-
- 型パラメータ:
E
- このコレクション内の要素の型
- すべてのスーパー・インタフェース:
Iterable<E>
- 既知のすべてのサブインタフェース:
BeanContext
,BeanContextServices
,BlockingDeque<E>
,BlockingQueue<E>
,Deque<E>
,EventSet
,List<E>
,NavigableSet<E>
,ObservableList<E>
,ObservableListValue<E>
,ObservableSet<E>
,ObservableSetValue<E>
,Queue<E>
,Set<E>
,SortedSet<E>
,TransferQueue<E>
,WritableListValue<E>
,WritableSetValue<E>
- 既知のすべての実装クラス:
AbstractCollection
,AbstractList
,AbstractQueue
,AbstractSequentialList
,AbstractSet
,ArrayBlockingQueue
,ArrayDeque
,ArrayList
,AttributeList
,BeanContextServicesSupport
,BeanContextSupport
,ConcurrentHashMap.KeySetView
,ConcurrentLinkedDeque
,ConcurrentLinkedQueue
,ConcurrentSkipListSet
,CopyOnWriteArrayList
,CopyOnWriteArraySet
,DelayQueue
,EnumSet
,FilteredList
,HashSet
,JobStateReasons
,LinkedBlockingDeque
,LinkedBlockingQueue
,LinkedHashSet
,LinkedList
,LinkedTransferQueue
,ListBinding
,ListExpression
,ListProperty
,ListPropertyBase
,ModifiableObservableListBase
,ObservableListBase
,PriorityBlockingQueue
,PriorityQueue
,ReadOnlyListProperty
,ReadOnlyListPropertyBase
,ReadOnlyListWrapper
,ReadOnlySetProperty
,ReadOnlySetPropertyBase
,ReadOnlySetWrapper
,RoleList
,RoleUnresolvedList
,SetBinding
,SetExpression
,SetProperty
,SetPropertyBase
,SimpleListProperty
,SimpleSetProperty
,SortedList
,Stack
,SynchronousQueue
,TransformationList
,TreeSet
,Vector
public interface Collection<E> extends Iterable<E>
コレクション階層のルート・インタフェースです。 コレクションは、その要素であるオブジェクトのグループを表します。 コレクションによっては要素の重複を許可しますが、許可しないコレクションもあります。 また、順序付けられているコレクションとそうでないコレクションがあります。 JDKは、このインタフェースの直接の実装を一切提供しません。Set
およびList
のような、より用途の特定されたサブインタフェースを提供します。 このインタフェースは、通常は、最大限の普遍性が求められる場面でコレクションを渡したり、そのコレクションを操作するために使用されます。Bagまたはマルチセット (重複要素を格納できる、順序付けのないコレクション)は、このインタフェースを直接実装する必要があります。
汎用
Collection
実装クラス(通常、サブインタフェースを介して間接的にCollection
を実装する)は、2つの標準コンストラクタを提供しなければいけません。空のコレクションを作成するvoid (引数なし)コンストラクタと、Collection
型の引数を1つ持ち、その引数と同じ要素で新しいコレクションを作成するコンストラクタです。 したがって、後者のコンストラクタでは、ユーザーはどのコレクションでもコピーでき、希望の実装型のコレクションと完全に同じコレクションを生成できます。 この規約は義務付けられているわけではありませんが(インタフェースはコンストラクタを格納できないため)、Javaプラットフォーム・ライブラリにおけるすべての汎用Collection
の実装はこの規約に準拠しています。このコレクションがオペレーションをサポートしていない場合、このインタフェース(処理されるコレクションを修正するメソッド)に含まれている破壊的なメソッドは、
UnsupportedOperationException
をスローするように指定されています。 このとき、呼出しがコレクションに影響を及ぼさない場合、これらのメソッドはUnsupportedOperationException
をスローすることがありますが、必須ではありません。 たとえば、追加されたコレクションが空である場合、変更不可能なコレクションでaddAll(Collection)
を呼び出すと、例外をスローできますが、必須ではありません。コレクションの実装には、格納できる要素に制限があるものもあります。たとえば、null要素を禁止する実装や、null要素の型に制限がある実装もあります。 不適格な要素を追加しようとすると、通常
