PXE サーバーからの Linux のインストール方法

始める前に

• PXE をサポートするよう、事前にネットワークインフラストラクチャーをセットアップしておく必要があります。「PXE インストールをサポートするための Linux サーバーの設定」を参照してください。

• サポートされる Linux イメージを、事前に PXE サーバーで作成しておく必要があります。次の適切な節を参照してください。

  • 「OEL 用 PXE インストールイメージの作成方法」

  • 「RHEL 用 PXE インストールイメージの作成方法」

  • 「SLES 用 PXE インストールイメージの作成方法」

  • 「Oracle VM 用 PXE インストールイメージの作成方法」

• 「PXE クライアント」と呼ばれるターゲットサーバーを PXE サーバーと同じネットワークに接続します。

1. PXE クライアントの電源を入れます。

   PXE クライアントは、PXE サーバー上の PXE イメージから Linux をインストールする対象になります。

2. PXE クライアントでネットワークブートするプロンプトが表示されたら、F12 キーを押します。

   PXE クライアントは、DHCP サーバーから IP アドレスを取得し、利用可能な PXE イメージのメニューを表示します。なお、この例では、DHCP サーバーは PXE サーバーとしても設定されています。

3. 一覧からイメージを選択します。

   対応する Linux インストールイメージが、PXE クライアントにネットワーク経由でダウンロードされます。

   OS のインストールプロセスが開始されるので、ローカル CD/DVD ドライブから OS 配布メディアをブートしたときと同様にインストール作業を進めます。

4. PXE クライアントに Linux オペレーティングシステムをインストールして設定します。

   Linux メディアキット付属のマニュアルを参照してください。

5. オペレーティングシステムをアップデートします。
   • Oracle Enterprise Linux の場合、「OEL のアップデート」を参照してください。
   • Red Hat Enterprise Linux の場合、「RHEL のアップデート」を参照してください。
   • SUSE Linux Enterprise Server の場合、オンラインソフトウェアアップデートを実行して、オペレーティングシステムファイルをアップデートします。