Oracle RTDは、次の目的のいずれかを達成するためにクラスタにデプロイされます。
処理能力を高める
より多くの同時セッションに対応するためにメモリーを増やす
ハードウェア障害に備えて可用性を高める
Oracle RTDは、複数のアプリケーション・サーバー・タイプにデプロイできます。この章では、クラスタ化されたJ2EE環境にOracle RTDをデプロイする方法の概略を説明します。ここでは、アプリケーション・サーバーにJ2EEアプリケーションをデプロイする操作に精通している実装者向けに、概念とプロセスの概要を示します。
注意: この章では、クラスタに対するロード・バランシングのフロントエンドとなるHTTPサーバーを設定する方法は扱いません。HTTPサーバーは、Oracle RTDサービスからパブリックにアクセスできるURLを提供しますが、その点についてOracle RTDのインストールに関する特別な考慮事項はありません。 |
便宜上、この章では次の略語を使用して、Oracle RTDの各種サービスを説明します。
DS: デシジョン・サービス
LS: ラーニング・サービス
DC: Decision Center
この章の内容は次のとおりです。
Oracle RTDは、J2EEアプリケーションのアーカイブ・ファイルRTD.ear
からデプロイされますが、このファイルにはデシジョン・サービス(DS)、ラーニング・サービス(LS)およびDecision Center(DC)に対応する複数のWebアプリケーションが含まれます。本番環境において、DSは通常、DCやLSとは別のクラスタ・ノード(Oracle RTDインスタンス)にデプロイされ、DCまたはLSのアクティビティがDSのレスポンス時間に影響を及ぼさないようになっています。
Oracle RTDのサービスの組合せとしては、次の2つが一般的です。
Oracle RTDクラスタ・タイプ1
あらゆるOracle RTDインスタンスに、DS、DC、LSをすべてデプロイ
Oracle RTDクラスタ・タイプ3
DSは独立してデプロイし、DCとLSはまとめてデプロイ
さらに次の2つのクラスタの組合せが可能ですが、一般的にはあまり使用されません。
Oracle RTDクラスタ・タイプ2
一部のOracle RTDインスタンスに、DSとDCをまとめてデプロイ
それ以外のインスタンスには、LSを独立してデプロイ
Oracle RTDクラスタ・タイプ4
別々のOracle RTDインスタンスに、DS、DC、LSをそれぞれデプロイ
クラスタ化の観点から見て重要なのは、Oracle RTDがJ2EEの単一のファイルear
として配信されるということです。アプリケーション・サーバーの一部のタイプでは、デプロイの粒度は、含まれているWeアプリケーション・アーカイブ(war
ファイル)ではなく、ear
ファイルです。これらの場合、エンタープライズ・アプリケーション内のWebアプリケーションはすべて、まとめてデプロイされます。この章では、Oracle RTDの個々のサービスを別々のクラスタ・ノードにデプロイするために、このパッケージングの問題を回避する方法をについて説明します。
またこの章では、クラスタにOracle RTDをデプロイするときに必要な構成パラメータについても説明します。これらのパラメータは、クラスタ化されていない環境では無視できます。
クラスタのシングルトンの管理におけるOracle RTDクラスタ・コーディネータのロールなど、クラスタ固有の一部の動作についても説明します。たとえば、クラスタ・コーディネータは、ラーニング・サービスが一度に1つのOracle RTDインスタンスでのみ実行されるようにするため、別のインスタンスでラーニング・サービスを再起動すると、最初のラーニング・サービスは失敗します。
この項では、一般用語と、Oracle RTDのクラスタ化に特有の意味と用法を持つ専門用語について説明します。
アプリケーション・サーバー、サーバー・インスタンスまたはASインスタンス
この章では、これらの3つの用語は、Oracle RTDなどのJ2EEアプリケーションをデプロイできるJava仮想マシンと同義語です。複数のASインスタンスが同一のホスト・マシンに常駐することもあります。
注意: ASインスタンスのこの定義は、Oracle Application Server(OAS)で記述される定義とは異なります。OASでは、1つのOASインスタンスに複数のJVMを設定できますが、このような状況はOracle RTDではサポートされていません。 |
Oracle RTDインスタンス
Oracle RTDアプリケーションがデプロイされているASインスタンス。
Oracle RTDクラスタとJ2EEクラスタ
これらの2つの用語には重要な相違点があります。詳細は、第13.2.1項「Oracle RTDクラスタとJ2EEクラスタの区別」を参照してください。
Oracle RTDクラスタ・コーディネータ
1つのOracle RTDインスタンスは、その存在を通知する最初のインスタンスであれば、実行時にOracle RTDクラスタ・コーディネータに指定されます。 コーディネータは、クラスタのシングルトン(たとえば、ラーニング・サービス)を監視して、デプロイされたシングルトンが厳密に一度に1つずつ実行されていることを確認します。
各Oracle RTDインスタンスのserver.log
ファイルを検索することで、現在のコーディネータを見分けることができます。ファイルの最後から文字列「CLUSTER COORDINATOR」を逆方向検索します。
ネットワーク通信の障害またはタイムアウトにより、ネットワークが一時的にパーティション化される場合のように、1つのOracle RTDクラスタが一時的に複数のクラスタ・コーディネータを持つことは可能です。ネットワークが回復して約1分以内に、複数のコーディネータから単一のコーディネータに制御が明け渡されます。
Oracle RTDホーム
Oracle RTDのインストール先ディレクトリ。ここには、RTD.ear
(J2EEアプリケーション・アーカイブ)以外に、サンプル・コードおよび必要なライブラリも含まれています。
Microsoft Windowsコンピュータでは、Oracle RTDホームの通常の値はC:\OracleBI\RTD
です。この章では、Oracle RTDホームはRTD_HOMEとも表記します。
Oracle RTDランタイム・ホーム
アプリケーション・サーバーがOracle RTDを実行するディレクトリ。その場所はアプリケーション・サーバーのタイプによって異なりますが、通常の場合、RTD.ear
を展開したものと構造は同じです。
この章では、Oracle RTDランタイム・ホームはRTD_RUNTIME_HOMEと表記します。
次のリストは、一部のアプリケーション・サーバー固有の総称名とRTD_RUNTIME_HOMEの代表的な例を示しています。
Oracle AS 3.3の総称名
ORACLE_HOME
\j2ee\
OC4J_INSTANCE_NAME\applications\
APP_NAME
各パラメータの内容は次のとおりです。
ORACLE_HOME = C:\oracle\product\as-33
OC4J_INSTANCE_NAME = rtd1_2
APP_NAME = OracleRTD
WebLogicの総称名
BEA_HOME
\user_projects\domains\
DOMAIN
\servers \
SERVER_NAME
\stage\
APP_NAME
\expanded
各パラメータの内容は次のとおりです。
BEA_HOME = C:\bea
DOMAIN = oraclertd_domain