NullPointerException
またはClassCastException
のような非チェック例外がスローされます。 不適格な要素を照会しようとすると、例外がスローされる場合や、ただfalseを返す場合もあります。前者の動作を実行する実装もあれば、後者の動作を実行する実装もあります。 ほとんどの場合、処理が完了しても不適格な要素のコレクションへの挿入が発生しないような不適格な要素の処理を試みると、実装のオプションに応じて例外がスローされるか、または正常に終了します。 このインタフェースの仕様では、そうした例外は任意と記載されています。独自の同期ポリシーを決定するかどうかは、それぞれのコレクションによって異なります。 実装による強い保証がない場合、別のスレッドによって変更されるコレクションでメソッドを呼び出すと、定義されていない動作が発生する可能性があります。これには、直接の呼び出し、呼出しを実行する可能性があるメソッドへのコレクションの引渡し、および既存のイテレータを使用したコレクションの検査が含まれます。
Collections Frameworkインタフェース内の多数のメソッドは、
equals
メソッドとの関連で定義されます。 たとえば、contains(Object o)
メソッドの仕様は、このコレクションに(o==null ? e==null : o.equals(e))
を満たす要素e
が1つ以上含まれる場合にのみ、true
を返すというものです。 この仕様は、null以外の引数o
を使用してCollection.contains
を呼び出すと、要素e
でo.equals(e)
が呼び出されると理解すべきではありません。 実装は、最初に2つの要素のハッシュ・コードを比較するなど、equals
呼出しを回避するための最適化を自由に実装できます。 (Object.hashCode()
仕様では、等価ではないハッシュ・コードを保持する2つのオブジェクトは等価ではないことが保証されます。) もう少し一般的に言うと、さまざまなCollections Frameworkインタフェースの実装で、実装者が適切と判断するなら、基本となるObject
メソッドの指定された動作を自由に利用できます。コレクションの再帰的なトラバーサルを行うコレクション操作の中には、コレクションにそれ自身が直接または間接的に含まれる自己参照型インスタンスの例外によって失敗するものがあります。 これには、
clone()
、equals()
、hashCode()
、およびtoString()
メソッドが含まれます。 実装ではオプションで自己参照シナリオを処理できますが、最新の実装では行われていません。このインタフェースは、Java Collections Frameworkのメンバーです。
- 実装要件:
- デフォルトのメソッド実装(継承または別の方法によるもの)は、同期プロトコルを適用しません。
Collection
の実装に特定の同期プロトコルが含まれている場合は、デフォルトの実装をオーバーライドしてそのプロトコルを適用する必要があります。 - 導入されたバージョン:
- 1.2
- 関連項目:
Set
,List
,Map
,SortedSet
,SortedMap
,HashSet
,TreeSet
,ArrayList
,LinkedList
,Vector
,Collections
,Arrays
,AbstractCollection
-
-
メソッドのサマリー
すべてのメソッド インスタンス・メソッド 抽象メソッド デフォルト・メソッド 修飾子と型 メソッド 説明 boolean
add(E e)
指定された要素がこのコレクションに格納されていることを保証します(オプションの操作)。boolean
addAll(Collection<? extends E> c)
指定されたコレクションのすべての要素をこのコレクションに追加します(オプションの操作)。void
clear()
このコレクションからすべての要素を削除します(オプションの操作)。boolean
contains(Object o)
指定された要素がコレクションに含まれている場合にtrue
を返します。boolean
containsAll(Collection<?> c)
指定されたコレクションのすべての要素がこのコレクション内にある場合はtrue
を返します。boolean
equals(Object o)
指定されたオブジェクトとこのコレクションが等しいかどうかを比較します。int
hashCode()
コレクションのハッシュ・コード値を返します。boolean
isEmpty()
このコレクションに要素がない場合にtrue
を返します。Iterator<E>
iterator()
コレクションの要素のイテレータを返します。default Stream<E>
parallelStream()
このコレクションをソースとして、潜在的に並列のStream
を返します。boolean
remove(Object o)
指定された要素のインスタンスがこのコレクションにあれば、そのインスタンスをコレクションから1つ削除します(オプションの操作)。boolean
removeAll(Collection<?> c)
指定されたコレクションにも格納されているこのコレクションのすべての要素を削除します(オプションの操作)。default boolean
removeIf(Predicate<? super E> filter)
指定された述語を満たすこのコレクションの要素をすべて削除します。boolean
