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JavaTM 2 Platform Std. Ed. v1.3 |
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前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
java.lang.Object | +--java.lang.Number | +--java.lang.Long
Long クラスは、プリミティブ型 long
の値をオブジェクト内にラップします。Long
型のオブジェクトには、型が long
の単一フィールドが入ります。
さらにこのクラスは、long
を String
に、String
を long
に変換する各種メソッドや、long
の処理時に役立つ定数およびメソッドも提供します。
フィールドの概要 | |
static long |
MAX_VALUE
long 型の最大値です。 |
static long |
MIN_VALUE
long 型の最小値です。 |
static Class |
TYPE
プリミティブ型 long を表す Class オブジェクトです。 |
コンストラクタの概要 | |
Long(long value)
プリミティブな long の引数を表す、新しく割り当てられた Long オブジェクトを構築します。 |
|
Long(String s)
文字列が 10 進数で表現された値を表す、新しく割り当てられた Long オブジェクトを構築します。 |
メソッドの概要 | |
byte |
byteValue()
この Long の値を byte 値として返します。 |
int |
compareTo(Long anotherLong)
2 つの Long の値を比較します。 |
int |
compareTo(Object o)
この Long をほかの Object と比較します。 |
static Long |
decode(String nm)
String を Long に復号化します。 |
double |
doubleValue()
この Long の値を double 値として返します。 |
boolean |
equals(Object obj)
このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。 |
float |
floatValue()
この Long の値を float 値として返します。 |
static Long |
getLong(String nm)
指定された名前のシステムプロパティの long 値を判定します。
|
static Long |
getLong(String nm,
long val)
指定された名前のシステムプロパティの long 値を判定します。
|
static Long |
getLong(String nm,
Long val)
指定された名前のシステムプロパティの long 値を返します。 |
int |
hashCode()
この Long のハッシュコードを返します。 |
int |
intValue()
この Long の値を int 値として返します。 |
long |
longValue()
この Long の値を long 値として返します。 |
static long |
parseLong(String s)
文字列の引数を符号付き 10 進数の long 値として解析します。 |
static long |
parseLong(String s,
int radix)
2 番目の引数により指定された基数を元にして、文字列の引数を符号付き long 値として解析します。 |
short |
shortValue()
この Long の値を short 値として返します。 |
static String |
toBinaryString(long i)
long 型の引数の文字列表現を、基数 2 の符号なし整数として生成します。 |
static String |
toHexString(long i)
long 型の引数の文字列表現を、基数 16 の符号なし整数として生成します。 |
static String |
toOctalString(long i)
long 型の引数の文字列表現を、基数 8 の符号なし整数として生成します。 |
String |
toString()
この Long の値を表す String オブジェクトを返します。 |
static String |
toString(long i)
指定された整数を表す新しい String オブジェクトを返します。 |
static String |
toString(long i,
int radix)
2 番目の引数を基数として、1 番目の引数の文字列表現を作成します。 |
static Long |
valueOf(String s)
指定された String の値に初期化された新しい long オブジェクトを返します。 |
static Long |
valueOf(String s,
int radix)
指定された String の値に初期化された新しい long オブジェクトを返します。 |
クラス java.lang.Object から継承したメソッド |
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait |
フィールドの詳細 |
public static final long MIN_VALUE
long
型の最小値です。public static final long MAX_VALUE
long
型の最大値です。public static final Class TYPE
コンストラクタの詳細 |
public Long(long value)
long
の引数を表す、新しく割り当てられた Long
オブジェクトを構築します。value
- Long
オブジェクトが表す値public Long(String s) throws NumberFormatException
Long