SERVER_NAME = RTDServer1
APP_NAME = OracleRTD
WebSphere 6.1の総称名
WS_HOME
\AppServer\profiles\SERVER_NAME
\installedApps\
host_nameNode_name
\OracleRTD.ear
各パラメータの内容は次のとおりです。
WS_HOME = C:\Program Files\IBM\WebSphere
SERVER_NAME = AppSrv01
「クラスタ」という用語にはなんらかの説明が必要です。Oracle RTDと各アプリケーション・サーバー・システム、Oracle AS、WebSphereおよびWebLogicではいずれも、同じ用語を様々な方法で定義して使用しているためです。
この項では、「Oracle RTDクラスタ」および「J2EEクラスタ」という用語を定義して、その定義を他のアプリケーション・サーバー固有の定義と比較します。
Oracle RTDクラスタ
Oracle RTDの観点から見ると、クラスタとは、Oracle RTDのサービスであるDS、DC、LSの任意の組合せを実行しているOracle RTDインスタンスのセット全体です。
Oracle RTDクラスタのOracle RTDインスタンスは、すべて同じSDDSデータベースを共有し、すべて同じSDGroupName設定を備えています。これらの2つのプロパティは実際に、Oracle RTDクラスタにどのOracle RTDインスタンスがあるかを判別するものです。
タイプ1クラスタは、DS、DCおよびLSがすべて、あらゆるOracle RTDインスタンスで有効化されているOracle RTDクラスタです。
この章で重点的に扱うタイプ3クラスタは、DCとLSを実行しているインスタンスとは別のOracle RTDインスタンスでDSが実行されているOracle RTDクラスタです。
OASクラスタ
Oracle Application Serverでは、クラスタとは、同じEnterprise Managerアプリケーションascontrol
によって管理されているOASインスタンスのセットです。J2EEアプリケーションは、OASクラスタのOASインスタンスすべてに必ずしも均一にデプロイされるわけではありません。
OC4Jグループ
OASでは、Oracle RTDによって使用されるOASインスタンスは、OC4J(Oracle J2EE Container For Java)を実行し、OC4Jインスタンスと呼ばれます。
OASでは、アプリケーションが均一にデプロイされるOC4Jインスタンスの集合に「OC4Jグループ」という用語を使用します。たとえば、OC4JグループにOracle RTDをデプロイすると、OC4JグループのOC4Jインスタンスすべてに自動的にデプロイされます。
OASにOracle RTDタイプ3クラスタをデプロイする場合、Oracle RTDがOC4Jグループごとに1回ずつ、つまり2回デプロイされるため、1つのOASクラスタと2つのOC4Jグループが必要となります。
WebSphereクラスタ
WebSphereでは、クラスタのすべてのインスタンスにアプリケーションが均一にデプロイされるという点で、クラスタはOC4Jグループと似ています。
WebSphereにOracle RTDタイプ3クラスタをデプロイする場合、Oracle RTDがWebSphereクラスタごとに1回ずつ、つまり2回デプロイされるため、2つのWebSphereクラスタが必要となります。
WebLogicクラスタ
WebLogicクラスタは、クラスタのすべてのインスタンスにアプリケーションが均一にデプロイされるという点で、WebSphereクラスタと似ています。
WebLogicにOracle RTDタイプ3クラスタをデプロイする場合、Oracle RTDがWebLogicクラスタごとに1回ずつ、つまり2回デプロイされるため、2つのWebLogicクラスタが必要となります。
J2EEクラスタ
この章では、一貫性を保って説明しやすくするため、「J2EEクラスタ」という新しい用語を使用しますが、これは「WebSphereクラスタ」、「WebLogicクラスタ」、「OC4Jグループ」のいずれかを意味します。J2EEクラスタにデプロイされるアプリケーションは、クラスタのすべてのインスタンスに均一にデプロイされます。
この章で主として使用される2つの用語は、「Oracle RTDクラスタ」と「J2EEクラスタ」です。
Oracle RTDタイプ3クラスタには、2つのJ2EEクラスタが含まれています。
Oracle RTDは、2つのJ2EEクラスタ内で異なるOracle RTDサービスをアクティブにするために、2つのJ2EEクラスタのそれぞれに別々にデプロイされます。
これは、Oracle RTDがすべてのOracle RTDインスタンスにわたり均一にデプロイされるため、1つのJ2EEクラスタのみを含むOracle RTDタイプ1クラスタに匹敵します。
この項では、クラスタ化されたデプロイで通常必要となるシステム・プロパティとOracle RTDの構成設定について説明します。設定の手順は、以降の項で説明します。
SDGroupName
Oracle RTDクラスタの名前。これは通常、JVM(Java仮想マシン)のシステム・プロパティ経由で設定するか、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で設定できます。デフォルト値は、包含するホストの名前であるため、クラスタに複数のホストが含まれている場合には変更する必要があります。
同じローカル・エリア・ネットワーク内の他のOracle RTDインストールとの通信の競合を避けるため、各クラスタには一意のSDGroupNameを設定する必要があります。
クラスタ内の各ノード(Oracle RTDインスタンス)には、同じSDGroupNameを設定する必要があり、それらはすべて、構成データおよび分析モデルが常駐する同じSDDSデータソースにアクセスする必要があります。
rtd.instanceName
JVMのシステム・プロパティのセットで、これを使用して、クラスタ内のOracle RTDインスタンスに一意の名前を指定します。デフォルト値RTDServerは、複数のOracle RTDインスタンスを含むクラスタでは、一意でなくなるため適していません。
名前の形式は、ファイル名の表記規則に従いますが、空白を入れないでください。これは、同じホストに複数のOracle RTDインスタンスがデプロイされている場合、ログ・ファイルと構成ファイルの区別にインスタンス名を使用することもあるためです。
Oracle RTDではシステム・プロパティを使用するため、指定したJVMで実行できるOracle RTDインスタンスは1つのみです。
rtd.instancesShareRuntimeHome
JVMのシステム・プロパティのセット。そのデフォルト値はfalseですが、同じランタイム・ホーム・ディレクトリを複数のOracle RTDインスタンスが共有するようなインストール(通常はWebSphereのみ)では、trueに設定する必要があります。trueの場合、Oracle RTDインスタンス名はディレクトリ名として使用され、このホスト上のインスタンスのログ・ファイル、構成キャッシュ・ファイルおよびインライン・サービスのメタデータ・キャッシュ・ファイルを切り離します。
表13-1は、rtd.instancesShareRuntimeHomeの値がOracle RTDシステム・ファイルの場所をどのように制御するかを示しています。この表では、