retainAll(Collection<?> c)
このコレクションにおいて、指定されたコレクションに格納されている要素だけを保持します(オプションの操作)。int
size()
このコレクション中の要素の数を返します。default Spliterator<E>
spliterator()
このコレクション内の要素に対するSpliterator
を作成します。default Stream<E>
stream()
このコレクションをソースとして使用して、逐次的なStream
を返します。Object[]
toArray()
このコレクションの要素がすべて格納されている配列を返します。<T> T[]
toArray(T[] a)
このコレクション内のすべての要素を保持する配列を返します。返される配列の実行時の型は、指定された配列の型です。
-
-
-
メソッドの詳細
-
size
int size()
このコレクション中の要素の数を返します。 このコレクションにInteger.MAX_VALUE
より多くの要素がある場合は、Integer.MAX_VALUE
を返します。- 戻り値:
- このコレクションの要素数
-
isEmpty
boolean isEmpty()
このコレクションに要素がない場合にtrue
を返します。- 戻り値:
- このコレクションに要素が含まれていない場合は
true
-
contains
boolean contains(Object o)
指定された要素がコレクションに含まれている場合にtrue
を返します。 より正式には、true
は、このコレクションに少なくとも1つの要素e
(Objects.equals(o, e)
など)が含まれている場合にのみ返されます。- パラメータ:
o
- このコレクション内にあるかどうかが判定される要素- 戻り値:
- 指定された要素がこのコレクション内にある場合は
true
- 例外:
ClassCastException
- 指定された要素の型が、このコレクションと互換でない場合(オプション)NullPointerException
- 指定された要素がnullで、このコレクションがnull要素を許可しない場合(オプション)
-
iterator
Iterator<E> iterator()
コレクションの要素のイテレータを返します。 要素が返される順序についての保証はありません。ただし、このコレクションが、保証を提供するクラスのインスタンスである場合は例外です。
-
toArray
Object[] toArray()
このコレクションの要素がすべて格納されている配列を返します。 イテレータによって要素が返される順序をコレクションが保証する場合、このメソッドは同じ順序で要素を返さなければなりません。返される配列への参照をコレクションが維持しないという点で、この配列は安全です。 つまり、このメソッドは、コレクションが配列に連動している場合でも新しい配列を割り当てます。 このため、呼出し側は、返された配列を自由に変更できます。
このメソッドは、配列ベースのAPIとコレクションベースのAPIの間の橋渡し役として機能します。
- 戻り値:
- コレクションのすべての要素が格納されている配列
-
toArray
<T> T[] toArray(T[] a)
このコレクション内のすべての要素を保持する配列を返します。返される配列の実行時の型は、指定された配列の型です。 コレクションが指定された配列に収まる場合は、その中に返されます。 そうでない場合は、指定された配列の実行時の型とコレクションのサイズを持つ新しい配列が割り当てられます。このコレクションが指定された配列に収まり、その配列にさらに余裕がある場合(つまり、配列がこのコレクションより多くの要素を持つ場合)、その配列内でコレクションの終端よりあとの要素は
null
に設定されます。 このコレクションにnull
要素がないことを呼出し側が知っている場合にだけ、この特性を利用してコレクションの長さを判断できます。イテレータによって要素が返される順序をコレクションが保証する場合、このメソッドは同じ順序で要素を返さなければなりません。
toArray()
メソッドと同じように、このメソッドは、配列ベースのAPIとコレクションベースのAPIの間の橋渡し役として機能します。 さらに、このメソッドでは、出力配列の実行時の型を正確に制御できるため、環境によっては割当ての手間を抑えることができます。x
が、文字列だけからなるコレクションであることがわかっていると仮定します。 次のコードを使うと、新しく割り当てられたString
の配列内にコレクションをダンプできます。String[] y = x.toArray(new String[0]);
toArray(new Object[0])
は、機能の点でtoArray()
と同一です。- 型パラメータ:
T
- コレクションを含む配列の実行時の型- パラメータ:
a
- 配列が十分な大きさを持つ場合は、このコレクションの要素の格納先の配列。配列のサイズが十分でない場合は、同じ実行時の型で新しい配列が格納用として割り当てられる。- 戻り値:
- コレクションのすべての要素が格納されている配列
- 例外:
ArrayStoreException
- 指定された配列の実行時の型が、このコレクション内のすべての要素の実行時の型のスーパー・タイプではない場合NullPointerException
- 指定された配列がnullである場合
-
add
boolean add(E e)
指定された要素がこのコレクションに格納されていることを保証します(オプションの操作)。 この呼出しの結果、コレクションが変更された場合はtrue
を返します。 このコレクションが要素の重複を許可せず、指定された要素がすでに含まれている場合はfalse
を返します。このオペレーションをサポートするコレクションでは、コレクションに追加できる要素について制限がある場合があります。 たとえば、コレクションによっては、
null
要素の追加が許可されないことや、追加される要素の型を制限することがあります。 追加される要素に関して制限がある場合は、そのCollectionクラスのドキュメントに明示すべきでしょう。その要素がすでにあるという以外の理由で特定の要素の追加を拒否する場合、コレクションは
false
を返すのではなく例外をスローする必要があります。 これにより、この呼出しが戻ったあとにコレクションが指定された要素を必ず格納するという不変性を保つことができます。- パラメータ:
e
- このコレクションにあるかどうかを調べる要素- 戻り値:
- 呼出しの結果としてこのコレクションが変更された場合は
true
- 例外:
UnsupportedOperationException
-add
オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- 指定された要素のクラスが原因で、このコレクションにその要素を追加できない場合NullPointerException
- 指定された要素がnullで、このコレクションがnull要素を許可しない場合IllegalArgumentException
- 要素のあるプロパティが原因で、このコレクションに要素を追加できない場合IllegalStateException
- 挿入制限のため、この時点で要素を追加できない場合
-
remove
boolean remove(Object o)
指定された要素のインスタンスがこのコレクションにあれば、そのインスタンスをコレクションから1つ削除します(オプションの操作)。 より正式には、Objects.equals(o, e)
のような要素e
を削除します(このコレクションに1つ以上の要素が含まれている場合)。 指定された要素がこのコレクションに含まれていた場合、つまり、呼出しの結果としてこのコレクションが変更された場合にtrue
を返します。- パラメータ:
o
- このコレクションから削除される要素(その要素が存在する場合)- 戻り値:
- この呼出しの結果として要素が削除された場合は
true
- 例外:
ClassCastException
- 指定された要素の型が、このコレクションと互換でない場合(オプション)NullPointerException
- 指定された要素がnullで、このコレクションがnull要素を許可しない場合(オプション)UnsupportedOperationException
-remove
オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合
-
containsAll
boolean containsAll(Collection<?> c)
指定されたコレクションのすべての要素がこのコレクション内にある場合はtrue
を返します。- パラメータ:
c
- このコレクションにあるかどうかを調べるコレクション- 戻り値:
- 指定されたコレクションのすべての要素がこのコレクション内にある場合は
true
- 例外:
ClassCastException
- 指定されたコレクションの1つ以上の要素の型が、このコレクションと互換でない場合(オプション)NullPointerException
- 指定されたコレクションに1つ以上のnull要素が含まれており、このコレクションがnull要素を許可しない場合(オプション)、または指定されたコレクションがnullの場合。- 関連項目:
contains(Object)
-
addAll
boolean addAll(Collection<? extends E> c)
指定されたコレクションのすべての要素をこのコレクションに追加します(オプションの操作)。 オペレーションの進行中に、指定されたコレクションが変更された場合の、このオペレーションの動作は定義されていません。 したがって、指定されたコレクションがこのコレクション自身であり、このコレクションが空ではない場合、この呼出しの動作は定義されていません。- パラメータ:
c
- このコレクションに追加される要素を含むコレクション- 戻り値:
- 呼出しの結果としてこのコレクションが変更された場合は
true
- 例外:
UnsupportedOperationException
-addAll
オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- 指定されたコレクションの要素のクラスが原因で、このコレクションにその要素を追加できない場合NullPointerException
- 指定されたコレクション内にnull要素が含まれ、このコレクションがnull要素を許可しない場合。または指定されたコレクションがnullの場合IllegalArgumentException
- 指定されたコレクションの要素のあるプロパティが原因で、このコレクションにその要素を追加できない場合IllegalStateException
- 挿入制限のため、この時点で一部の要素を追加できない場合- 関連項目:
add(Object)
-
removeAll
boolean removeAll(Collection<?> c)
