレクトリまたはファイルを示します。child
パス名文字列が絶対の場合、それはシステムに依存する方法で相対パス名に変換されます。parent
が空の抽象パス名の場合、新しい File
のインスタンスは、child
を抽象パス名に変換し、その結果をシステムに依存するデフォルトディレクトリを基準に解決することで生成されます。そうでない場合、各パス名文字列は抽象パス名に変換され、子抽象パス名は親を基準に解決されます。
parent
- 親抽象パス名child
- 子パス名文字列NullPointerException
- child
が null
の場合メソッドの詳細 |
public String getName()
public String getParent()
null
を返します。
抽象パス名の親は、パス名の接頭辞 (存在する場合) およびパス名の名前シーケンスの各名前 (最後の名前を除く) で構成されます。名前シーケンスが空の場合、パス名は親ディレクトリを示しません。
null
public File getParentFile()
null
を返します。
抽象パス名の親は、パス名の接頭辞 (存在する場合) およびパス名の名前シーケンスの各名前 (最後の名前を除く) で構成されます。名前シーケンスが空の場合、パス名は親ディレクトリを示しません。
null
public String getPath()
デフォルトの名前区切り文字
を使用して名前シーケンスの名前を区切ります。public boolean isAbsolute()
"/"
の場合に絶対です。Win32 システムの場合、パス名は接頭辞がドライブ指示子のあとに "\\"
が続く場合、または接頭辞が "\\"
の場合に絶対です。true
、そうでない場合は false
public String getAbsolutePath()
この抽象パス名がすでに絶対である場合、パス名文字列は
メソッドのように簡単に返されます。この抽象パス名が空の抽象パス名の場合、現在のユーザディレクトリ (システムプロパティ getPath()
user.dir
で示される) のパス名文字列が返されます。そうでない場合、このパス名はシステムに依存する方法で解決されます。UNIX システムの場合、相対パス名は現在のユーザディレクトリを基準に解決することで絶対になります。Win32 システムの場合、相対パス名はパス名で示されたドライブの現在のディレクトリがある場合は、それを基準に解決することで絶対になります。ない場合は、現在のユーザディレクトリを基準に解決されます。
isAbsolute()
public File getAbsoluteFile()
new File(this.getAbsolutePath()
())
と同等です。public String getCanonicalPath() throws IOException
正規の形式の正確な定義はシステムに依存しますが、正規の形式は常に絶対です。そのため、この抽象パス名が相対の場合、それは
メソッドを使用した場合と同じように絶対形式に変換されます。
getAbsoluteFile()
既存のファイルまたはディレクトリを示す各パス名には、それぞれに固有の正規の形式があります。存在しないファイルまたはディレクトリを示す各パス名にも固有の正規の形式があります。存在しないファイルまたはディレクトリのパス名の正規の形式は、そのファイルまたはディレクトリが作成されたあとの同じパス名の正規の形式とは異なる場合があります。同じように、既存のファイルまたはディレクトリのパス名の正規の形式は、そのファイルまたはディレクトリが削除されたあとの同じパス名の正規の形式とは異なる場合があります。
IOException
- 入出力エラーが発生した場合。正規のパス名を構築することでファイルシステムのクエリーを要求すると発生するpublic File getCanonicalFile() throws IOException
new File(this.getCanonicalPath()
())
と同等です。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。正規のパス名を構築することでファイルシステムのクエリーを要求すると発生するpublic URL toURL() throws MalformedURLException
file:
URL に変換します。URL の正確な形式はシステムに依存します。この抽象パス名が示すファイルがディレクトリであると判別できた場合、変換後の URL はスラッシュで終わります。MalformedURLException
- パスを URL として解析できない場合URL
public boolean canRead()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの読み込みアクセスを許可しないときpublic boolean canWrite()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの書き込みアクセスを許可しないときpublic boolean exists()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの読み込みアクセスを許可しないときpublic boolean isDirectory()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの読み込みアクセスを許可しないときpublic boolean isFile()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの読み込みアクセスを許可しないときpublic boolean isHidden()
'.'
