public interface ServerRequestInterceptorOperations extends InterceptorOperations
要求インタセプタは、特定の地点でORBを介して要求/応答シーケンスの流れを遮断し、サービスが要求情報を照会したり、クライアントとサーバーとの間でやりとりされるサービス・コンテキストを操作したりできるよう設計されています。 要求インタセプタの主な使用目的は、ORBサービスがクライアントとサーバーとの間でコンテキスト情報を転送できるようにすることです。 要求インタセプタには、クライアント側とサーバー側の2種類があります。
サーバー側のインタセプタを作成するには、ServerRequestInterceptorインタフェースを実装します。
ServerRequestInfo
修飾子と型 | メソッド | 説明 |
---|---|---|
void |
receive_request_service_contexts(ServerRequestInfo ri) |
インタセプタでサービス・コンテキスト情報を処理できるようにします。
|
void |
receive_request(ServerRequestInfo ri) |
オペレーション・パラメータなどのすべての情報が使用できるようになったあとで、インタセプタが要求情報を照会できるようにします。
|
void |
send_exception(ServerRequestInfo ri) |
例外がクライアントにスローされる前に、インタセプタが例外情報を照会したり、応答サービス・コンテキストを変更したりできるようにします。
|
void |
send_other(ServerRequestInfo ri) |
要求によって通常の応答または例外以外のものが返されたときに、インタセプタが利用可能な情報を照会できるようにします。
|
void |
send_reply(ServerRequestInfo ri) |
ターゲット・オペレーションが呼び出されてから応答がクライアントに返されるまで、インタセプタが応答情報を照会したり、応答サービス・コンテキストを変更したりできるようにします。
|
destroy, name
void receive_request_service_contexts(ServerRequestInfo ri) throws ForwardRequest
この遮断点で、インタセプタは着信リクエストからそのサービス・コンテキスト情報を取得し、それをPortableInterceptor.Current
のスロットに転送する必要があります。
この遮断点は、サーバント・マネージャが呼び出される前に呼び出されます。 オペレーション・パラメータは、この時点ではまだ使用できません。 この遮断点は、ターゲットの呼び出しと同じスレッド内で動作する場合もしない場合もあります。
この遮断点では、システム例外がスローされる場合があります。 その場合、ほかのインタセプタのreceive_request_service_contexts
オペレーションは呼び出されません。 フロー・スタック上のそれらのインタセプタが表示され、そのsend_exception
遮断点が呼び出されます。
この遮断点では、ForwardRequest
例外がスローされる場合もあります。 この例外がスローされた場合、ほかのインタセプタのreceive_request_service_contexts
オペレーションは呼び出されません。 フロー・スタック上のそれらのインタセプタが表示され、そのsend_other
遮断点が呼び出されます。
この遮断点からシステム例外をスローする場合、準拠しているインタセプタはcompletion_status
セマンティックスに厳密に従います。 completion_status
はCOMPLETED_NOになります。
ri
- 遮断される現在のリクエストに関する情報。ForwardRequest
- スローされた場合は、例外に指定されている新しいオブジェクトを使ってリクエストの再試行が行われることをORBに通知する。void receive_request(ServerRequestInfo ri) throws ForwardRequest
DSIモデルでは、ユーザー・コードによってarguments
が呼び出された時点ではじめてパラメータが使用できるようになるため、receive_request
はarguments
内から呼び出されます。 DSIモデルでは、arguments
が呼び出されないこともあります。 また、set_exception
が呼び出されてから、arguments
が呼び出されることもあります。 ORBでは、arguments
またはset_exception
のどちらかを介してreceive_request
が1度だけ呼び出されることを保証しています。 set_exception
を介して呼び出された場合、引数をリクエストすると、標準マイナー・コード1が設定されたNO_RESOURCES
がスローされます。
この遮断点では、システム例外がスローされる場合があります。 その場合、ほかのインタセプタのreceive_request
