KPIはKPIエディタを使用して作成され、KPIエディタはスタンドアロンのエディタとしても、スコアカード・エディタ内からもアクセスできます。
KPIを作成して保存すると、これらのKPIを次のように使用できます。
スコアカードの基礎的要素 - KPIを作成して割り当て、組織の戦略の進捗とパフォーマンスを測ることができます。スコアカード内に、進捗とパフォーマンスを測るためにKPIに割り当てる目標(運用コストの削減などのゴール)およびイニシアチブ(コスト最小化チームの結成などのプロセスまたはタスク)を定義できます。目標の詳細は、目標とはを参照してください。イニシアチブの詳細は、イニシアチブとはを参照してください。
分析として: 分析をKPIから生成できます。この場合、Oracle BI EEは分析をカタログに保存します。分析をダッシュボードに含めたり、関連ドキュメントとしてスコアカード、KPIウォッチリストまたはKPIに含めることができます。分析として出力する前にKPIに固定したディメンション値は、分析に含められます。固定では、1つ以上の値をディメンションに割り当てることで、ユーザーに表示されるデータを制限またはフィルタ処理します。分析でドリルダウンを使用できます。ユーザーが分析を開くたびに、Oracle BI EEで分析のデータがリフレッシュされます。
KPIウォッチリストに含める - KPIのグループを含むウォッチリストや、固定のディメンション値を使用して1つのKPIを複数回表示するウォッチリストを作成できます。ウォッチリストは、保存後、カタログ・オブジェクトとして使用でき、ダッシュボードやスコアカードに追加できます。ユーザーはウォッチリストにアクセスし、ウォッチリストに含まれているKPIのディメンション値を変更できます。スコアカードには、「イニシアチブとKPI」ウォッチリスト、「目標とKPI」ウォッチリスト、ブレークダウン・ウォッチリストなど、他のタイプのウォッチリストを含めることができることに注意してください。詳細は、ウォッチリストの理解を参照してください。
ユーザーの対話の促進 - KPIが、KPIウォッチリストに追加された場合、またはスコアカード内の目標やイニシアチブに追加された場合、KPIにコメントを追加したり、他のユーザーのコメントを読んだり、返信することができます。質問やコメントを使用してKPIのビジネス所有者に連絡し、KPIについて尋ねることもできます。また、ビジネス所有者は、KPIのステータスをオーバーライドできます。
アクションの開始 - KPI内でクリックされると関連付けられているアクションを実行するアクション・リンクを追加できます。たとえば、内部支出のKPIのパフォーマンスが非常に高く、支出が過度なことを示している場合、クリックされると適切な従業員に電子メールを送信するアクション・リンクを作成できます。
エージェントのトリガー: KPIの値、パフォーマンス・レベルおよびステータスを使用して、エージェント・アラートを開始する条件をトリガーできます。たとえば、内部コストKPIの値が特定の金額を超えたときに通知するエージェントを定義できます。