) で始まる場合に隠しファイルと見なされます。Win32 システムの場合、ファイルはファイルシステムでそのようにマークが設定されている場合に隠しファイルと見なされます。true
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの読み込みアクセスを許可しないときpublic long lastModified()
long
値。エポック (1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒、グリニッジ標準時) からミリ秒単位で測定。ファイルが存在しないか、入出力エラーが発生した場合は 0L
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの読み込みアクセスを許可しないときpublic long length()
0L
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの読み込みアクセスを許可しないときpublic boolean createNewFile() throws IOException
deleteOnExit()
メソッドと連携して、単純だが信頼できる連携式のファイルロックプロトコルの基礎となります。true
、示されたファイルがすでに存在する場合は false
IOException
- 入出力エラーが発生した場合SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドがファイルへの書き込みアクセスを許可しないときpublic boolean delete()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkDelete(java.lang.String)
メソッドがファイルへの削除アクセスを許可しないときpublic void deleteOnExit()
削除がいったん要求されると、その要求は取り消せません。そのため、このメソッドの使用には注意が必要です。
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkDelete(java.lang.String)
メソッドがファイルへの削除アクセスを許可しないときdelete()
public String[] list()
この抽象パス名がディレクトリを示さない場合、このメソッドは null
を返します。ディレクトリを示す場合は、文字列の配列が返されます。文字列は、ディレクトリ内の各ファイルまたはディレクトリごとに 1 つです。そのディレクトリ自体およびその親のディレクトリを示す名前は結果に含まれません。各文字列は、絶対パスではなくファイル名です。
結果の配列の名前文字列は特定の順序にはなりません。アルファベット順になるわけではありません。
null
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがディレクトリへの読み込みアクセスを許可しないときpublic String[] list(FilenameFilter filter)
list()
メソッドと同じですが、返された配列の文字列はフィルタの基準を満たす必要があります。指定された filter
が null
の場合、すべての名前が受け入れられます。そうでない場合、名前がフィルタの基準を満たすのは、フィルタの FilenameFilter.accept(java.io.File, java.lang.String)
メソッドが、この抽象パス名およびそれが示すディレクトリ内のファイルまたはディレクトリの名前で呼び出されたときに true
が返される場合だけです。filter
- ファイル名フィルタfilter
によって受け入れられた、この抽象パス名が示すディレクトリ内のファイルおよびディレクトリを示す文字列の配列。配列は、ディレクトリが空の場合またはフィルタがどの名前も受け入れない場合は空になる。この抽象パス名がディレクトリを示さない場合、または入出力エラーが発生した場合は null
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがディレクトリへの読み込みアクセスを許可しないときpublic File[] listFiles()
この抽象パス名がディレクトリを示さない場合、このメソッドは null
を返します。ディレクトリを示す場合、File
オブジェクトの配列が返されます。File
オブジェクトは、ディレクトリ内の各ファイルまたはディレクトリごとに 1 つです。ディレクトリ自体およびその親のディレクトリを示すパス名は結果に含まれません。結果の各抽象パス名は、
コンストラクタを使用することにより、この抽象パス名から生成されます。そのため、このパス名が絶対の場合、結果の各パス名は絶対です。このパス名が相対の場合、結果の各パス名は同じディレクトリに対して相対です。
File(File, String)
結果の配列の名前文字列は特定の順序にはなりません。アルファベット順になるわけではありません。
null
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがディレクトリへの読み込みアクセスを許可しないときpublic File[] listFiles(FilenameFilter filter)
listFiles()
メソッドと同じですが、返された配列内のパス名はフィルタの基準を満たす必要があります。指定された filter
が null
の場合、すべてのパス名が受け入れられます。そうでない場合、パス名がフィルタの基準を満たすのは、この抽象パス名およびそれが示すディレクトリ内のファイルまたはディレクトリの名前で、フィルタの FilenameFilter.accept(java.io.File, java.lang.String)
メソッドが呼び出されたときに true
が返される場合だけです。filter
- ファイル名フィルタnull
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがディレクトリへの読み込みアクセスを許可しないときpublic File[] listFiles(FileFilter filter)
listFiles()
