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Oracle Solaris 11.1 デスクトップユーザーズガイド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
セッションとは、ログインからログアウトまでデスクトップを使用している間に費やす時間です。セッション中に、ユーザーはアプリケーションを使用したり、出力したり、Web をブラウズしたりしています。
デスクトップにログインするとセッションが開始します。ログイン画面は、Oracle Solaris デスクトップの出入り口です。
注 - ログアウトするとセッションが終了しますが、セッションの状態を保存して次回デスクトップを使用するときに復元するように選択できます。セッションの復元の詳細は、「ログイン時に自動的に起動するようにプログラムを設定する」を参照してください。
はじめてログインすると、セッションマネージャーが新規セッションを開始します。前にログインしていて、以前のセッションの設定を保存した場合は、セッションマネージャーが以前のセッションを復元します。
ログインする前にシステムをシャットダウンまたは再起動する場合は、ログイン画面で「システム」をクリックします。ダイアログから関連するオプションを選択し、「OK」をクリックします。
異なる言語を使用してセッションにログインすると、ユーザーインタフェース言語は変更されますが、キーボードレイアウトは変更されません。
参照
ログインしたあとで、キーボード設定ツールを使用して別のキーボードレイアウトを選択することもできます。キーボード設定ツールの詳細は、「キーボード」を参照してください。
画面をロックすると、アプリケーションや情報へのアクセスが防止されるため、コンピュータの前から離れることができます。画面がロックされている間は、スクリーンセーバーが動作します。
画面をロックするには、次のいずれかの操作を実行します。
「システム」 → 「画面のロック」を選択します
「画面のロック」ボタンがパネルに表示されている場合は、クリックします
画面をロック解除するには、マウスを動かすか任意のキーを押し、ロックされている画面のダイアログにパスワードを入力し、Return キーを押します。
ロックされているコンピュータをほかのユーザーが使用する場合は、マウスを動かすかキーを押し、「ユーザーの切り替え」をクリックします。ログイン画面が表示され、各自の証明書を使用してログインできるようになります。アプリケーションや情報にはアクセスできません。ログアウトするともう一度画面がロックされるので、画面をロック解除して自分のセッションにアクセスできます。
セッションにログインしたときに自動的に起動する特定のプログラムを選択できます。たとえば、ログインしてすぐに Web ブラウザを起動できます。ログインしたときに自動的に起動するプログラムは、自動起動するプログラムと呼ばれます。自動起動するプログラムは、ログアウト時にセッションマネージャーによって自動的に保存され閉じられ、ログイン時に再開されます。
自動起動するアプリケーションの設定ツールを使用して、起動プログラムを定義できます。「自動起動するプログラム」と「オプション」の 2 つのタブがあります。
「自動起動するプログラム」タブを使用して、自動起動するプログラムを追加、変更、および削除できます。
自動起動するプログラムのリストがこのタブに表示されます。リストには各プログラムの簡単な説明と、自動起動するプログラムが有効であるかどうかを示すオプションが表示されます。有効でないプログラムは、ログイン時に自動的に起動しません。
プログラムを自動的に起動できるようにするには、そのプログラムに対応するオプションを選択します。
プログラムの自動起動を無効にするには、オプションを選択解除します。
「自動起動するプログラムの追加」ダイアログボックスが表示されます。
たとえば、コマンド gedit は Gedit テキストエディタを起動します。正確なコマンドが不明な場合は、「参照」をクリックしてコマンドのパスを選択します。
プログラムの説明は、自動起動するプログラムのリストに表示されます。
アプリケーションが自動起動するプログラムのリストに追加されます。
自動起動するプログラムを削除するには、自動起動するプログラムのリストから選択し、「削除」をクリックします。
既存の自動起動するプログラムを編集するには、自動起動するプログラムのリストから選択し、「編集」をクリックします。プログラムのプロパティーを編集できるダイアログが表示されます。このダイアログで使用可能なオプションの詳細は、「「自動起動するプログラム」タブについて」を参照してください。
ログアウトするときに実行中のアプリケーションがセッションマネージャーに記憶されるので、再ログインしたときに自動的に再開できます。「ログアウト時に実行中のアプリを自動的に記憶しておく」を選択すると、再ログインするたびに実行中のアプリケーションが再起動されます。これを 1 回のみ実行する場合は、ログアウトする前に「現在実行中のアプリを記憶しておく」をクリックします。
次のいずれかの操作を実行してセッションを終了できます。
ログアウトし、コンピュータを別のユーザーが作業を開始できる状態にします。ログアウトするには、「システム」 → 「username のログアウト」を選択します。
コンピュータをシャットダウンし、電源をオフにします。シャットダウンするには、「システム」 → 「シャットダウン」を選択し、「シャットダウン」をクリックします。
コンピュータの構成によっては、コンピュータを休止できる場合があります。休止状態中は、使用される電力が少なくなりますが、開いているアプリケーションとドキュメントはすべて保持され、休止状態からの再開時に開かれます。休止状態から再開するには、マウスを動かすかキーを押します。
セッションを終了する前に、あとでセッションを復元できるように現在の設定を保存できます。自動起動するアプリケーションの設定ツールでは、現在の設定を自動的に保存するためのオプションを選択できます。