RTD_RUNTIME_HOMEは、アプリケーション・サーバーがOracle RTDを実行するディレクトリであるOracle RTDランタイム・ホームを表します
RTD_INST_NAMEは、rtd.instanceNameシステム・プロパティの値を表します
表13-1 Oracle RTDのシステム・ファイルの場所
rtd.instancesShareRuntimeHome | 値がfalseの場合 | 値がtrueの場合 |
---|---|---|
ログ・ファイル |
|
|
構成キャッシュ・ファイル |
|
|
インライン・サービスのメタデータ・キャッシュ・ファイルの場所 |
|
|
DecisionServiceAddress
デシジョン・サービスへのURLのクラスタ全体の接頭辞であり、通常はロード・バランサによって管理される仮想アドレスに対応するアドレスです。
デフォルト値http://myHost:8080は、一例にすぎません。Decision Centerがデシジョン・サービスと同一場所に配置されていない場合、Decision CenterのInteractive Integration Mapがデシジョン・サービスにテスト・イベントを送信できるようにするために変更する必要があります。この属性には、MBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Misc」でアクセスします。
DecisionServiceEnabled
これは、アプリケーション・サーバーのJVMオプションにあるシステム・プロパティ、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」で設定できます。
デフォルト値はtrueですが、デシジョン・サービスを実行しないOracle RTDインスタンスでは、falseに設定する必要があります。これをfalseに設定することは、DSを無効にするために必要な手順の1つにすぎません。第13.5項「Oracle RTDタイプ3クラスタへのOracle RTDのデプロイ」を参照してください。
LearningServiceEnabled
これは、アプリケーション・サーバーのJVMオプションにあるシステム・プロパティ、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」で設定できます。
デフォルト値はtrueですが、ラーニング・サービスを実行しないOracle RTDインスタンスでは、falseに設定する必要があります。ラーニング・サービスは複数のOracle RTDインスタンスで有効にできますが、一度に1つのインスタンスでしか実行されません。これをfalseに設定することは、LSを無効にするために必要な手順の1つにすぎません。第13.5項「Oracle RTDタイプ3クラスタへのOracle RTDのデプロイ」を参照してください。
JGroupsMulticastPort
これは、アプリケーション・サーバーのJVMオプションにあるシステム・プロパティ、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で設定できます。この値は、クラスタのすべてのOracle RTDインスタンスで同じにする必要があります。
デフォルト値は45566であり、ローカル・イントラネット上で他の(Oracle RTD以外の)アプリケーションが同じマルチキャスト・アドレス(「JGroupsMulticastAddress」を参照)およびマルチキャスト・ポートを使用していないかぎり、変更する必要はありません。
Oracle RTDの他のクラスタがインストールされ、同じマルチキャスト・アドレスとマルチキャスト・ポートを使用している場合、それぞれのOracle RTDクラスタは異なるSDGroupNameを使用する必要があり、Oracle RTDのバージョンはワイヤ互換である必要があります。
グループ通信メッセージに互換性のない旧バージョンのOracle RTDがある場合、Oracle RTDのserver.log
ファイルで、互換性のないメッセージの各受信に関するエラー・メッセージを登録します。これらのログ・エントリは良好なものですが、ログ・ファイルを詰まらせる傾向があります。Oracle RTDのデフォルト設定は、競合を回避するために必要に応じてリリース間で変わるため、これらの非互換性は通常、認識されません。
JGroupsMulticastAddress
これは、アプリケーション・サーバーのJVMオプションにあるシステム・プロパティ、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で設定できます。
この値は、クラスタのすべてのOracle RTDインスタンスで同じにする必要があります。デフォルト値は228.64.16.34であり、ローカル・イントラネット上で他の(Oracle RTD以外の)アプリケーションが同じマルチキャスト・アドレスおよびマルチキャスト・ポートを使用していないかぎり、変更する必要はありません。JGroupsMulticastPortの下の詳細な説明を参照してください。
JGroupsDSMulticastPort
場所とスコープに関しては、JGroupsMulticastPortと似ています。これは、別のOracle RTDインスタンスでセッションがホストされているリクエストをデシジョン・サービスが受信したとき、セッション・アフィニティを管理する際にデシジョン・サービスによって使用されます。DSでは、JGroupsDSMulticastAddressおよびJGroupsDSMulticastPortによって指定されたチャネルを使用してリクエストを監視し、必要に応じて、デシジョン・サービスを実行している他のOracle RTDインスタンスにリクエストを転送します。
この値は、クラスタのすべてのOracle RTDインスタンスで同じにする必要があり、JGroupsMulticastPortの値と異なるものにする必要があります。デフォルト値は45567です。
JGroupsDSMulticastAddress
場所とスコープに関しては、JGroupsMulticastAddressと似ています。これは、別のOracle RTDインスタンスでセッションがホストされているリクエストをデシジョン・サービスが受信したとき、セッション・アフィニティを管理する際にデシジョン・サービスによって使用されます。DSでは、JGroupsDSMulticastAddressおよびJGroupsDSMulticastPortによって指定されたチャネルを使用してリクエストを監視し、必要に応じて、デシジョン・サービスを実行している他のOracle RTDインスタンスにリクエストを転送します。
この値は、クラスタのすべてのOracle RTDインスタンスで同じにする必要があり、JGroupsMulticastAddressとJGroupsMulticastPortの組合せがJGroupsDSMulticastAddressとJGroupsDSMulticastPortの組合せと異なっているかぎり、JGroupsMulticastAddressの値と異なるものにする必要はありません。デフォルト値は228.64.16.34で、JGroupsMulticastAddressのデフォルト値と同じです。
RestrictClusterMembers
RestrictClusterMembersがtrueの場合、Oracle RTDは、ホスト・アドレスがプロパティTrustedClusterMembersで指定されているOracle RTDとのみ通信します。デフォルト値はtrueです。