オブジェクトを構築します。文字列は、基数 10 で parseLong(java.lang.String, int)
メソッドを使用するのとまったく同じように long
に変換されます。s
- Long
に変換する文字列NumberFormatException
- String
が解析可能な長整数を含まない場合valueOf(java.lang.String)
メソッドの詳細 |
public static String toString(long i, int radix)
基数が Character.MIN_RADIX
よりも小さい場合、あるいは Character.MAX_RADIX
よりも大きい場合は、代わりに 10
を基数として使います。
1 番目の引数が負の数である場合、生成された文字列の 1 番目の要素はマイナス記号の ASCII 文字 '-'
('\u002d') になります。1 番目の引数が負の数でない場合、生成された文字列には符号が付きません。
生成された文字列の残りの文字は、1 番目の引数の絶対値を表します。絶対値がゼロである場合は、単一のゼロ '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、絶対値を表す文字の 1 番目の文字はゼロではありません。以下の ASCII 文字を、数字の桁に使います。
これらは、'\u0030' 〜 '\u0039' と、'\u0061' 〜 '\u007a' になります。基数を N とすると、これらの文字の 1 文字目から N 文字目までが、基数 -N 桁として順に使われます。すなわち、16 進数 (基数は 16) に使われる桁の数字は 0123456789abcdef となります。大文字を使いたい場合は、生成された文字列に対して0123456789abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
String.toUpperCase()
メソッドを呼び出すことができます。
Long.toString(n, 16).toUpperCase()
i
- long 値radix
- 基数Character.MAX_RADIX
,
Character.MIN_RADIX
public static String toHexString(long i)
符号なし long 値は、引数が負の数の場合は、引数に 264 を加算した値になります。そうでない場合は、引数に等しい値になります。
符号なしの絶対値がゼロの場合は、単一のゼロ文字 '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、符号なしの絶対値を表す文字の 1 文字目はゼロではありません。16 進数の桁には、以下の文字を使います。
これらは '\u0030' 〜 '\u0039' と、'\u0061' 〜 '\u0066' の文字です。大文字を使いたい場合は、生成された文字列に対して0123456789abcdef
String.toUpperCase()
メソッドを呼び出すことができます。
Long.toHexString(n).toUpperCase()
i
- long
値public static String toOctalString(long i)
符号なし long 値は、引数が負の数の場合は、引数に 264 を加算した値になります。そうでない場合は、引数に等しい値になります。
符号なしの絶対値がゼロの場合は、単一のゼロ文字 '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、符号なしの絶対値を表わす文字の 1 文字目はゼロではありません。8 進数の桁には、以下の数字を使います。
これらは、'\u0030' 〜 '\u0037' の文字です。01234567
i
- long
値public static String toBinaryString(long i)
符号なし long 値は、引数が負の数の場合は、引数に 264 を加算した値になります。そうでない場合は、引数に等しい値になります。
符号なしの絶対値がゼロの場合は、単一のゼロ文字 '0' ('\u0030') で表されます。そうでない場合は、符号なしの絶対値を表わす文字の 1 文字目はゼロではありません。2 進数の桁には、文字 '0' ('\u0030') および '1' ('\u0031') を使います。
i
- long 値public static String toString(long i)
toString(long, int)
メソッドに引数として指定された場合とまったく同じです。i
- 変換される long
値public static long parseLong(String s, int radix) throws NumberFormatException
long
値として解析します。文字列にある文字はすべて、指定された基数の桁に使う文字でなければなりません。これは、Character.digit
が負ではない値を返すかどうかによって調べることができます。ただし、1 番目の文字だけは、負の値を表すためにマイナス記号の ASCII 文字 '-'
('\u002d'
) であってもかまいません。以上の結果生成された long
値を返します。
L または l を型指定子として文字列の末尾に付けることは、Java プログラム言語のソースコードの場合とは違って許されません。ただし、基数が 22 よりも大きい桁の数字には、L または l が現われます。
以下に挙げる状況のどれかが発生した場合に、NumberFormatException 型の例外がスローされます。
Character.MIN_RADIX
よりも小さいか、Character.MAX_RADIX
よりも大きい
例
parseLong("0", 10) は 0L を返す parseLong("473", 10) は 473L を返す parseLong("-0", 10) は 0L を返す parseLong("-FF", 16) は -255L を返す parseLong("1100110", 2) は 102L を返す parseLong("99", 8) は NumberFormatException をスローする parseLong("Hazelnut", 10) は NumberFormatException をスローする parseLong("Hazelnut", 36) は 1356099454469L を返す
