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JavaTM 2 Platform Std. Ed. v1.3 |
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概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
java.lang.Object | +--java.lang.Number | +--java.lang.Float
Float クラスは、プリミティブ型 float
の値をオブジェクト内にラップします。Float
型のオブジェクトには、float
型の単一のフィールドがあります。
さらにこのクラスは、float
を String
に、String
を float
に変換する各種メソッドや、float
の処理時に役立つ定数およびメソッドも提供します。
フィールドの概要 | |
static float |
MAX_VALUE
float 型の正の最大値です。 |
static float |
MIN_VALUE
float 型の正の最小値です。 |
static float |
NaN
float 型の非数 (NaN) 値です。 |
static float |
NEGATIVE_INFINITY
float 型の負の無限大です。 |
static float |
POSITIVE_INFINITY
float 型の正の無限大です。 |
static Class |
TYPE
float プリミティブ型を表す Class オブジェクトです。 |
コンストラクタの概要 | |
Float(double value)
float 型に変換された引数を表す、新しく割り当てられた Float オブジェクトを構築します。 |
|
Float(float value)
プリミティブな float 型の引数を表す、新しく割り当てられた Float オブジェクトを構築します。 |
|
Float(String s)
文字列で表される float 型の浮動小数点値を表す、新しく割り当てられた Float オブジェクトを構築します。 |
メソッドの概要 | |
byte |
byteValue()
この Float の値を byte 型として返します (byte 型へのキャストによる)。 |
int |
compareTo(Float anotherFloat)
2 つの Float オブジェクトを数値的に比較します。 |
int |
compareTo(Object o)
この Float を別のオブジェクトと比較します。 |
double |
doubleValue()
この Float オブジェクトの double 値を返します。 |
boolean |
equals(Object obj)
このオブジェクトをほかのオブジェクトと比較します。 |
static int |
floatToIntBits(float value)
単精度 float 値のビット表現を返します。 |
static int |
floatToRawIntBits(float value)
単精度 float 値のビット表現を返します。 |
float |
floatValue()
この Float オブジェクトの float 値を返します。 |
int |
hashCode()
この Float オブジェクトのハッシュコードを返します。 |
static float |
intBitsToFloat(int bits)
指定されたビット表現と対応する単精度 float 値を返します。 |
int |
intValue()
この Float の int 値を返します (int 型へのキャストによる)。 |
boolean |
isInfinite()
この Float 値の絶対値が無限量である場合に true を返します。 |
static boolean |
isInfinite(float v)
指定された数値の絶対値が無限量である場合に true を返します。 |
boolean |
isNaN()
この Float 値が非数 (NaN) である場合に true を返します。 |
static boolean |
isNaN(float v)
指定された数値が特別な非数 (NaN) である場合に true を返します。 |
long |
longValue()
この Float の long 値を返します (long 型へのキャストによる)。 |
static float |
parseFloat(String s)
Double クラスの valueOf メソッドを実行した場合と同様に、指定された String が表す値に初期化された新しい float 値を返します。 |
short |
shortValue()
この Float の値を short 型として返します (short 型へのキャストによる)。 |
String |
toString()
この Float オブジェクトの String 表現を返します。 |
static String |
toString(float f)
指定された float 値の String 表現を返します。 |
static Float |
valueOf(String s)
指定された String で表現される浮動小数点値を返します。 |
クラス java.lang.Object から継承したメソッド |
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait |
フィールドの詳細 |
public static final float POSITIVE_INFINITY
float
型の正の無限大です。Float.intBitsToFloat(0x7f800000)
が返す値と同じです。public static final float NEGATIVE_INFINITY
float
型の負の無限大です。Float.intBitsToFloat(0xff800000)