このプロパティは、クラスタ全体で同じ値である必要があります。これは、システム・プロパティとして、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で設定できます。
TrustedClusterMembers
クラスタに参加する可能性のあるホストのリストを含む文字列。ここに一覧表示されていないホスト上のOracle RTDインスタンスからのメッセージによって、RestrictClusterMembersがtrueの場合、server.log
に認証エラーが生成されます。
このホスト・アドレスは、ホスト名ではなくIPアドレスです。これらのアドレスにはポート番号を含めないでください。ポート割当ては動的に割り振られるため、事前構成できません。エントリは、セミコロン(「;」)で区切る必要があります。デフォルト値は空の文字列です。
このプロパティは、クラスタ全体で同じ値である必要があります。これは、システム・プロパティとして、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で設定できます。
RestrictDSClients
trueの場合、デシジョン・サービスは、プロパティTrustedDSClientsで指定されているホスト・アドレスからのリクエストのみを受け付けます。デフォルト値はtrueです。
このプロパティは、クラスタ全体で同じ値である必要があります。これは、システム・プロパティとして、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で設定できます。
TrustedDSClients
Oracle RTDにデシジョン・サービス・リクエストを送信する可能性のあるホストのリストを含む文字列。RestrictDSClientsがtrue(デフォルト値)の場合、ここに一覧表示されておらず、Oracle RTDクラスタの一部でもないホストからのDSリクエストはDSによって拒否され、server.log
に認証エラーが生成されます。
このホスト・アドレスは、ホスト名ではなくIPアドレスです。ポートは、コロン(「:」)で区切って含めることができます(オプション)。エントリは、セミコロン(「;」)で区切ります。
このプロパティは、クラスタ全体で同じ値である必要があります。これは、システム・プロパティとして、またはMBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で設定できます。
Oracle RTDタイプ3クラスタの主要な目的は、Decision Centerおよびラーニング・サービスを実行しているインスタンスとは別のOracle RTDインスタンスでデシジョン・サービスを実行することです。この項では、Oracle RTDのデプロイに先立って、Oracle RTDタイプ3クラスタでアプリケーション・サーバー・インスタンス(デプロイ後はOracle RTDインスタンスとなる)を設定する方法について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle RTDタイプ3クラスタの場合、2つのJ2EEクラスタ(たとえばrtdGroup1とrtdGroup2)を作成します。
Oracle RTDタイプ1クラスタの場合、1つのJ2EEクラスタのみを作成します。
注意: IrtdGroup1とrtdGroup2は、Oracle RTDクラスタではなく、J2EEクラスタです。 |
ASインスタンスを作成して、J2EEクラスタに割り当てます。この例では、表13-2と表13-3に示すように、4つのホスト・マシンで合計4つのASインスタンスを作成しています。
注意: この章では、関与するマシンの数については何も想定していません。通常は、ハードウェア障害の発生時に可用性を高めるため、また総合的な処理能力を増大させるために、別々のホストが使用されます。 2GBを超えるメモリーを搭載するマシン上で32ビットのオペレーティング・システムのメモリー制限が発生しないようにするために、同一ホストで複数のインスタンスを使用できます。 |
この項では、Oracle RTDインスタンスごとに使用できるJVMオプションについて説明します。
この項の内容は次のとおりです。
一般的に、システム・プロパティは、後でJMXによって変更される必要がないかぎり、OracleRTDのJMX MBeanがサポートするどのOracle RTDプロパティに対しても使用できます。これらのシステム・プロパティは通常、JMXによって変更される必要がない設定、またはJMXが機能するまでに設定される必要のある設定に対してのみ使用されます。詳細は、第13.3項「クラスタ固有の構成プロパティ」を参照してください。
表13-4は、通常はシステム・プロパティで構成されるOracle RTDの設定を示しています。この表では、スコープの値は次のように定義されています。
RTD: Oracle RTDクラスタ全体にグローバル
J2EE: J2EEクラスタにグローバル
AS: ASインスタンスに固有
表13-4 通常はシステム・プロパティで構成されるOracle RTDの設定
名前 | 値の例 | スコープ | 説明 |
---|---|---|---|
SDGroupName |
MyRTDCluster |
RTD |
N/A |
rtd.instanceName |
rtd_1_1 |
AS |
Oracle RTDクラスタ内で一意である必要があります。 |
rtd. instancesShareRuntimeHome |
false |
RTD |
OASおよびWebLogicの場合はfalse、WebSphereの場合はtrue。 |
DecisionServiceEnabled |
true |
J2EE |
Oracle RTDタイプ3クラスタとすると、rtdGroup1の場合はtrue、rtdGroup2の場合はfalse。 これは、システム・プロパティで設定するかわりに、第13.5.3項「Oracle RTDの一部サービスの無効化」で説明しているように、JConsoleで設定することもできます。Oracle RTDインスタンスを追加するときにシステム・プロパティ設定をコピーする必要がある場合、これらをシステム・プロパティとして設定することは適切といえます。 |
LearningServiceEnabled |
false |
J2EE |
Oracle RTDタイプ3クラスタとすると、rtdGroup1の場合はfalse、rtdGroup2の場合はtrue。 これは、システム・プロパティで設定するかわりに、第13.5.3項「Oracle RTDの一部サービスの無効化」で説明しているように、JConsoleで設定することもできます。Oracle RTDインスタンスを追加するときにシステム・プロパティ設定をコピーする必要がある場合、これらをシステム・プロパティとして設定することは適切といえます。 |
JGroupsMulticastAddress、JGroupsMulticastPort、JGroupsDSMulticastAddress、JGroupsDSMulticastPort |
N/A |
RTD |
通常はデフォルト値から変更する必要はありません。これらはJConsoleで必要になるため、デフォルト値から変更する必要のある場合は、JConsoleからではなく、JVMのシステム・プロパティとして設定することをお薦めします。 |
RestrictClusterMembers |
false |
RTD |
