- java.lang.Object
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- org.omg.CORBA.NVList
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public abstract class NVList extends Object
NamedValueオブジェクトが格納された変更可能リストです。NVListクラスは、次の目的で使用されます。- Dynamic Invocation InterfaceとDynamic Skeleton Interfaceで
Requestオブジェクトの引数を記述するため Contextオブジェクトのコンテキスト値を記述するため
各
NamedValueオブジェクトは、次の内容で構成されます。- 名前(
Stringオブジェクト) - 値(
Anyオブジェクト) - 引数モード・フラグ
NVListオブジェクトは、次のORBメソッドのいずれかを使用して作成できます。org.omg.CORBA.ORB.create_listorg.omg.CORBA.NVList nv = orb.create_list(3);変数nvは新たに作成されたNVListオブジェクトを表す。 引数はORBに対するメモリー管理ヒントであり、リストの実際の長さを示すものではない。 たとえば、リクエストにNVListオブジェクトを使用し、呼び出されるメソッドが3つのパラメータを取る場合、create_listメソッドに3を指定して最適化できる。 新しいNVListは必ずしも長さ3ではなく、たとえば、長さが2または4の場合がある。 元の長さに関係なく、このリストに任意の数のNamedValueオブジェクトを追加することも可能。org.omg.CORBA.ORB.create_operation_listorg.omg.CORBA.NVList nv = orb.create_operation_list(myOperationDef);変数nvは、指定されたOperationDefオブジェクトで記述されるメソッドの引数記述を格納している、新しく生成されたNVListオブジェクトを表す。
NVListクラスのメソッドはすべて、リスト内のNamedValueオブジェクトを処理します。NamedValueオブジェクトの追加用メソッドには、リスト内のNamedValueオブジェクトの数を取得するメソッド、指定したインデックスのNamedValueオブジェクトを取得するメソッド、および指定したインデックスのNamedValueオブジェクトを削除するメソッド、の3つがあります。- 導入されたバージョン:
- JDK1.2
- 関連項目:
Request,ServerRequest,NamedValue,Context
- Dynamic Invocation InterfaceとDynamic Skeleton Interfaceで
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コンストラクタのサマリー
コンストラクタ コンストラクタ 説明 NVList()
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メソッドのサマリー
すべてのメソッド インスタンス・メソッド 抽象メソッド 修飾子と型 メソッド 説明 abstract NamedValueadd(int flags)指定されたフラグで初期化されたNamedValueオブジェクトを新規作成し、それをこのNVListオブジェクトの末尾に追加します。abstract NamedValueadd_item(String item_name, int flags)指定された名前とフラグで初期化された新しいNamedValueオブジェクトを作成し、それをこのNVListオブジェクトの末尾に追加します。abstract NamedValueadd_value(String item_name, Any val, int flags)指定された名前、値、およびフラグで初期化された新しいNamedValueオブジェクトを作成し、それをこのNVListオブジェクトの末尾に追加します。abstract intcount()このNVListオブジェクトに追加されたNamedValueオブジェクトの数を返します。abstract NamedValueitem(int index)指定されたインデックスでのNamedValueを取得します。abstract voidremove(int index)指定されたインデックスにあるNamedValueオブジェクトを削除します。
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メソッドの詳細
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count
public abstract int count()
このNVListオブジェクトに追加されたNamedValueオブジェクトの数を返します。- 戻り値:
- この
NVList内のNamedValueオブジェクトの数を示すint。
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add
public abstract NamedValue add(int flags)
指定されたフラグで初期化されたNamedValueオブジェクトを新規作成し、それをこのNVListオブジェクトの末尾に追加します。 フラグには、引数引渡しモードARG_IN.value、ARG_OUT.value、ARG_INOUT.valueのいずれかを指定できます。- パラメータ:
flags- 引数モード・フラグのいずれか- 戻り値:
- 新しく作成された
NamedValueオブジェクト
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add_item
public abstract NamedValue add_item(String item_name, int flags)
指定された名前とフラグで初期化された新しいNamedValueオブジェクトを作成し、それをこのNVListオブジェクトの末尾に追加します。 フラグには、引数引渡しモードARG_IN.value、ARG_OUT.value、ARG_INOUT.valueのいずれかを指定できます。- パラメータ:
item_name- 新しいNamedValueオブジェクトの名前flags- 引数モード・フラグのいずれか- 戻り値:
- 新しく作成された
NamedValueオブジェクト
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add_value
public abstract NamedValue add_value(String item_name, Any val, int flags)
指定された名前、値、およびフラグで初期化された新しいNamedValueオブジェクトを作成し、それをこのNVListオブジェクトの末尾に追加します。- パラメータ:
item_name- 新しいNamedValueオブジェクトの名前val- 新しいNamedValueオブジェクトの値を含むAnyオブジェクトflags- 引数引渡しモードARG_IN.value、ARG_OUT.value、またはARG_INOUT.valueのいずれか- 戻り値:
- 新しく作成された
NamedValueオブジェクト
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item
public abstract NamedValue item(int index) throws Bounds
指定されたインデックスでのNamedValueを取得します。- パラメータ:
index- 対象のNamedValueオブジェクトのインデックス。インデックスは、0から(リストの長さ - 1)までの値にする必要がある。 最初の項目のインデックスは0になる。- 戻り値:
- 指定されたインデックスでの
NamedValue - 例外:
Bounds- インデックスがNamedValueオブジェクトの数と等しいか、それよりも大きい場合
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remove
public abstract void remove(int index) throws Bounds指定されたインデックスにあるNamedValueオブジェクトを削除します。 削除されたNamedValueオブジェクト以降のすべてのインデックスが1だけ減少します。- パラメータ:
index- 削除されるNamedValueオブジェクトのインデックス。インデックスは、0から(リストの長さ - 1)までの値にする必要がある。 最初の項目のインデックスは0になる。- 例外:
Bounds- インデックスがリスト内のNamedValueオブジェクトの数と等しいか、それよりも大きい場合
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