s
- long
値を含む String
radix
- 使用される基数long
値NumberFormatException
- 文字列が解析可能な整数型を含まない場合public static long parseLong(String s) throws NumberFormatException
long
値として解析します。文字列にある文字はすべて、10 進数でなければなりません。ただし、1 番目の文字だけは、負の値を表すためにマイナス記号の ASCII 文字 '-'
('\u002d'
) であってもかまいません。以上の結果生成された long 値が返されます。これは、この引数と基数 10 が、2 つの引数をとる parseLong(String, int)
メソッドに引数として指定された場合とまったく同じです。
L または l を型指定子として文字列の末尾に付けることは、Java プログラムのソースコードの場合とは違って許されません。
s
- 文字列long
値NumberFormatException
- 文字列が解析可能な long
値を含まない場合public static Long valueOf(String s, int radix) throws NumberFormatException
1 番目の引数は、2 番目の引数で指定された基数による符号付き整数を表すと解釈されます。これは、2 つの引数をとる parseLong(java.lang.String, int)
メソッドにこの引数が指定された場合とまったく同じです。生成された結果は、文字列に指定された整数値を表す Long オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返す Long オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Long(Long.parseLong(s, radix))
s
- long
値を含む String
radix
- 使用される基数Long
NumberFormatException
- String
が解析可能な long
値を含まない場合public static Long valueOf(String s) throws NumberFormatException
引数は、符号付き 10 進整数を表すと解釈されます。これは、1 つの引数をとる parseLong(java.lang.String)
メソッドにこの引数が指定された場合とまったく同じです。生成された結果は、文字列に指定された整数値を表す Long
オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返す Long オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Long(Long.parseLong(s))
s
- 解析される文字列Long
。文字列引数で表される値に初期化されているNumberFormatException
- String
が解析可能な long
値を含まない場合public static Long decode(String nm) throws NumberFormatException
String
を Long
に復号化します。以下の形式の、10 進数、16 進数、および 8 進数を指定できます。
[-] 10 進定数 [-] 0x 16 進定数 [-] # 16 進定数 [-] 0 8 進定数負の符号か基数指示子のどちらか、あるいはその両方の後にある定数は、指定された基数 (10、8、あるいは 16) で
Long.parseLong
メソッドを使う場合と同じように解析されます。この定数は正の数でなければならず、そうでない場合は NumberFormatException がスローされます。指定された String
の 1 番目の文字が負の符号である場合、生成された結果は負の値となります。この String
では、空白文字を指定することはできません。nm
- 復号化対象の String
Long
NumberFormatException
- 文字列が解析可能な long
値を含まない場合parseLong(String, int)
public byte byteValue()
Number
内の byteValue
public short shortValue()
Number
内の shortValue
public int intValue()
Number
内の intValue
long
値の int
型に変換された値public long longValue()
Number
内の longValue
long
値public float floatValue()
Number
内の floatValue
long
値の float
型に変換された値public double doubleValue()
Number
内の doubleValue
long
値の double
型に変換された値public String toString()
toString(long)
メソッドの引数としてこの long 値が指定された場合とまったく同じです。Object
内の toString
public int hashCode()
Long
オブジェクトが表すプリミティブ long
値の上位 32 ビットと下位 32 ビットの排他的論理和です。すなわち、ハッシュコードは次の式の値になります。
(int)(this.longValue()^(this.longValue()>>>32))
Object
内の hashCode
public boolean equals(Object obj)
true
になるのは、引数が null
ではなく、このオブジェクトと同じ Long
値を含む Long
オブジェクトである場合だけです。Object
内の equals
obj
- 比較対象のオブジェクトtrue
、そうでない場合は false
public static Long getLong(String nm)
long
値を判定します。
1 番目の引数は、システムプロパティの名前として扱われます。システムプロパティには System.getProperty(java.lang.String)
メソッドでアクセスできます。次にこのプロパティの文字列値が long 値として扱われ、この値を表す Long
オブジェクトが返されます。可能な数値形式については、getProperty
の定義を参照してください。
指定された名前を持つプロパティがない場合、指定された名前が空白または null の場合、あるいはプロパティが適切な数値形式でない場合は、null
が返されます。
つまり、このメソッドが返す Long オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
getLong(nm, null)
nm
- プロパティ名Long
値System.getProperty(java.lang.String)
,
System.getProperty(java.lang.String, java.lang.String)
public static Long getLong(String nm, long val)
long
値を判定します。
1 番目の引数は、システムプロパティの名前として扱われます。システムプロパティには System.getProperty(java.lang.String)
メソッドでアクセスできます。次にこのプロパティの文字列値が long 値として扱われ、この値を表す Long
オブジェクトが返されます。可能な数値形式については、getProperty
の定義を参照してください。
2 番目の引数はデフォルトの値です。指定された名前のプロパティがない場合、該当するプロパティが適切な数値形式でない場合、あるいは指定した名前が空白または null の場合は、Long
オブジェクトが示す 2 番目の引数が返されます。
つまり、このメソッドが返す Long オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
しかし実際には、次のように実装されます。getLong(nm, new Long(val))
この実装により、デフォルトの値が不要な場合に、Long オブジェクトの余計な割り当てを避けることができます。Long result = getLong(nm, null); return (result == null) ? new Long(val) : result;
nm
- プロパティ名val
- デフォルト値Long
値System.getProperty(java.lang.String)
,
System.getProperty(java.lang.String, java.lang.String)
public static Long getLong(String nm, Long val)
System.getProperty(java.lang.String)
メソッドでアクセスできます。次にこのプロパティの文字列値が Long.decode
メソッドの場合と同じように long 値として扱われ、この値を表す Long
オブジェクトが返されます。
valueOf(java.lang.String, int)
を基数 16 で使う場合とまったく同じように 16 進整数として解析される
valueOf(java.lang.String, int)
を基数 8 で使う場合とまったく同じように 8 進整数として解析される
valueOf(java.lang.String, int)
を基数 10 で使う場合とまったく同じように 10 進整数として解析される
以上のどの場合でも、型指定子として L または l をプロパティ値の末尾に付けることは、Java プログラム言語のソースコードの場合とは異なり許可されません。
2 番目の引数はデフォルトの値です。指定された名前のプロパティがない場合、該当するプロパティが適切な数値形式でない場合、あるいは指定した名前が空白または null の場合は、デフォルト値が返されます。
nm
- プロパティ名val
- デフォルト値Long
値System.getProperty(java.lang.String)
,
System.getProperty(java.lang.String, java.lang.String)
,
decode(java.lang.String)
public int compareTo(Long anotherLong)
anotherLong
- 比較対象の Long
0
、この Long が引数 Long よりも小さい数値の場合は 0
よりも小さい値、この Long が引数 Long よりも大きい数値の場合は 0
よりも大きい値 (符号付きの比較)public int compareTo(Object o)
compareTo(Long)
と同じです。そうでない場合は、ClassCastException
がスローされます。これは、Long の比較は Long 同士でしか行えないためです。Comparable
内の compareTo
o
- 比較対象の Object
0
。引数がこの Long より大きい数値の場合は 0
より小さい値。引数がこの Long より小さい数値の場合は 0
より大きい値ClassCastException
-
引数が Long
ではない場合Comparable
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JavaTM 2 Platform Std. Ed. v1.3 |
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前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
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