モジュール java.desktop
パッケージ javax.swing

クラスToolTipManager

  • すべての実装されたインタフェース:
    MouseListener, MouseMotionListener, MouseWheelListener, EventListener

    public class ToolTipManager
    extends MouseAdapter
    implements MouseMotionListener
    システム内のすべてのToolTipsを管理します。

    ToolTipManagerには、ツールヒントを表示するまでの時間や表示を終了するまでの時間を構成するためのプロパティが多数含まれます。 たとえば、JTreeのようにマウスの位置に基づいて異なるツールヒントを表示するコンポーネントを考えます。 マウスがJTreeの内部に移動し、有効なツールヒントを持つ領域の上に置かれた場合、initialDelayミリ秒が経過した後にツールヒントが表示されます。 dismissDelayミリ秒が経過すると、ツールヒントは表示されなくなります。 有効なツールヒントを持つ領域にマウスがあり、ツールヒントが表示されているときに、有効なツールヒントを持たない領域にマウスが移動すると、ツールヒントは表示されなくなります。 reshowDelayミリ秒が経過する前に、有効なツールヒントを持つ領域にマウスが再度移動すると、ツールヒントは即時に表示されます。それ以外の場合は、initialDelayミリ秒が経過してからツールヒントが再び表示されます。

    導入されたバージョン:
    1.2
    関連項目:
    JComponent.createToolTip()
    • フィールドの詳細

      • lightWeightPopupEnabled

        protected boolean lightWeightPopupEnabled
        軽量ポップアップが有効になりました。
      • heavyWeightPopupEnabled

        protected boolean heavyWeightPopupEnabled
        重いポップアップが有効になっています。
    • メソッドの詳細

      • setEnabled

        public void setEnabled​(boolean flag)
        ツールヒントを有効または無効にします。
        パラメータ:
        flag - ツールヒントを有効にする場合はtrue、そうでない場合はfalse
      • isEnabled

        public boolean isEnabled()
        このオブジェクトが有効な場合にtrueを返します。
        戻り値:
        オブジェクトが有効な場合はtrue、そうでない場合はfalse
      • setLightWeightPopupEnabled

        public void setLightWeightPopupEnabled​(boolean aFlag)
        JToolTipを表示する場合、ToolTipManagerは適切であれば軽量なJPanelを選択します。 このメソッドを使用すると、その機能を無効にできます。 アプリケーションが軽量コンポーネントと重量コンポーネントを混用する場合には、使用不可にする必要があります。
        パラメータ:
        aFlag - 軽量パネルを使用する場合はtrue、そうでない場合はfalse
      • isLightWeightPopupEnabled

        public boolean isLightWeightPopupEnabled()
        軽量の(すべてのJavaの) Tooltipsが使用されている場合はtrue、重量の(ネイティブ・ピアの) Tooltipsが使用されている場合はfalseを返します。
        戻り値:
        軽量ToolTipsを使用している場合はtrue
      • setInitialDelay

        public void setInitialDelay​(int milliseconds)
        初期遅延値を指定します。
        パラメータ:
        milliseconds - カーソルを一時停止したあと、ツールヒントが表示されるまでの遅延時間(ミリ秒単位)
        関連項目:
        getInitialDelay()
      • getInitialDelay

        public int getInitialDelay()
        初期遅延値を返します。
        戻り値:
        初期遅延値を表すint値(ミリ秒単位)
        関連項目:
        setInitialDelay(int)
      • setDismissDelay

        public void setDismissDelay​(int milliseconds)
        消去までの遅延時間を設定します。
        パラメータ:
        milliseconds - ツールヒントが消去されるまでの遅延時間(ミリ秒単位)
        関連項目:
        getDismissDelay()
      • getDismissDelay

        public int getDismissDelay()
        消去までの遅延時間を返します。
        戻り値:
        消去までの遅延時間値を表すint値(ミリ秒単位)
        関連項目:
        setDismissDelay(int)
      • setReshowDelay

        public void setReshowDelay​(int milliseconds)
        ツールヒントの表示前にユーザーがinitialDelayの時間(ミリ秒単位)を待機する必要が生じるまでの時間を指定します。 つまり、有効なツールヒントを持つ同じComponentの領域にユーザーがmilliseconds (ミリ秒単位)の時間内に移動した場合、ツールヒントは即時に表示されます。 有効なツールヒントを持つ領域にユーザーがmillisecondsの時間を経過したあとに移動した場合、ツールヒントが再表示されるまでにユーザーはさらにinitialDelayの時間だけ待機する必要があります。
        パラメータ:
        milliseconds - 時間(ミリ秒単位)
        関連項目:
        getReshowDelay()
      • getReshowDelay

        public int getReshowDelay()
        再表示遅延プロパティを返します。
        戻り値:
        再表示遅延プロパティ
        関連項目:
        setReshowDelay(int)
      • sharedInstance

        public static ToolTipManager sharedInstance()
        ToolTipManagerの共有インスタンスを返します。
        戻り値:
        共有ToolTipManagerオブジェクト
      • registerComponent

        public void registerComponent​(JComponent component)
        コンポーネントをツールヒント管理用に登録します。

        このメソッドは、componentにフォーカス・バインディングが用意されている場合に限り、ツールヒントの表示および消去のためにキー・バインディングを登録します。 登録されると、JLabelなど、通常のフォーカス・トラバーサルが可能ではないコンポーネントは、このメソッドを呼び出しても、フォーカス・トラバーサルが可能にはなりません。

        パラメータ:
        component - 追加するJComponentオブジェクト
        関連項目:
        Component.isFocusTraversable()
      • unregisterComponent

        public void unregisterComponent​(JComponent component)
        ツールヒント制御からコンポーネントを削除します。
        パラメータ:
        component - 削除するJComponentオブジェクト
      • mouseEntered

        public void mouseEntered​(MouseEvent event)
        コンポーネントの領域にマウスが入ったときに呼び出されます。 ツールヒントを表示するか表示しないかを指定します。
        定義:
        mouseEntered、インタフェースMouseListener
        パラメータ:
        event - 該当のイベント
      • mouseExited

        public void mouseExited​(MouseEvent event)
        コンポーネントの領域からマウスが出たときに呼び出されます。 表示されているツールヒントはすべて消去されます。
        定義:
        mouseExited、インタフェースMouseListener
        パラメータ:
        event - 該当のイベント
      • mousePressed

        public void mousePressed​(MouseEvent event)
        マウスが押されたときに呼び出されます。 表示されているツールヒントはすべて消去されます。
        定義:
        mousePressed、インタフェースMouseListener
        パラメータ:
        event - 該当のイベント
      • mouseDragged

        public void mouseDragged​(MouseEvent event)
        マウスが押され、ドラッグされたときに呼び出されます。 何も行いません。
        定義:
        mouseDragged、インタフェースMouseMotionListener
        オーバーライド:
        mouseDragged、クラスMouseAdapter
        パラメータ:
        event - 該当のイベント
      • mouseMoved

        public void mouseMoved​(MouseEvent event)
        マウスが移動したときに呼び出されます。 ツールヒントを表示するか表示しないかを指定します。
        定義:
        mouseMoved、インタフェースMouseMotionListener
        オーバーライド:
        mouseMoved、クラスMouseAdapter
        パラメータ:
        event - 該当のイベント