Oracle RTDクラスタへのサーバーの追加を容易にするには、falseに設定します。true(デフォルト値)の場合、第13.5.5項「制限付きクラスタ・メンバーの追加」を参照してください。 |
TrustedClusterMembers |
N/A |
RTD |
RestrictClusterMembersがtrue(デフォルト値)の場合、許可されたクラスタ・ホストのセットを、ここでシステム・プロパティとして設定できます。ただし、TrustedClusterMembersが、システム・プロパティとしてではなくJMXで管理されている場合は、新しいホストを追加するほうが簡単です。第13.5.5項「制限付きクラスタ・メンバーの追加」を参照してください。 |
RestrictDSClients |
false |
RTD |
どのホストがデシジョン・サービス・リクエストを送信できるかについて関心がない場合は、falseに設定します。true(デフォルト値)に設定すると、DSは、TrustedDSClientsにないホストおよびOracle RTDクラスタの一部ではないホストからのリクエストを拒否します。 |
TrustedDSClients |
N/A |
RTD |
RestrictDSClientsがtrue(デフォルト値)の場合、デシジョン・サービス・リクエストの送信を許可されたホストのセットを、ここでシステム・プロパティとして設定できます。ただし、TrustedDSClientsが、システム・プロパティとしてではなくJMXで管理されている場合は、新しいクライアント・ホストを追加するほうが簡単です。第13.5.6項「信頼できるデシジョン・サービス・クライアントの追加」を参照してください。 |
この項では、汎用JVMオプションと、オプションの推奨値について説明します。
Minimum Heap Size
-Xms512M
に設定します。
開発マシンでは、必要なメモリーを減らすために小さくすることもできます(たとえば、128M)。
Maximum Heap Size
-Xmx1024M
に設定します。
本番マシンでは、2048Mが一般的な値です。
PermGen Size(対象はJRockit JVMではない)
-XX:PermSize=256m
に設定します。
インライン・サービスを再デプロイすると一時的により多くのjavaクラスが導入されるため、インライン・サービスを再デプロイするときにメモリー不足のエラーを減らすためのオプションです。
JIT(対象はSun JVM)
-server
に設定します。
この項では、アプリケーション・サーバー固有のJVMオプションについて説明します。
JConsole Setup
EMF Registry
Oracle RTDによって使用されるEMF(Eclipse Metadata Framework)レジストリ実装を指定するには、このシステム・プロパティを設定します。
プロパティ名: 'org.eclipse.emf.ecore.EPackage.Registry.INSTANCE'
プロパティ値: 'com.sigmadynamics.emf.util.SDEMFRegistry'
EMF Registry
Oracle RTDによって使用されるEMF(Eclipse Metadata Framework)レジストリ実装を指定するには、このシステム・プロパティを設定します。
プロパティ名: 'org.eclipse.emf.ecore.EPackage.Registry.INSTANCE'
プロパティ値: 'com.sigmadynamics.emf.util.SDEMFRegistry'
Disable MBean Routing
プロパティ名: 'com.ibm.websphere.mbeans.disableRouting'
プロパティ値: '<on>OracleRTD:*</on>'
他の一部のMBeanブラウザとは対照的に、JConsoleがJMXコンソールとして使用される場合、その構成はアプリケーション・サーバーに依存します。このガイドの他の箇所に記載されている一般情報とは対照的に、クラスタ化に固有の唯一の考慮事項は、ASインスタンスごとに異なるjmxポート設定を使用する必要があるということです。
ポートがホストで一意になるように、次のJVMシステム・プロパティを設定します。
-Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
-Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
-Dcom.sun.management.jmxremote=true
-Dcom.sun.management.jmxremote.port=12345
WebSphereに対してJConsoleを設定するには、第4.7項「WebSphereに対するJConsoleの設定」を参照してください。
Oracle RTDインスタンスごとにjconsole-startupバッチ・ファイルを作成します。
Oracle RTDをデプロイする前に、ASインスタンスごとにJDBC接続プールとデータソースを作成する必要があります。これらのASインスタンスにOracle RTDがデプロイされている場合には、JNDIルックアップ名jdbc/SDDSによってアクセスされる共通の共有データソースへのJDBC接続を開ける必要があります。
JDBCリソースの作成に関するアプリケーション・サーバー固有の詳細な手順は、第8章「Oracle Real-Time Decisionsのデータ・アクセスの構成」を参照してください。
すべてのASインスタンスによって共有されるデータベースへのJDBCリソースの作成方法の手順は、ご使用のアプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。J2EEアプリケーション・サーバーのベンダーにもよりますが、通常は接続プールとデータソースを1回のみ作成できます。これは、J2EEクラスタ当たりで1回という可能性もあります。
この項では、Decision Centerおよびラーニング・サービスを実行しているインスタンスとは別のOracle RTDインスタンスでデシジョン・サービスが実行されるクラスタ環境にOracle RTDをデプロイする方法について、一般的な言葉で説明します。これがOracle RTDタイプ3クラスタであり、本番環境で使用される最も一般的な構成であると考えられます。
次の規則に従うと、これらの手順を他のOracle RTDクラスタ・タイプに対して一般化することは簡単です。
同じOracle RTDインスタンスに配置される必要があるOracle RTDサービスのすべての組合せに対して、別々のJ2EEクラスタにRTD.ear
をデプロイします。これは次の表のようになります。
RTD.ear
のデプロイごとに、無効になっているサービスのOracle RTDインスタンスにロード・バランサがリクエストを送信することがないように、使用されないサービスに関連付けられているWebコンテキスト・ルートを変更して、実質的に非表示にします。
DSおよびLSを実行しないOracle RTDインスタンスで、それらのサービスをJConsoleで無効にして、メモリーにロードされないようにします。
注意: 現時点では、DCはメモリーに無条件でロードされますが、前述の手順2により、セッションが作成されることはありません。 |
手順1および3をさらに詳しく説明すると、次の表で詳しく説明するように、1〜3個のJ2EEクラスタが必要になります。
