データ・フォーム・スクリプトの使用

スクリプト機能を使用して、スクリプトを表示、変更および印刷します。「スクリプト」ページのテキスト・ボックスに構文を入力します。

データ・フォームのスクリプトを作成する場合は、3つのタイプの構文要素(キーワード、値およびオプション)を使用できます。キーワードは、スクリプト内の個々の行にあり、等号の左側です。値は等号の直後に置かれ、これで行が完成します。オプションは、スクリプトの行に追加できます。各オプションは、カンマで区切ります。

注:

値が必須の場合は、オプションの前に指定する必要があります。オプションは必須ではなく、任意の順序で指定できます。

データ・フォームのサンプル・スクリプトは、Oracle Hyperion Financial Managementのサンプル・アプリケーションとともにインストールされます。これらのファイルは、Financial Managementをインストールしたディレクトリの「Sample Applications」フォルダに配置されます。

注:

データ入力フォームのスクリプトの要素では、大文字と小文字が区別されません。

表7-1 データ・フォームのスクリプトの構文

スクリプトの構文 説明

AddMember

行の定義内で使用すると、ユーザーは、以前にデータがなかったか、ゼロのデータのみであったために、フォームで非表示にされていたメンバーのデータを追加できます。オプションを使用すると、フォームにアイコンが追加されます。このアイコンをクリックして、ユーザーはメンバーをフォームに追加できます。

BackgroundPOV

フォームのバックグラウンド・ディメンションのメンバーを指定します。

Blank

フォームに空白の行、列またはセルを挿入します。

Cn

フォームの各列を定義します。

CalcByRow

セルに交差する列の計算式がある場合に、行の計算式を使用するかどうかを指定します。

Cell_Link

別のデータ入力フォームとリンクするため、行定義内でLinkとともに使用します。

CellText

行または列でセル・テキスト入力を可能にするかどうかを指定するために使用します。

CustomHeader

メンバー・ラベルまたは説明のかわりに表示するカスタム・ヘッダー・テキストを指定するために使用します。行または列の定義に使用します。

次のキーワードはカスタム・ヘッダーには使用できません:

  • <pre>

  • <textarea>

  • <script>

  • <javascript>

  • <jscript>

  • <vbs>

  • <vbscript>

  • <XonX=X>などの文字列(Xは任意の文字列です)

CustomHeaderStyle

行または列のヘッダーにカスタム・スタイル属性を割り当てます。

DynamicPOV

非推奨です。使用しないでください。

FormInputBoxLength

フォーム上の入力ボックスの幅を指定します。

FormNumDecimals

フォームの小数点以下の桁数を指定します。このキーワードは、セル通貨の小数点設定を上書きします。NumDecimalsを使用すると、行、列またはセルのこの設定が上書きされます。

FormRowHeight

フォーム内のすべての行の高さを指定します。

FormScale

フォームの位取りを指定します。

HeaderOption

フォームでディメンション・ヘッダーをどのように表示するかを指定します。ラベルまたは説明、あるいはその両方を表示し、スタイル属性、最大幅または固定幅を設定します。

Instructions

ユーザーへの指示をHTMLフォーマットのテキストおよびリンクで作成します。

LineItemDetailSinglePeriod

選択したセルについてのみライン・アイテムの詳細を表示するか、すべての期間の詳細を表示するかを指定します。

Link

別のデータ入力フォームとリンクするため、Cell_Linkとともに使用します。

MaxCells

データ・フォームのセルの最大数を指定する場合に使用します。

MaxColsForSparseRetrievalMethod

疎なフォームのパフォーマンスを最適化します。11列以上含むフォームで使用します。

NoSuppress

1つ以上の行または列の非表示を無効にします。この設定は、フォーム内の次の他の非表示の設定を上書きします: SuppressInvalidRowsSuppressNoDataRowsSuppressZeroRowsSuppressInvalidColsSuppressNoDataColsSuppressZeroCols

NumDecimals

行、列またはセルの小数点以下の桁数を指定します。このキーワードは、セル通貨の小数点設定と、フォームFormNumDecimalsの小数点設定を上書きします。

OnDemandRules

データ・フォームで使用可能なオンデマンド・ルールを指定するために使用します。

Override

1つ以上の行または列に別のPOVまたは計算式を指定するか、スタイル属性の追加または位取りを設定します。行または列の定義に使用します。

HideInPov

POVでディメンションを非表示にするかどうかを指定するために使用します。

POVOrder

POVでのディメンション名の順序を指定するために使用します。

PrintNumDataColsPerPage

各ページに印刷する列数を指定します。

PrintNumRowsPerPage

各ページに印刷する行数を指定します。

PrintRepeatHeadersonAllPages

各ページにヘッダーを印刷します。

Rn

フォームの各行を定義します。

ReadOnly

読取り専用の行、列またはセルを指定します。

ReportDescription

フォームの説明を指定します。

説明にアンパサンド(&)を含めることはできません。

ReportLabel

フォームのラベルを指定します。次の文字は、データ・フォーム・ラベルではサポートされていません:

アンパサンド(&)、アスタリスク(*)、円記号(バックスラッシュ)(\)、コロン(:)、カンマ(,)、中カッコ({ })、二重引用符("")、スラッシュ(/)、小なり記号と大なり記号(< >)、シャープ(#)、丸カッコ( )、ピリオド(.)、パイプ(|)、プラス記号(+)、疑問符(?)、セミコロン(;)、および末尾のアンダースコア(_)。

ReportSecurityClass

フォームのセキュリティ・クラスを指定します。

ReportType

フォーム・タイプを設定します。値にはWebFormを設定する必要があります。

RowHeaderPct

フォームの合計幅に合せて、行ヘッダーの幅のサイズを変更するために使用します。

SCalc

行、列またはセルのサーバー側の計算式を指定します。

Scale

行、列またはセルの位取りを指定します。有効な値は-12から12です。この設定は、フォームのスケール設定を上書きします。FormScaleを参照してください。

SelectablePOVList

フォーム用に選択できるディメンションのメンバーを指定します。

ShowDescriptions

ディメンションのメンバーの説明を表示します。

ShowLabels

ディメンションのメンバーのラベルを表示します。

String

列、行またはセルにテキスト文字列を追加します。

Style

行、列、セルまたはディメンション・ヘッダーのスタイル属性を指定します。

SuppressColHeaderRepeats

繰り返される列ヘッダーを非表示にします。

SuppressInvalidCols

無効なセルの入った列を非表示にします。

SuppressInvalidRows

無効なセルの入った行を非表示にします。

SuppressNoDataCols

データのない列を非表示にします。

SuppressNoDataRows

データのない行を非表示にします。

SuppressRowHeaderRepeats

繰り返される行ヘッダーを非表示にします。

SuppressZeroCols

ゼロの入った列を非表示にします。

SuppressZeroRows

ゼロの入った行を非表示にします。