指定されたコレクションにも格納されているこのコレクションのすべての要素を削除します(オプションの操作)。 この呼出しの結果、このコレクションには指定されたコレクションと共通の要素はなくなります。- パラメータ:
c
- このコレクションから削除される要素を含むコレクション- 戻り値:
- 呼出しの結果としてこのコレクションが変更された場合は
true
- 例外:
UnsupportedOperationException
-removeAll
メソッドがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- このコレクション内の1つ以上の要素の型が、指定されたコレクションと互換でない場合(オプション)NullPointerException
- このコレクションに1つ以上のnull要素が含まれており、指定されたコレクションがnull要素をサポートしない場合(オプション)、または指定されたコレクションがnullの場合- 関連項目:
remove(Object)
,contains(Object)
-
removeIf
default boolean removeIf(Predicate<? super E> filter)
指定された述語を満たすこのコレクションの要素をすべて削除します。 反復中に、または述語によってスローされたエラーまたは実行時例外は、呼出し側に中継されます。- 実装要件:
- デフォルトの実装では、その
iterator()
を使用してコレクションのすべての要素をトラバースします。 一致する各要素は、Iterator.remove()
を使って削除されます。 コレクションのイテレータが削除をサポートしていない場合は、最初に一致する要素に対してUnsupportedOperationException
がスローされます。 - パラメータ:
filter
- 削除される要素に対してtrue
を返す述語- 戻り値:
- 要素が削除された場合は
true
- 例外:
NullPointerException
- 指定されたフィルタがnullである場合UnsupportedOperationException
- このコレクションから要素を削除できない場合。 一致する要素を削除できない場合、または一般的に削除がサポートされていない場合、実装によってこの例外がスローされることがあります。- 導入されたバージョン:
- 1.8
-
retainAll
boolean retainAll(Collection<?> c)
このコレクションにおいて、指定されたコレクションに格納されている要素だけを保持します(オプションの操作)。 つまり、指定されたコレクションに格納されていないすべての要素をこのコレクションから削除します。- パラメータ:
c
- このコレクションで保持される要素を含むコレクション- 戻り値:
- 呼出しの結果としてこのコレクションが変更された場合は
true
- 例外:
UnsupportedOperationException
-retainAll
オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- このコレクション内の1つ以上の要素の型が、指定されたコレクションと互換でない場合(オプション)NullPointerException
- このコレクションに1つ以上のnull要素が含まれており、指定されたコレクションがnull要素を許可しない場合(オプション)、または指定されたコレクションがnullの場合- 関連項目:
remove(Object)
,contains(Object)
-
clear
void clear()
このコレクションからすべての要素を削除します(オプションの操作)。 このメソッドが戻ると、コレクションは空になります。- 例外:
UnsupportedOperationException
-clear
オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合
-
equals
boolean equals(Object o)
指定されたオブジェクトとこのコレクションが等しいかどうかを比較します。Collection
インタフェースはObject.equals
の汎用規約に条項を追加しませんが、Collection
を直接に実装する(つまり、Collection
であり、Set
またはList
ではないクラスを作成する)ときには、Object.equals
をオーバーライドする場合に配慮が必要です。 そうする必要がない場合、もっとも単純な方法はObject
の実装に依存することですが、実装によっては、デフォルトの参照比較の代わりに値比較を実装する必要があることがあります。List
およびSet
インタフェースでは、このような値比較が必要です。Object.equals
メソッドの一般規約によると、equalsは対称的でなければいけません(つまり、b.equals(a)
の場合にだけa.equals(b)
)。List.equals
およびSet.equals
の規約によると、リストはほかのリストとだけ等しくなり、セットはほかのセットとだけ等しくなります。 このため、List
とSet
のどちらのインタフェースも実装しないコレクション・クラスのカスタムequals
メソッドは、このコレクションがリストまたはセットと比較された場合にfalse
を返します。 同じ論理により、Set
とList
の両インタフェースを正しく実装するクラスを記述することはできません。- オーバーライド:
equals
、クラス:Object
- パラメータ:
o
- このコレクションと等しいかどうかが比較されるオブジェクト- 戻り値:
- 指定されたオブジェクトがこのコレクションに等しい場合は
true
- 関連項目:
Object.equals(Object)
,Set.equals(Object)
,List.equals(Object)
-
hashCode
int hashCode()
コレクションのハッシュ・コード値を返します。Collection
インタフェースはObject.hashCode
メソッドの一般規約に条項を追加しませんが、プログラミングにおいて、Object.equals
メソッドをオーバーライドするクラスは、Object.hashCode
メソッドの一般規約を満たすためにObject.hashCode
メソッドもオーバーライドしなければならないことに注意してください。 特に、c1.equals(c2)
はc1.hashCode()==c2.hashCode()
を意味します。- オーバーライド:
hashCode
、クラス:Object
- 戻り値:
- このコレクションのハッシュ・コード値
- 関連項目:
Object.hashCode()
,Object.equals(Object)
-
spliterator
default Spliterator<E> spliterator()
このコレクション内の要素に対するSpliterator
を作成します。 実装では、このスプリッテレータによって報告された特性値をドキュメント化する必要があります。 スプリッテレータがSpliterator.SIZED
を報告し、このコレクションに要素が1つも含まれていない場合は、そのような特性値が報告される必要はありません。デフォルトの実装は、より効率的なスプリッテレータを返すことができるサブクラスによってオーバーライドされるべきです。
stream()
およびparallelStream()
メソッドの期待される遅延動作を維持するために、スプライテータはIMMUTABLE
またはCONCURRENT
の特性を持つか、またはlate-bindingである必要があります。 これらのどれも実現できない場合、オーバーライドするクラスはバインディングおよび構造上の干渉に関するスプリッテレータのドキュメント化されたポリシーを記述し、次にあるようにstream()
およびparallelStream()
メソッドをオーバーライドして、スプリッテレータのSupplier
でストリームを作成するべきです。Stream<E> s = StreamSupport.stream(() -> spliterator(), spliteratorCharacteristics)
これらの要件により、
stream()
およびparallelStream()
メソッドによって作成されたストリームは、ストリーム終端操作の開始以降、コレクションの内容を反映するようになります。- 定義:
spliterator
、インタフェース:Iterable<E>
- 実装要件:
- デフォルトの実装では、
Iterator
コレクションからlate-bindingスプライテータが作成されます。 このスプリッテレータは、コレクションのイテレータのフェイルファスト特性を継承します。作成された
Spliterator
はSpliterator.SIZED
を報告します。 - 実装上の注意:
- 作成された
Spliterator
はさらにSpliterator.SUBSIZED
も報告します。スプリッテレータの適用される要素がない場合は、
SIZED
およびSUBSIZED
の他に追加の特性値を報告しても、クライアントによる計算の制御、特殊化、または簡素化には役立ちません。 ただし、これによって、不変および空のスプリッテレータ・インスタンス(Spliterators.emptySpliterator()
を参照)を空のコレクションに共同利用できるようになり、そのようなスプリッテレータが適用される要素がないかどうかをクライアントが判定できるようになります。 - 戻り値:
- このコレクション内の要素に対する
Spliterator
- 導入されたバージョン:
- 1.8
-
stream
default Stream<E> stream()
このコレクションをソースとして使用して、逐次的なStream
を返します。このメソッドは、
IMMUTABLE
、CONCURRENT
、または遅延バインディングであるスプリッテレータをspliterator()
メソッドが返せない場合にオーバーライドされるべきです。 (詳細はspliterator()
を参照。)- 実装要件:
- デフォルトの実装では、コレクションの
Spliterator
から順次Stream
を作成します。 - 戻り値:
- このコレクション内の要素に対する順次
Stream
- 導入されたバージョン:
- 1.8
-
parallelStream
default Stream<E> parallelStream()
このコレクションをソースとして、潜在的に並列のStream
を返します。 このメソッドは順次ストリームを返すことができます。このメソッドは、
IMMUTABLE
、CONCURRENT
、または遅延バインディングであるスプリッテレータをspliterator()
メソッドが返せない場合にオーバーライドされるべきです。 (詳細はspliterator()
を参照。)- 実装要件:
- デフォルトの実装では、コレクションの
Spliterator
から並列Stream
を作成します。 - 戻り値:
- このコレクション内の要素に対する、並列の可能性のある
Stream
- 導入されたバージョン:
- 1.8
-
-