が返す値と同じです。public static final float NaN
float
型の非数 (NaN) 値です。Float.intBitsToFloat(0x7fc00000)
が返す値と同じです。public static final float MAX_VALUE
float
型の正の最大値です。Float.intBitsToFloat(0x7f7fffff)
が返す値と同じです。public static final float MIN_VALUE
float
型の正の最小値です。Float.intBitsToFloat(0x1)
が返す値と同じです。public static final Class TYPE
コンストラクタの詳細 |
public Float(float value)
float
型の引数を表す、新しく割り当てられた Float
オブジェクトを構築します。value
- Float
によって表される値public Float(double value)
float
型に変換された引数を表す、新しく割り当てられた Float
オブジェクトを構築します。value
- Float
によって表される値public Float(String s) throws NumberFormatException
float
型の浮動小数点値を表す、新しく割り当てられた Float
オブジェクトを構築します。文字列は、valueOf
メソッドを使う場合と同様にして float
値に変換されます。s
- Float
に変換する文字列NumberFormatException
- 文字列が解析可能な数値を含まない場合valueOf(java.lang.String)
メソッドの詳細 |
public static String toString(float f)
Integer.toString(int)
から返されたとおり、a の整数部である 1 桁の 10 進数、'.' (.)、a の小数部を表す 10 進数、文字 'E' (E)、n を表す 10 進整数がこの順で並んだ形で表現される
f
- 変換対象の floatpublic static Float valueOf(String s) throws NumberFormatException
s
を浮動小数点値の文字列表現と解釈して、その値を表す Float
オブジェクトを生成して返します。
s
が null
の場合は、NullPointerException
がスローされます。
文字列 s の先頭と末尾にある空白文字は無視されます。s
の残りの部分が、次の字句構文規則に従って FloatValue を構成します。
ここでは、Sign、および FloatingPointLiteral は Java 言語仕様の 3.10.2 での定義に従います。FloatValue の形式でない場合は、FloatValue: Signopt FloatingPointLiteral
NumberFormatException
がスローされます。そうでない場合は、通常の浮動小数点表示形式で正確な 10 進数を表していると見なされます。この正確な 10 進数は、概念上は無限精度のバイナリ値に変換されてから、IEEE 754 の浮動小数点計算法による通常の最近似値丸め法に従って float 型に丸められます。s
- 解析される文字列Float
。引数 String
で表される値に初期化されているNumberFormatException
- 文字列が解析可能な数値を含まない場合public static float parseFloat(String s) throws NumberFormatException
Double
クラスの valueOf
メソッドを実行した場合と同様に、指定された String
が表す値に初期化された新しい float 値を返します。s
- 解析される文字列NumberFormatException
- 文字列が解析可能な float を含まない場合Double.valueOf(String)
public static boolean isNaN(float v)
v
- 判定される値true
、そうでない場合は false
public static boolean isInfinite(float v)
v
- 判定される値true
、そうでない場合は false
public boolean isNaN()
Float
値が非数 (NaN) である場合に true を返します。true
、そうでない場合は false
public boolean isInfinite()
true
、そうでない場合は false
public String toString()
float
値は、1 つの引数をとる toString
メソッドを実行した場合と同じように String
に変換されます。Object
内の toString
String
表現toString(float)
public byte byteValue()
Number
内の byteValue
public short shortValue()
Number
内の shortValue
public int intValue()
Number
内の intValue
float
値を int
型に変換した値public long longValue()
Number
内の longValue
float
値を long
型に変換した値public float floatValue()
Number
内の floatValue
float
値public double doubleValue()
Number
内の doubleValue
float
値を double
型に変換した値public int hashCode()
floatToIntBits(float)
メソッドで生成した場合とまったく同じように、この Float オブジェクトが表すプリミティブ float 値の int 型ビット表現になります。Object