Oracle RTDクラスタ・タイプ | 必要なJ2EEクラスタ | 有効なOracle RTDサービス | JConsoleによって無効にされたOracle RTDサービス |
---|---|---|---|
タイプ1 | rtdGroup1 | DS、DC、LS | なし |
タイプ2 | rtdGroup1 | DS、DC | LS |
rtdGroup2 | LS | DS | |
タイプ3 | rtdGroup1 | DS | LS |
rtdGroup2 | DC、LS | DS | |
タイプ4 | rtdGroup1 | DS | LS |
rtdGroup2 | DC | DS、LS | |
rtdGroup3 | LS | DS |
手順2をさらに詳しく説明すると、次の表は、有効になっているときに3つのOracle RTDサービスが必要とするWebコンテキスト・ルートを示しています。
Oracle RTDサービス | コンテキスト・ルート |
---|---|
DS | /rtis |
DC | /ui |
/soap | |
/schema | |
LS | /ls |
無効になっているサービスは、そのコンテキスト・ルートに「-hide<n>」のような文字列を付加することにより非表示にする必要があります。ただし、<n>は、J2EEクラスタ番号に対応する1、2または3にします。
<n>を使用することで、同じコンテキスト・ルートを2回使用することがなくなります。これが実際に役立つのは、タイプ4クラスタの場合のみです。これは、複数のJ2EEクラスタで同じOracle RTDサービス・タイプが無効にされるような唯一のOracle RTDクラスタ・タイプであるためです。
具体的にOracle RTDタイプ3クラスタの場合、次のようにRTD.ear
を2回デプロイします。
まず、アプリケーションOracleRTDとして、J2EEクラスタrtdGroup1にデプロイ
次に、アプリケーションOracleRTD2として、rtdGroup2にデプロイ
この項の残りの部分の内容は次のとおりです。
Oracle ASのような一部のアプリケーション・サーバー・タイプでは、デプロイ時間の選択肢を記憶するデプロイ・プラン・ファイルを保存できるため、その後のデプロイ作業で再び手動で指定しなくてすむようになっています。
最初にデプロイするときには、次の手順を実行します。
OracleRTDをアプリケーション名として使用します。
提案されたWebコンテキスト・ルート(/rtis以外)のそれぞれに、「-hide」を付加して調整します。
例: /ui-hide、/ls-hide、/soap-hide、/schema-hide、/rtis
ご使用のアプリケーション・サーバーでデプロイ・プランの保存がサポートされている場合には、ローカル・マシンに新しいデプロイ・プランを保存して、その後のデプロイで使用できるようにします。
ヒント: デプロイ・プラン・ファイルにはニーモニック名を使用します。たとえば、デプロイによってデシジョン・サービスのみを有効にする場合は、そのデプロイ・プラン・ファイルの名前をdsPlan.datにします。 |
rtdGroup2へのデプロイの考慮事項と手順は、次の点を除いてrtdGroup1へのデプロイの場合と同様です。
web-appコンテキスト・バインディングが異なる
アプリケーション名が異なる(OracleRTDでなくOracleRTD2)
最初にデプロイするときには、次の手順を実行します。
アプリケーション名としてOracleRTD2を使用します。
/rtisに「-hide」を付加して、提案されたWebコンテキスト・ルートを調整します。
例: /ui、/ls、/soap、/schema、/rtis-hide
Oracle ASの場合、新しいアプリケーション名を参照するように、${oracle.j2ee.home}/OracleRTD
から${oracle.j2ee.home}/OracleRTD2
にライブラリ・パス設定を変更します。詳細は、第13.5.2.1項「Oracle ASでのOracleRTD2のクラスパスの構成」を参照してください。
ご使用のアプリケーション・サーバーでデプロイ・プランの保存がサポートされている場合には、ローカル・マシンに新しいデプロイ・プランを保存して、その後のデプロイで使用できるようにします。
デプロイ・ファイル名のニーモニック名表記規則に従うと、このデプロイによってDecision Centerとラーニング・サービスが有効になるため、ファイル名にはdcLsPlan.datを使用することもできます。
Oracle AS 3.3の場合には、Enterprise Managerのデプロイ・プロセスの最後の画面で、様々なライブラリによって使用されるクラスパスを調整できます。クラスパスは調整する必要があります。パスはRTD.ear
にパッケージされていることからわかるように、アプリケーションの名前をOracleRTDと想定していますが、このデプロイではOracleRTD2となるためです。
「クラスのロードの構成」アクティビティをクリックします。
次に、「アプリケーション・ライブラリの構成」セクションまでスクロールし、3箇所表示されているOracleRTDをOracleRTD2に置き換えます。
Oracle RTDがすべてのASインスタンスで起動された後、JConsoleまたは別のMBeanブラウザを使用し、クラスタ・タイプに応じて、特定のOracle RTDインスタンスでデシジョン・サービスまたはラーニング・サービスを無効にします。
この操作を行う必要があるのは、初回、またはクラスタ・タイプを変更する場合のみです。Oracle RTDを同じクラスタ・タイプに再デプロイする場合は必要ありません。これらの設定は、すべてのインスタンスで共有されるSDDSデータベースに保存されているためです。
Oracle RTDクラスタのインスタンスごとに、次の手順を実行します。
JConsoleを起動して、インスタンスに接続します。
LSを無効にします。
インスタンスがJ2EEクラスタrtdGroup1にある場合、これらのインスタンスはデシジョン・サービスのみを実行するため、ラーニング・サービスを無効にします。
MBeanの「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」で、LearningServiceEnabled属性をfalseに設定します。
DSを無効にします。
インスタンスがJ2EEクラスタrtdGroup2にある場合、これらのインスタンスはラーニング・サービスとDecision Centerのみを実行するため、デシジョン・サービスを無効にします。
MBeanの「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」で、DecisionServiceEnabled属性をfalseに設定します。
DCとDSが同一場所に配置されないOracle RTDタイプ3およびタイプ4クラスタの場合、DCがそのInteractive Integration MapビューからDSにテスト・イベントを送信できるように、JConsoleを使用してクラスタのデシジョン・サービス・アドレスを設定します。
これは、どのインスタンスでも1回行うことができます。変更は、すべてのインスタンスに自動的に伝播されます。
MBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Misc」で、DecisionServiceAddress属性をhttp://myHost.com:8080のような値に設定します。
一般的に、ホストとポートは、DSが有効になっているRTD.ear