メソッドと同じですが、返された配列内のパス名はフィルタの基準を満たす必要があります。指定された filter
が null
の場合、すべてのパス名が受け入れられます。そうでない場合、パス名がフィルタの基準を満たすのは、このフィルタの FilenameFilter.accept(java.io.File, java.lang.String)
メソッドがパス名で呼び出されたときに true
の値が返される場合だけです。filter
- ファイル名フィルタnull
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
メソッドがディレクトリへの読み込みアクセスを許可しないときpublic boolean mkdir()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドが指定されたディレクトリの生成を許可しないときpublic boolean mkdirs()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドが指定されたディレクトリおよび必要なすべての親ディレクトリの生成を許可しないときpublic boolean renameTo(File dest)
dest
- 指定されたファイルの新しい抽象パス名true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドが古いパス名と新しいパス名のどちらかへの書き込みアクセスを許可しないときNullPointerException
- パラメータ dest
が null
の場合public boolean setLastModified(long time)
すべてのプラットフォームは、秒単位に丸められたファイル変更時刻をサポートしますが、中にはもっと高い精度をサポートするものもあります。引数は、サポートされている精度に合わせて切り詰められます。オペレーションが成功し、割り込むオペレーションがファイル上で起こらない場合、
メソッドの次の呼び出しはこのメソッドに渡された lastModified()
time
引数 (切り詰められた場合がある) を返します。
time
- 最新に変更された時刻。エポック (1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒、グリニッジ標準時) からミリ秒単位で測定true
、そうでない場合は false
IllegalArgumentException
- 引数が負の値の場合SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドが指定されたファイルへの書き込みアクセスを許可しないときpublic boolean setReadOnly()
true
、そうでない場合は false
SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドが指定されたファイルへの書き込みアクセスを許可しないときpublic static File[] listRoots()
特定の Java プラットフォームは、ゼロまたは 1 つ以上の階層的に編成されたファイルシステムをサポートします。各ファイルシステムには、そのファイルシステムのほかのすべてのファイルに到達できる root
ディレクトリがあります。たとえば Windows プラットフォームには、アクティブなドライブごとにルートディレクトリがあります。UNIX プラットフォームのルートディレクトリは、"/"
の 1 つだけです。一連の有効なファイルシステムのルートは、リムーバブルメディアの挿入と取り出し、および物理ディスクドライブまたは仮想ディスクドライブの切断またはアンマウントなどの、さまざまなシステムレベルのオペレーションに影響を受けます。
このメソッドは、有効なファイルシステムのルートのルートディレクトリを示す File
オブジェクトの配列を返します。ローカルマシンに物理的に存在するファイルの正規のパス名は、必ずこのメソッドで返されるルートから始まります。
ほかのマシンに存在し、リモートファイルシステムプロトコル (SMB または NFS など) を介してアクセスできるファイルの正規のパス名は、このメソッドで返されたルートから始まっても、始まらなくてもかまいません。リモートファイルのパス名がローカルファイルのパス名と構文上区別できない場合、それはこのメソッドで返されたルートから始まります。このため、たとえば Windows プラットフォームのマッピングされたネットワークドライブのルートディレクトリを示す File
オブジェクトはこのメソッドで返されますが、UNC パス名を含む File
オブジェクトはこのメソッドで返されません。
このクラスのほとんどのメソッドと違い、このメソッドはセキュリティ例外をスローしません。セキュリティマネージャが存在し、
メソッドが特定のルートディレクトリへの読み込みアクセスを拒否する場合、そのディレクトリは結果に現れません。SecurityManager.checkRead(java.io.FileDescriptor)
File
オブジェクトの配列。一連のルートが判別できない場合は null
。配列は、ファイルシステムのルートがない場合は空になるpublic static File createTempFile(String prefix, String suffix, File directory) throws IOException
指定されたディレクトリで新しい空のファイルを生成し、その名前には、指定された接頭辞および接尾辞の文字列が使用されます。このメソッドが正常に復帰する場合、次のことが保証されます。
deleteOnExit()
メソッドを使用します。
prefix
引数の長さは 3 文字以上必要です。接頭辞は、"hjb"
または "mail"
などの短くて意味のある文字列にしてください。suffix
引数は null
も指定でき、その場合、接尾辞 ".tmp"
が使用されます。
新しいファイルを生成するために、まず接頭辞および接尾辞が基本となるプラットフォームの制限に合わせて調整されます。接頭辞が長すぎる場合は、切り詰められますが、最初の 3 文字は常に保存されます。接尾辞が長すぎる場合は、切り詰められますが、それがピリオド ('.'
