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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1.6.0)
B72085-01
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4 Frameworkアプリケーションの起動および実行

Frameworkアプリケーションは、WebCenter Portal: Frameworkを使用して構築されたポータル・アプリケーションです。この章では、インストールの後、Fusion Middleware管理者がFrameworkアプリケーションを起動して実行するために必要な作業の概要を示します。このプロセスを説明するために役立つロードマップが提供されます。

この章の内容は、次のとおりです。

SpacesはWebCenter Portal: Frameworkを使用して構築されたものですが、Spacesでは、他のFrameworkアプリケーションには必要のないいくつかの特別な管理作業を実行する必要があります。これらのタスクを網羅したリストは、第2章「Spacesアプリケーションの起動および実行」を参照してください。

対象読者

この章の内容は、Frameworkアプリケーションの管理を担当するFusion Middleware管理者(Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してAdminロールを付与されたユーザー)を対象としています。

4.1 Oracle WebCenter PortalおよびFrameworkライブラリのインストール

Oracle WebCenter Portalのインストールは、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストール・ガイドで説明しています。

Frameworkアプリケーションの構築に必要な、Oracle JDeveloperのインストールは、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』で説明しています。

Frameworkアプリケーションは、WebCenter PortalのFramework共有ライブラリ・ファイルでプロビジョニングされている任意のWebLogic Serverインスタンスにデプロイできます。詳細は、第7.1.4項「管理対象サーバーの作成」を参照してください。

4.2 Frameworkアプリケーションの初回のデプロイ(ロードマップ)

表4-1のロードマップでは、Fusion Middleware管理者が、WebCenter Portal: Frameworkで開発されたアプリケーションをデプロイし、それを起動および実行するために行う必要がある作業の概要を示します。


注意:

Spacesアプリケーションでは、他のFrameworkアプリケーションでは必要のない、追加の管理作業が必要です。これらのタスクを網羅したリストは、第2章「Spacesアプリケーションの起動および実行」を参照してください。


表4-1 ロードマップ - Frameworkアプリケーションの初回の起動および実行

手順 ドキュメント ロール

手順1: Oracle WebCenter Portalのインストールの検証

Oracle WebCenter Portalのインストールおよび設定を検証します。次を参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順2: Fusion Middleware Controlの起動

Fusion Middleware Controlコンソール(WebCenter Portalアプリケーション用のWebベースの管理ツール)を起動します。次を参照してください。

コマンドライン管理ツールWLSTについて理解します。「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)」を参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順3: Frameworkアプリケーションのデプロイ

Frameworkアプリケーション・アーカイブのデプロイに適切なコンテナを作成します。

「WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションのデプロイ」も参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順4: バックエンド・サーバーの再構成

必要な場合は、Fusion Middleware Controlから、バックエンド・サーバー接続を再構成します。

Fusion Middleware管理者

  • コンテンツ・リポジトリ



  • メール・サーバー



  • BPELサーバー



  • コラボレーション・サービス



  • Secure Enterprise Search



  • 分析サービス



  • アクティビティ・グラフ・サービス



  • パーソナライズ・サービス



  • 外部アプリケーション



  • ポートレット・プロデューサ



  • グループ・イベント、リンク、リスト、ノートおよびタグ



手順5: アイデンティティ・ストアへの接続

アイデンティティ・ストアがインストールおよび構成され、必要なすべてのユーザー・データが含まれていることを確認します。次を参照してください。

『Oracle Fusion Middlewareアプリケーション・セキュリティ・ガイド』も参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順6: 管理対象サーバーの再起動

アプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーを再起動します。次を参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順7: Frameworkアプリケーションの構成の検証

アプリケーションにログインして、アイデンティティ・ストア、サービス、アプリケーションなどの構成を検証します。

Frameworkアプリケーション管理者

手順8: WebCenter Portal管理ページを使用した管理作業の実行

管理作業を実行します。

  • アプリケーションレベルのプリファレンスの設定

  • ユーザーの管理およびアプリケーション・ロールの付与

  • アプリケーション・リソースの管理および構成

  • コンテンツの管理および構成

  • ポートレット・プロデューサの管理および構成

  • 外部アプリケーションの管理および構成

  • 投票の作成および管理

「WebCenter Portal管理コンソールの使用」を参照してください。

アプリケーション管理者