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JavaTM 2 Platform Std. Ed. v1.3 |
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| 前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
| 概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド | |||||||||
java.lang.Object
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+--java.lang.Number
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+--java.lang.Integer
Integer クラスは、プリミティブ型 int の値をオブジェクト内にラップします。Integer 型のオブジェクトには、型が int の単一のフィールドが入ります。
さらにこのクラスは、int を String に、String を int に変換する各種メソッドや、int の処理時に役立つ定数およびメソッドも提供します。
| フィールドの概要 | |
static int |
MAX_VALUE
int 型の最大値です。 |
static int |
MIN_VALUE
int 型の最小値です。 |
static Class |
TYPE
プリミティブ型 int を表す Class オブジェクトです。 |
| コンストラクタの概要 | |
Integer(int value)
プリミティブな int の引数を表す、新しく割り当てられた Integer オブジェクトを構築します。 |
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Integer(String s)
文字列で表現される数値を表す、新しく割り当てられた Integer オブジェクトを生成します。 |
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| メソッドの概要 | |
byte |
byteValue()
この Integer の値を byte 値として返します。 |
int |
compareTo(Integer anotherInteger)
2 つの Integer の値を比較します。 |
int |
compareTo(Object o)
この Integer をほかのオブジェクトと比較します。 |
static Integer |
decode(String nm)
String を Integer に復号化します。 |
double |
doubleValue()
この Integer の値を double 値として返します。 |
boolean |
equals(Object obj)
このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。 |
float |
floatValue()
この Integer の値を float 値として返します。 |
static Integer |
getInteger(String nm)
指定された名前のシステムプロパティの整数値を判定します。 |
static Integer |
getInteger(String nm,
int val)
指定された名前のシステムプロパティの整数値を判定します。 |
static Integer |
getInteger(String nm,
Integer val)
指定された名前のシステムプロパティの整数値を返します。 |
int |
hashCode()
この Integer のハッシュコードを返します。 |
int |
intValue()
この Integer の値を int 値として返します。 |
long |
longValue()
この Integer の値を long 値として返します。 |
static int |
parseInt(String s)
文字列の引数を符号付き 10 進数の整数型として解析します。 |
static int |
parseInt(String s,
int radix)
2 番目の引数に指定された基数を元にして、文字列の引数を符号付き整数として解析します。 |
short |
shortValue()
この Integer の値を short 値として返します。 |
static String |
toBinaryString(int i)
整数の引数の文字列表現を、基数 2 の符号なし整数として作成します。 |
static String |
toHexString(int i)
整数型の引数の文字列表現を、基数 16 の符号なし整数として作成します。 |
static String |
toOctalString(int i)
整数の引数の文字列表現を、基数 8 の符号なし整数として作成します。 |
String |
toString()
この Integer の値を表す String オブジェクトを返します。 |
static String |
toString(int i)
指定された整数を表す新しい String オブジェクトを返します。 |
static String |
toString(int i,
int radix)
2 番目の引数を基数として、1 番目の引数の文字列表現を作成します。 |
static Integer |
valueOf(String s)
指定された文字列の値に初期化された新しい Integer オブジェクトを返します。 |
static Integer |
valueOf(String s,
int radix)
指定された文字列の値に初期化された新しい Integer オブジェクトを返します。 |
| クラス java.lang.Object から継承したメソッド |
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait |
| フィールドの詳細 |
public static final int MIN_VALUE
int 型の最小値です。このフィールドの定数値は -2147483648 です。public static final int MAX_VALUE
int 型の最大値です。このフィールドの定数値は 2147483647 です。public static final Class TYPE
| コンストラクタの詳細 |
public Integer(int value)
int の引数を表す、新しく割り当てられた Integer オブジェクトを構築します。value - Integer によって表される値
public Integer(String s)
throws NumberFormatException
Integer オブジェクトを生成します。文字列は、基数 10 で parseInt メソッドを使用するのと同じように int に変換されます。s - Integer に変換される StringNumberFormatException - String が解析可能な整数型を含まない場合parseInt(java.lang.String, int)| メソッドの詳細 |
public static String toString(int i,
int radix)
基数が Character.MIN_RADIX よりも小さい場合、あるいは Character.MAX_RADIX よりも大きい場合は、代わりに 10 を基数として使います。
1 番目の引数が負の数である場合、生成された文字列の 1 番目の要素はマイナス記号の ASCII 文字 '-' ('\u002d') になります。1 番目の引数が正の数である場合、生成された文字列には符号が付きません。
生成された文字列の残りの文字は、1 番目の引数の絶対値を表します。絶対値がゼロである場合は、単一のゼロ '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、絶対値を表す文字の 1 番目の文字はゼロではありません。以下の ASCII 文字を、数字の桁に使います。
