アクセシビリティ機能は、アクセシビリティ・ツールを使用するユーザーが情報にアクセスするのに役立ちます。
この項は次のトピックで構成されています。
Oracle BI EEのアクセシビリティ機能は、障害者や高齢者による製品内のナビゲートや使用を容易にするためのものです。
アクセシビリティ機能では、標準ベースの支援技術ハードウェアおよびソフトウェア(Freedom Scientific JAWSまたはMicrosoft Narratorなど)の使用がサポートされます。アクセシビリティ機能は、次の一般カテゴリにグループ化できます:
サードパーティ支援技術製品を使用した機能。これらの機能は、サードパーティ支援技術製品で解釈できる、標準のHTML要素から構成されるユーザー・インタフェースの提供に重点が置かれています。
アクセシビリティ・モード(アクセシビリティ・モードの変更を参照)。
マウスの使用が困難であったり、マウスを使用できないユーザーのコンテンツ内の移動を簡単にするキーボード・ショートカット。
詳細は、キーボード・ショートカットを参照してください。
コンテンツの作成者が、アクセシビリティを必要とするユーザーをサポートするコンテンツを作成できるようにするコンテンツ設計機能。Oracle BI EEには、様々な機能を自動的に提供するアクセシビリティ・モードが用意されていますが、設計者は、ユーザー・コミュニティのアクセシビリティ要件を満たすコンテンツを作成する必要があります。
詳細は、アクセシビリティに対応した設計およびアクセシビリティを高めるオブジェクトの使用を参照してください。
キーボードを使用したサイン・インが可能であり、マウスを使用するより速く、またはアクセスしやすくなる場合があります。
次の手順を使用して、マウスではなく、キーストロークを使用してOracle BI EEにサイン・インします。
キーストロークを使用してOracle BI EEにサイン・インするには:
Oracle BI EEのアクセシビリティ・モードでは、障害を持つユーザー向けにサポートされている機能のみが表示され、スクリーン・リーダーに適したユーザー・インタフェースがレンダリングされます。
次のリストで、アクセシビリティ・モードについて説明します:
分析エディタのかわりにBIコンポーザ・ウィザードが表示されます。BIコンポーザの詳細は、BIコンポーザを使用した分析操作を参照してください。
「ホーム」ページには、「管理」ページへのアクセスや、ダッシュボードの編集などの編集機能を実行するためのリンクは含まれていません。
グラフ・ビューとマップ・ビューが表示されないかわりに、1つ以上の注釈付きの表に変換されます。
表およびピボット表は、スクリーン・リーダーがセルの内容を読み上げることができるよう適切な内部用注釈を付けてレンダリングされます。
すべての該当する表のナビゲーション・ショートカットについては、支援技術のドキュメントを参照してください。
表またはピボット表のレイアウトの変更にマウスは使用できません。
パフォーマンス・タイル、ヒート・マトリックスおよびツリーマップは、ピボット表としてレンダリングされます。
ダッシュボード・ビルダーでセクションが縮小不可とマークされている場合でも、ダッシュボード・ページのセクションの左上隅に縮小アイコンが含まれます。ダッシュボード・ページでの移動にキーボードを使用する場合、これによって、アイコンがフォーカスを得る最初の要素になります。
ページ・オプションのメニューが表示されるダッシュボード・ページの「ページ・オプション」ツールバー・ボタンは使用できません。
ダッシュボード・ページがリフレッシュされると、別のページに移動した場合でも、フォーカスの場所は保持されません。[Tab]キーを押して、フォーカス可能な項目間を移動する必要があります。
KPI貢献ホイール図は、ホイール図としてではなくKPIの標準のインタラクティブな分析として表示されます。ダッシュボード・ビューは対話形式ですが、変更内容を保存することはできません。
トレリス・ビューは、ダッシュボードに表示するとピボット表ビューに変換され、その際に次の変更を伴います。
内部グラフの属性列は、ピボット表ビューには含まれません。
メジャー値はピボット表ビューの新しい粒度に集計されます。
デフォルトでは、Oracle BI EEはアクセシビリティ・モードを使用しません。各ユーザーは、キーストロークを使用したサイン・インの説明に従ってサイン・インするとき、またはサイン・イン後に次の手順を使用することによって、アクセシビリティ・モードを有効にするかどうかを決定できます。
サイン・イン後に、キーストロークを使用してアクセシビリティ・モードを有効にするには: