管理元帳Profitabilityモデルには、2つのタイプの計算ルール、配賦ルールおよびカスタム計算ルールがあります。
配賦ルールは、配賦されたデータのソースおよび宛先、そのデータに適用されるドライバおよび勘定科目を貸借一致させるためにオフセットが配置される位置を決定します(管理元帳配賦ルールの作成)。管理元帳の配賦は、ステージまたは収益および費用レイヤーがないという点で、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementモデルの他のタイプの配賦とは異なります。他のタイプのすべての機能は、異なる配賦タスクに対して複数のタブがある単純なユーザー・インタフェースである「ルールの管理」コンテンツ領域を通じて処理されます。
カスタム計算ルールには、MDXフォーマットの式が含まれ、主にデータの調整に使用されます (管理元帳カスタム計算ルールの作成)。
どちらのタイプの計算ルールも、ルール・セットの下に編成されます。ルール・セットはそのシーケンス番号の順に実行され、セット内のルールはそのシーケンス番号の順に実行されます。同じシーケンス番号を持つルールは、コンピュータ・ハードウェアでプロセスの並列実行が許可されていれば同時に実行できます。ルールはルール・セット内にコピーできます。
コンテキストを使用して、両方のルール・タイプに対して、POVのすべてのルール(管理元帳ルールのグローバル・コンテキストの定義)またはルール・セットのすべてのルール(管理元帳のルール・セット・コンテキストの定義および管理)に対して、ディメンションとメンバーのデフォルトを定義できます。管理および計算ルールの実行については、管理元帳モデルの計算を参照してください。