これらは、'\u0030' 〜 '\u0039' と、'\u0061' 〜 '\u007a' になります。radix を N とすると、これらの文字の 1 文字目から N 文字目までが、基数 - N 桁として順に使われます。すなわち、16 進数 (基数は 16) に使われる桁の数字は 0123456789abcdef となります。大文字を使いたい場合は、生成された文字列に対して0123456789abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
String.toUpperCase() メソッドを呼び出すことができます。
Integer.toString(n, 16).toUpperCase()
i - 整数型radix - 基数Character.MAX_RADIX,
Character.MIN_RADIXpublic static String toHexString(int i)
引数が負の数の場合は、符号なし int 値は引数に 232 を加算した値になります。そうでない場合は、引数に等しい値になります。この値は、16 進数表記 (基数 16) の ASCII 文字列による数字となります。前に 0 は付きません。符号なしの絶対値がゼロの場合は、単一のゼロ文字 '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、符号なしの絶対値を表す文字の 1 文字目はゼロではありません。16 進数の桁には、以下の文字を使います。
これらは '\u0030' 〜 '\u0039' と、'\u0039' 〜 '\u0066' の文字です。大文字を使いたい場合は、生成された文字列に対して0123456789abcdef
String.toUpperCase() メソッドを呼び出すことができます。
Long.toHexString(n).toUpperCase()
i - 整数型public static String toOctalString(int i)
符号なし int 値は、引数が負の数の場合は、引数に 232 を加算した値になります。そうでない場合は、引数に等しい値になります。この値は、8 進数 (基数 8) の ASCII 文字列に変換されます。前に 0 は付きません。
符号なしの絶対値がゼロの場合は、単一のゼロ文字 '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、符号なしの絶対値を表す文字の 1 文字目はゼロではありません。8 進数の桁には、以下の数字を使います。
これらは、'\u0030' 〜 '\u0037' の文字型です。01234567
i - 整数型public static String toBinaryString(int i)
符号なし int 値は、引数が負の数の場合は、引数に 232 を加算した値になります。そうでない場合は、引数に等しい値になります。この値は、2 進数 (基数 2) の ASCII 文字列に変換されます。前に 0 は付きません。
符号なしの絶対値がゼロの場合は、単一のゼロ文字 '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、符号なしの絶対値を表す文字の 1 文字目はゼロではありません。2 進数の桁には、文字 '0' ('\u0030') および '1' ('\u0031') を使います。
i - 整数型public static String toString(int i)
toString(int, int) メソッドに引数として指定された場合とまったく同じです。i - 変換される整数
public static int parseInt(String s,
int radix)
throws NumberFormatException
Character.digit(char, int) が負ではない値を返すかどうかによって調べることができます。ただし、1 番目の文字だけは、負の値を表すためにマイナス記号の ASCII 文字 '-' ('\u002d') であってもかまいません。以上の結果生成された整数値を返します。
以下に挙げる状況のどれかが発生した場合に、NumberFormatException 型の例外がスローされます。
Character.MIN_RADIX よりも小さいか、Character.MAX_RADIX よりも大きい
例
parseInt("0", 10) は 0 を返す
parseInt("473", 10) は 473 を返す
parseInt("0", 10) は 0 を返す
parseInt("-FF", 16) は -255 を返す
parseInt("1100110", 2) は 102 を返す
parseInt("2147483647", 10) は 2147483647 を返す
parseInt("-2147483648", 10) は -2147483648 を返す
parseInt("2147483648", 10) は NumberFormatException をスローする
parseInt("99", 8) は NumberFormatException をスローする
parseInt("Kona", 10) は NumberFormatException をスローする
parseInt("Kona", 27) は 411787 を返す
s - 整数型を含む Stringradix - 使用される基数NumberFormatException - 文字列が解析可能な整数型を含まない場合
public static int parseInt(String s)
throws NumberFormatException
'-' ('\u002d') であってもかまいません。以上の結果生成された整数値が返されます。これは、この引数と基数 10 が、2 つの引数をとる parseInt(java.lang.String, int) メソッドに引数として指定された場合とまったく同じです。s - 文字列NumberFormatException - 文字列が解析可能な整数型を含まない場合
public static Integer valueOf(String s,
int radix)
throws NumberFormatException
parseInt(java.lang.String, int) メソッドにこの引数が指定された場合とまったく同じです。生成された結果は、文字列に指定された整数値を表す Integer オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返す Integer オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Integer(Integer.parseInt(s, radix))
s - 解析される文字列radix - 文字列 s で表される整数の基数IntegerNumberFormatException - String が int として解析できない場合
public static Integer valueOf(String s)
throws NumberFormatException
parseInt(java.lang.String) メソッドに引数が指定された場合とまったく同じです。生成された結果は、文字列に指定された整数値を表す Integer オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返す Integer オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Integer(Integer.parseInt(s))
s - 解析される文字列Integer。文字列引数で表される値に初期化されているNumberFormatException - 文字列が解析可能な整数型を含まない場合public byte byteValue()
Number 内の byteValuepublic short shortValue()
Number 内の shortValuepublic int intValue()
Number 内の intValueint 値public long longValue()
Number 内の longValueint 値の long 型に変換された値public float floatValue()
Number 内の floatValueint 値の float 型に変換された値public double doubleValue()
Number 内の doubleValueint 値の double 型に変換された値public String toString()
toString(int) メソッドの引数としてこの整数値が指定された場合とまったく同じです。Object 内の toStringpublic int hashCode()
Object 内の hashCodepublic boolean equals(Object obj)
true になるのは、引数が null ではなく、このオブジェクトと同じ int 値を含む Integer オブジェクトである場合だけです。Object 内の equalsobj - 比較対象のオブジェクトtrue、そうでない場合は falsepublic static Integer getInteger(String nm)
1 番目の引数は、システムプロパティの名前として扱われます。システムプロパティには System.getProperty(java.lang.String) メソッドでアクセスできます。次にこのプロパティの文字列値が整数値として扱われ、その値を表す Integer オブジェクトが返されます。可能な数値形式については、getProperty の定義を参照してください。
指定された名前を持つプロパティがない場合、指定された名前が空白または null の場合、あるいはプロパティが適切な数値形式でない場合は、null が返されます。つまり、このメソッドが返す Integer オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
getInteger(nm, null)
nm - プロパティ名Integer 値System.getProperty(java.lang.String),
System.getProperty(java.lang.String, java.lang.String)
public static Integer getInteger(String nm,
int val)
1 番目の引数は、システムプロパティの名前として扱われます。システムプロパティには System クラスで定義された getProperty メソッドでアクセスできます。次にこのプロパティの文字列値が整数値として扱われ、その値を表す Integer オブジェクトが返されます。可能な数値形式については、getProperty の定義を参照してください。
2 番目の引数はデフォルトの値です。指定された名前のプロパティがない場合、該当するプロパティが適切な数値形式でない場合、あるいは指定した名前が空白または null の場合は、Integer オブジェクトが示す 2 番目の引数が返されます。
つまり、このメソッドが返す Integer オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
しかし実際には、次のように実装されます。getInteger(nm, new Integer(val))
この実装により、デフォルトの値が不要な場合に、Integer result = getInteger(nm, null); return (result == null) ? new Integer(val) : result;
Integer の余計な割り当てを避けることができます。nm - プロパティ名val - デフォルト値Integer 値System.getProperty(java.lang.String),
System.getProperty(java.lang.String, java.lang.String)
public static Integer getInteger(String nm,
Integer val)
System クラスで定義された getProperty メソッドでアクセスできます。次にこのプロパティの文字列値が Integer.decode メソッドの場合と同じように整数値として扱われ、その値を表す Integer オブジェクトが返されます。
0x または ASCII 文字 # で始まり、そのあとにマイナス符号がない場合は、値の残りはメソッド valueOf(java.lang.String, int) を基数 16 で使う場合とまったく同じように 16 進整数として解析される
0 で始まり、それに別の文字が続く場合、値はメソッド valueOf(java.lang.String, int) を基数 8 で使う場合とまったく同じように 8 進整数として解析される
valueOf(java.lang.String, int) を基数 10 で使う場合とまったく同じように 10 進整数として解析される
2 番目の引数はデフォルトの値です。指定された名前のプロパティがない場合、該当するプロパティが適切な数値形式でない場合、あるいは指定した名前が空白または null の場合は、デフォルト値が返されます。
nm - プロパティ名val - デフォルト値Integer 値System.getProperty(java.lang.String),
System.getProperty(java.lang.String, java.lang.String),
decode(java.lang.String)
public static Integer decode(String nm)
throws NumberFormatException
String を Integer に復号化します。以下の形式の、10 進数、16 進数、および 8 進数を指定できます。
[-] 10 進定数
[-] 0x 16 進定数
[-] # 16 進定数
[-] 0 8 進定数
負の符号 (省略可能) か「基数指定子」のどちらか、あるいは両方の後にある定数は、指定された基数 (10、8、あるいは 16) で Integer.parseInt メソッドを使う場合と同じように解析されます。この定数は正の数でなければならず、そうでない場合は NumberFormatException がスローされます。指定された String の 1 番目の文字が負の符号である場合、生成された結果は負の値となります。この String では、空白文字を指定することはできません。nm - 復号化対象の StringIntegerNumberFormatException - String が解析可能な整数型を含まない場合parseInt(String, int)public int compareTo(Integer anotherInteger)
anotherInteger - 比較対象の Integer0、この Integer が引数 Integer より小さい数値の場合は 0 よりも小さい値、この Integer が引数 Integer より大きい数値の場合は 0 より大きい値 (符号付きの比較)public int compareTo(Object o)
compareTo(Integer) と同じです。そうでない場合は、ClassCastException がスローされます。これは、Integer の比較は Integer 同士でしか行えないためです。Comparable 内の compareToo - 比較対象の Object0。引数がこの Integer より大きい数値の場合は 0 より小さい値。引数がこの Integer より小さい数値の場合は 0 より大きい値ClassCastException - 引数が Integer ではない場合Comparable
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