) で始まる場合、ピリオドおよびそのあとの最初の 3 文字は常に保存されます。これらの調整が終わると、接頭辞、5 つ以上の内部で生成された文字、および接尾辞を連結して新しいファイル名が生成されます。
directory
引数が null
の場合、システムに依存するデフォルトの一時ファイルディレクトリが使用されます。デフォルトの一時ファイルディレクトリは、システムプロパティ java.io.tmpdir
で指定されます。UNIX システムの場合、このプロパティのデフォルトの値は通常 "/tmp"
または "/var/tmp"
です。Win32 システムの場合は、通常、"c:\\temp"
です。
prefix
- ファイル名を生成するために使用される接頭辞文字列。3 文字以上の長さが必要であるsuffix
- ファイル名を生成するために使用される接尾辞文字列。null
も指定でき、その場合は、接尾辞 ".tmp"
が使用されるdirectory
- ファイルが生成されるディレクトリ。デフォルトの一時ファイルディレクトリが使用される場合は null
IllegalArgumentException
- prefix
引数が 3 文字に満たない場合IOException
- ファイルが生成できなかった場合SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドが指定されたファイルの生成を許可しないときpublic static File createTempFile(String prefix, String suffix) throws IOException
createTempFile(prefix, suffix, null)
を呼び出すのと同じです。prefix
- ファイル名を生成するために使用される接頭辞文字列。3 文字以上の長さが必要であるsuffix
- ファイル名を生成するために使用される接尾辞文字列。null
も指定でき、その場合は、接尾辞 ".tmp"
が使用されるIllegalArgumentException
- prefix
引数が 3 文字に満たない場合IOException
- ファイルが生成できなかった場合SecurityException
- セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドが指定されたファイルの生成を許可しないときpublic int compareTo(File pathname)
pathname
- この抽象パス名と比較される抽象パス名public int compareTo(Object o)
compareTo(File)
の場合と同じように動作します。そうでない場合は ClassCastException
がスローされます。抽象パス名は抽象パス名以外とは比較できないからです。Comparable
内の compareTo
o
- この抽象パス名と比較される Object
ClassCastException
- 引数が抽象パス名ではない場合Comparable
public boolean equals(Object obj)
null
ではなく、この抽象パス名と同じファイルまたはディレクトリを示す抽象パス名である場合だけ true
を返します。2 つの抽象パス名が等しいかどうかは背後のシステムに依存します。UNIX システムの場合、アルファベットの大文字と小文字がパス名の比較で意味を持ちます。Win32 システムでは意味を持ちません。Object
内の equals
obj
- この抽象パス名と比較されるオブジェクトtrue
、そうでない場合は false
public int hashCode()
1234321
の排他的論理和と等しくなります。Win32 システムの場合、ハッシュコードは、そのパス名文字列 (小文字に変換されたもの) と 10 進数値 1234321
の排他的論理和と等しくなります。Object
内の hashCode
public String toString()
getPath()
メソッドで返された文字列です。Object
内の toString
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JavaTM 2 Platform Std. Ed. v1.3 |
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前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
Java、Java 2D、JDBC は、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標もしくは登録商標です。
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