Oracle® Solaris 11.2 でのシステム情報、プロセス、およびパフォーマンスの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

タイムシェアリングプロセスのスケジューリングパラメータを変更する方法 (priocntl)

  1. root 役割になります。

    Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  2. 実行中のタイムシェアリングプロセスのスケジューリングパラメータを変更します。
    # priocntl -s -m user-limit [-p user-priority] -i ID type ID list
    –s

    ユーザー優先順位の範囲について上限を設定し、現在の優先順位を変更する

    –m user-limit

    –p オプションを使用するときに、優先順位を上下できる最大範囲を指定する

    –p user-priority

    優先順位を指定する

    –i ID type ID list

    ID typeID list の組み合わせを使用してプロセスを識別する。ID タイプではプロセス ID やユーザー ID など、ID のタイプを指定する。ID リストではプロセス ID またはユーザー ID のリストを識別する。

  3. プロセスステータスを確認します。
    # ps -ecl | grep ID list
使用例 2-5  タイムシェアリングプロセスのスケジューリングパラメータを変更する (priocntl)

次の例では、500 ミリ秒のタイムスライス、クラス RT 内の優先順位 20、グローバル優先順位 120 を指定して、コマンドを実行します。

# priocntl -e -c RT -m 500 -p 20 myprog
# ps -ecl | grep myprog