オペレーションは呼び出されません。 フロー・スタック上のそれらのインタセプタが表示され、そのsend_exception
遮断点が呼び出されます。
この遮断点では、ForwardRequest
例外がスローされる場合もあります。 この例外がスローされた場合、ほかのインタセプタのreceive_request
オペレーションは呼び出されません。 フロー・スタック上のそれらのインタセプタが表示され、そのsend_other
遮断点が呼び出されます。
この遮断点からシステム例外をスローする場合、準拠しているインタセプタはcompletion_status
セマンティックスに厳密に従います。 completion_status
はCOMPLETED_NO
になります。
ri
- 遮断される現在のリクエストに関する情報。ForwardRequest
- スローされた場合は、例外に指定されている新しいオブジェクトを使ってリクエストの再試行が行われることをORBに通知する。void send_reply(ServerRequestInfo ri)
この遮断点では、システム例外がスローされる場合があります。 この例外がスローされた場合、ほかのインタセプタのsend_reply
オペレーションは呼び出されません。 フロー・スタック内の残りのインタセプタが表示され、そのsend_exception
遮断点が呼び出されます。
この遮断点からシステム例外をスローする場合、準拠しているインタセプタはcompletion_status
セマンティックスに厳密に従います。 completion_status
はCOMPLETED_YES
になります。
ri
- 遮断される現在のリクエストに関する情報。void send_exception(ServerRequestInfo ri) throws ForwardRequest
この遮断点では、システム例外がスローされる場合があります。 この例外がスローされると、フロー・スタックから表示された後続のインタセプタがそのsend_exception
呼出しで受信する例外が変更されます。 クライアントにスローされる例外は、インタセプタによって最後にスローされる例外となります。ただし、例外を変更するインタセプタがない場合は元の例外となります。
この遮断点では、ForwardRequest
例外がスローされる場合もあります。 この例外がスローされた場合、ほかのインタセプタのsend_exception
オペレーションは呼び出されません。 フロー・スタック内の残りのインタセプタが表示され、そのsend_other
遮断点が呼び出されます。
この例外のcompletion_status
がCOMPLETED_NO
の場合、この遮断点によってForwardRequest
例外がスローされるのは適切ではありません。 このリクエストの「最大で1回」というセマンティックスが失われます。
この遮断点からシステム例外をスローする場合、準拠しているインタセプタはcompletion_status
セマンティックスに厳密に従います。 元の例外がシステム例外である場合、新しい例外のcompletion_status
は元の例外のそれと同じになります。 元の例外がユーザー例外である場合、新しい例外のcompletion_status
はCOMPLETED_YES
になります。
ri
- 遮断される現在のリクエストに関する情報。ForwardRequest
- スローされた場合は、例外に指定されている新しいオブジェクトを使ってリクエストの再試行が行われることをORBに通知する。void send_other(ServerRequestInfo ri) throws ForwardRequest
LOCATION_FORWARD
ステータスが設定されたGIOP応答が受信された場合など)。 この遮断点は、ターゲットの呼び出しと同じスレッド内で動作します。
この遮断点では、システム例外がスローされる場合があります。 この例外がスローされた場合、ほかのインタセプタのsend_other
オペレーションは呼び出されません。 フロー・スタック内の残りのインタセプタが表示され、そのsend_exception
遮断点が呼び出されます。
この遮断点では、ForwardRequest
例外がスローされる場合もあります。 この例外がスローされた場合は、後続のインタセプタのsend_other
オペレーションが呼び出され、ForwardRequest
例外によって新しい情報が提供されます。
この遮断点からシステム例外をスローする場合、準拠しているインタセプタはcompletion_status
セマンティックスに厳密に従います。 completion_status
はCOMPLETED_NO
になります。
ri
- 遮断される現在のリクエストに関する情報。ForwardRequest
- スローされた場合は、例外に指定されている新しいオブジェクトを使ってリクエストの再試行が行われることをORBに通知する。 バグまたは機能を送信
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