内の hashCode
public boolean equals(Object obj)
true
になるのは、引数が null
でなく、このオブジェクトが表す float
値のビットパターンと同一のビットパターンを持つ float
値を表す Float
オブジェクトである場合だけです。このため、2 つの float 値が等しいと見なされるのは、floatToIntBits(float)
メソッドをそれぞれの値に適用したときに等しい int 値が返された場合だけです。
ほとんどの場合、Float
クラスの 2 つのインスタンス f1
および f2
について、f1.equals(f2)
の値が true
になるのは、次の式の値が true
になる場合だけです。
f1.floatValue() == f2.floatValue()
しかし、例外事項も 2 つあります。
f1
および f2
の両方が Float.NaN
を表す場合は、Float.NaN==Float.NaN
の値が false
であっても、equals
メソッドは true
を返す
f1
が +0.0f
を表し、f2
が -0.0f
を表す場合、あるいは f1
が -0.0f
を表し、f2
が +0.0f
を表す場合は、0.0f==-0.0f
の値が true
であっても、equal
メソッドの結果は false
になる
Object
内の equals
obj
- 比較対象のオブジェクトtrue
、そうでない場合は false
floatToIntBits(float)
public static int floatToIntBits(float value)
0x80000000
で選択されるビット) は、浮動小数点数の符号を表す
0x7f800000
で選択されるビット) は、指数を表す
0x007fffff
で選択されるビット) は、浮動小数点数の有効数字 (仮数) を表す
0x7f800000
が返される
0xff800000
が返される
0x7fc00000
が返される
intBitsToFloat(int)
メソッドで指定された場合に、floatToIntBits
に指定された引数と等しい浮動小数点値が生成されます。value
- 浮動小数点値public static int floatToRawIntBits(float value)
0x80000000
で選択されるビット) は、浮動小数点数値の符号を表す
0x7f800000
で選択されるビット) は、指数を表す
0x007fffff
で選択されるビット) は、浮動小数点数値の有効数字 (仮数) を表す
0x7f800000
が返される
0xff800000
が返される
引数が NaN の場合、返される値は実行値 NaN を表す整数型です。floatToIntBits
メソッドとは異なり、intToRawIntBits
メソッドは、NaN 値を短縮しません。
intBitsToFloat(int)
メソッドで指定された場合に、floatToIntBits
に指定された引数と等しい浮動小数点値が生成されます。value
- 浮動小数点値public static float intBitsToFloat(int bits)
引数が 0x7f800000
の場合は、正の無限大が返されます。
引数が 0xff800000
の場合は、負の無限大が返されます。
引数が 0x7f800001
〜 0x7fffffff
の範囲、あるいは 0xff800001
〜 0xffffffff
の範囲にある場合、NaN が返されます。IEEE 754 にある float
型のすべての NaN 値は、事実上、Java 言語では NaN という単一の値にまとめられます。Float.floatToRawIntBits
メソッドを使ってアクセス可能なのは、NaN の個別の値に限られます。
そのほかの場合では、s、e、および m の 3 つの値について次の引数から計算できるとします。
この場合、浮動小数点値の結果は、数式 s·m·2e-150 の値と等しくなります。int s = ((bits >> 31) == 0) ? 1 : -1; int e = ((bits >> 23) & 0xff); int m = (e == 0) ? (bits & 0x7fffff) << 1 : (bits & 0x7fffff) | 0x800000;
bits
- 整数型public int compareTo(Float anotherFloat)
<, <=, ==, >= >
) をプリミティブ float 値に適用した場合とは次の 2 つの点で異なります。
Float.NaN
は自分自身に等しく、Float.POSITIVE_INFINITY
を含むほかのすべての float 値より大きいと見なされる
0.0f
は -0.0f
より大きいと見なされる
anotherFloat
- 比較対象の Float
anotherFloat
がこの Float と同じ数値の場合は値 0
。Float が anotherFloat
より小さい数値の場合は 0
より小さい値。Float が anotherFloat
より大きい数値の場合は 0
より大きい値Comparable.compareTo(Object)
public int compareTo(Object o)
compareTo(Float)
と同じです。それ以外の場合は、ClassCastException
がスローされます。これは、Float の比較は Float 同士でしか行えないためです。Comparable
内の compareTo
o
- 比較対象の Object
0
。引数がこの Float より大きい数値の場合は 0
より小さい値。引数がこの Float より小さい数値の場合は 0
より大きい値ClassCastException
- 引数が Float
値以外の場合Comparable
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