デプロイでロード・バランサとして機能するHTTPサーバーのホストとポートになります。この章で説明するタイプ3クラスタの場合、これはOracleRTD2のWebアプリケーションではなくOracleRTDのWebアプリケーション(通常これらは同じ)をホスティングするHTTPサーバー/ポートです。
Oracle RTDクラスタ・メンバーのセットが、指定されたホストのリストに制限される場合、つまりセキュリティ対策がシステム・プロパティRestrictClusterMembersで有効化されている場合、第13.4.2.1項「Oracle RTDクラスタ化のシステム・プロパティ」で説明しているように、別のホストは、システム・プロパティTrustedClusterMembersからではなくJConsoleを使用すると容易に追加できます。
TrustedClusterMembersがシステム・プロパティとして管理されている場合、すべてのOracle RTDインスタンスが新しいホストを含むように、このシステム・プロパティ値を手動で調整してから、すべてのOracle RTDインスタンスを再起動する必要があります。
TrustedClusterMembersをJConsoleで管理している場合、インスタンスの再起動は不要です。ただし場合によっては、TrustedClusterMembersにアドレスが追加されたときにすでに実行されていた新しいインスタンスは除きます。
次の操作を順に実行することをお薦めします。
新しいOracle RTDクラスタ・メンバーのホストIPアドレスを決定します。ホスト名のみでは不十分で、IPアドレスも必要です。
既存のOracle RTDインスタンスへのJConsole接続から、MBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で、プロパティTrustedClusterMembersに新しいホスト・アドレスを追加します。この変更は、すべての既存のインスタンスに伝播され、即座に有効となります。
J2EEクラスタに新しいASインスタンスを追加し、J2EEクラスタにOracle RTDをデプロイします。
デシジョン・サービス・クライアント・ホストのセットが、指定されたホストのリストに制限される場合、つまりセキュリティ対策がシステム・プロパティRestrictDSClientsで有効化されている場合、第13.4.2.1項「Oracle RTDクラスタ化のシステム・プロパティ」で説明しているように、別のクライアント・ホストは、システム・プロパティTrustedDSClientsからではなくJConsoleを使用すると容易に追加できます。
TrustedDSClientsがシステム・プロパティとして管理されている場合、すべてのOracle RTDインスタンスが新しいクライアント・ホストを含むように、このシステム・プロパティ値を手動で調整してから、すべてのOracle RTDインスタンスを再起動する必要があります。TrustedDSClientsをJConsoleで管理している場合、インスタンスの再起動は不要です。
次の操作を順に実行することをお薦めします。
新しいデシジョン・サービス・クライアントのホストIPアドレスを決定します。ホスト名のみでは不十分で、IPアドレスも必要です。
既存のOracle RTDインスタンスへのJConsole接続から、MBeanの「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」で、プロパティTrustedDSClientsに新しいホスト・アドレスを追加します。この変更は、すべての既存のインスタンスに伝播され、即座に有効となります。
Cookie名: ORA_RTD_DSServerID
パス: /rtis
説明: Cookieの内容は、リクエストのインライン・サービス・セッションをホスティングするRTDサーバー・インスタンスを識別する単一の整数です。
デフォルトでは、このHTTP Cookieは無効になっていますが、次のMBean属性をtrueに設定することによって有効にできます。
「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster: GenerateDSServerIdCookie」
その使用については十分にテストされていませんが、クラスタ化された一部のインストールにおいて、デシジョン・サービス・インスタンス間でリクエストの転送が必要になる回数を減らし、場合によってはパフォーマンスが向上すると考えられています。このCookieは、Decision Centerには使用されず、インライン・サービス・リクエストを処理するサービスであるデシジョン・サービスにのみ使用されます。
これが必要になるのは、複数のHTTPセッションを使用してインライン・サービス・リクエストを同じインライン・サービス・セッションに配信できるようなインストールの場合のみです。
ほとんどの外部ロード・バランサが通常、HTTPセッション・アフィニティをサポートするように構成され、複数のHTTPセッションにわたるインライン・サービス・セッション・アフィニティが必要とされるため、このCookieは、複数のHTTPセッションからのリクエストが、ロード・バランサによって同じデシジョン・サービス・インスタンスに送信されるように、HTTPセッションごとに設定されます。
このCookieの有用性は、1つのインライン・サービス・セッションにのみアクセスするために使用される各HTTPセッションによって異なります。
また、ほとんどのロード・バランサが通常、このCookieを使用するように構成されているため、ロード・バランサのセッション・アフィニティ・アルゴリズムが、JSESSIONIDではなくこのCookieを使用するように構成できるとも想定されています。
この項の内容は次のとおりです。
この項では、WebLogicクラスタのハードウェアおよびソフトウェアの全体的な設定について説明します。これらの設定は、WebLogicに関連する以降の項目すべてで参照構成として使用されます。
クラスタの例: マシンの数=2、アプリケーション・サーバーの数=6
マシン#1: ←Admin Server、サーバー・インスタンスの数=3、Apache Server
Oracle RTDソフトウェア
WebLogicアプリケーション・サーバー
Apache HTTP Server
マシン#2: ←サーバー・インスタンスの数=3
WebLogicアプリケーション・サーバー
Oracle RTDソフトウェアは、次のようにマシン#1にインストールする必要があります。
(WebLogic Admin Serverがインストールされている)マシン#1にrtd_3.0.0_WL_win.zip
(Linux/Unixの場合はrtd_3.0.0_WL_unix.cpio
)をインストールします。
Oracle RTD Databaseは、次のようにマシン#1で初期化する必要があります。
マシン#1で、RTD_HOME\scripts\SDDBTool.cmd
を実行します。
詳細は、第2.2.4項「SDDBToolを使用したOracle RTD Databaseの初期化」を参照してください。
まず、両方のマシンにWebLogicアプリケーション・サーバーをインストールします。次に、マシン#1にApache HTTP Serverをインストールする必要があります。
クラスタ内のマシン#1とマシン#2に、WebLogicアプリケーション・サーバーをインストールします。
注意: 次の手順を実行すると、WebLogicプラグインもインストールされます。 |
両方のマシンで次の手順を実行します。
「Welcome」画面で、「Next」をクリックします。
「BEA License Agreement」画面で、「Yes」を選択し、「Next」をクリックします。
「Choose BEA Home Directory」でデフォルト値を受け入れ、「Next」をクリックします。
「Choose Install Type」で、「Custom」を選択し、「Next」をクリックします。
「Choose Components」で、「WebLogic Server: Server & Web Server Plug-Ins」チェック・ボックスを選択し、それ以外のチェック・ボックスはすべて選択を解除します。
「Next」をクリックします。
「Optional Tools」で、「Mercury profiling tools」チェック・ボックスの選択を解除し、「Next」をクリックします。
「Choose Product Installation Directories」でデフォルト値を受け入れ、「Next」をクリックします。
「Install Windows Service」でデフォルト値を受け入れ、「Next」をクリックします。
「Choose Shortcut Installation」でデフォルト値を受け入れ、「Next」をクリックします。
インストールが終了するまでお待ちください。
インストールが完了したら、「Done」をクリックします。
最初に、WebLogicドメインを作成し、そのドメインにOracleRTD JDBC jarをコピーします。次に、両方のマシンでNode Managerを起動する必要があります。
WebLogicドメインを作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1(ご使用のAdmin Serverマシン)で、「すべてのプログラム」→「BEA Products」→「Tools」をクリックし、Configuration Wizardを実行します。
「Welcome」ダイアログで、「Create a new WebLogic Domain」ラジオ・ボタンを選択します。
「Next」をクリックします。
「Domain Source」ダイアログで、「Generate a domain configured automatically to support the following BEA products」ラジオ・ボタンを選択します。
「Next」をクリックします。
「Configure Administration Username and Password」ダイアログで、管理ユーザー名/パスワードを入力します(例、weblogic/weblogic)。
「Next」をクリックします。
「Configure Server Start Mode and JDK」ダイアログの「WebLogic Domain Startup Mode」で、「Development Mode」ラジオ・ボタンを選択します。
「Configure Server Start Mode and JDK」ダイアログの「JDK Selection」で、システム構成でサポートされているJDK(例、SunやJRockit)を選択します。
「Next」をクリックします。
「Customize Environment and Services Settings」ダイアログで、「No」を選択します。
注意: これによって、Admin Consoleを使用するクラスタとサーバーが作成されます。
「Next」をクリックします。
「Create WebLogic Domain」ダイアログの「Domain Name」に「oraclertd_domain
」と入力し、「Create」をクリックします。
インストールが終了するまでお待ちください。
「Start Admin Server」チェック・ボックスを選択します。
「Done」をクリックします。
注意: Admin Serverを手動で起動するには、<weblogic-install-dir>/user_projects /domains/oraclertd_domain/bin/startWebLogic.cmd を実行します。
Admin Server手動で停止するには、 |
ドメインにOracleRTD JDBC jarをコピーするには、次の手順を実行します。
マシン#1(ご使用のAdmin Server)のRTD_HOME\lib\jdbc\
で、次のjarのセットのいずれかをweblogic-install-dir/user_projects/domains/oraclertd_domain/lib/
にコピーします。
SQLServer: sqljdbc.jar
Oracle: ojdbc14.jar
DB2: db2jcc.jar
& db2jcc_license_cu.jar
注意: この手順を実行すると、各サーバー・インスタンス・マシンにjdbc jarをコピーする必要がなくなります。 |
次に進む前に、WebLogicでOracle RTDのロールとユーザーを作成します。詳細は、第5.8項「Oracle RTDのロールとユーザーの作成」を参照してください。
このプロセスは、WebLogicマシンとWebLogicクラスタの作成、さらにサーバーの作成およびサーバーのJVMプロパティの設定で構成されています。
WebLogicマシンを作成するには、次の手順を実行します。
次のURLにあるAdmin Console(マシン#1)にログオンします。
http://
admin-server-host-name
:7001/console
左側のツリーの「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Environment」を開いて「Machines」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に、一意のマシン名(たとえば、Machine-1
)を入力します。
「OK」をクリックします。
マシン名をクリックします。
「Configuration」タブの下の「Node Manager」をクリックします。
「Listen Address」に、クラスタ・サーバーのホスト名(たとえば、myHostName
)を入力します。
「Save」をクリックします。
Admin Serverマシンを含め、クラスタ内の各マシンで手順3〜10を繰り返します。
左側のツリーの「Change Center」で、「Activate Changes」をクリックします。
2つのマシンでのクラスタ設定について、次に説明します。
RTDCluster
(マシン#1とノード#1)
RTDServer1a
RTDServer1b
RTDServer1c
(マシン#2とノード#2)
RTDServer2a
RTDServer2b
RTDServer2c
WebLogicクラスタを作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーの「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Environment」を開いて「Clusters」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に「RTDCluster
」と入力します。
「OK」をクリックします。
左側のツリーの「Change Center」で、「Activate Changes」をクリックします。
サーバーを作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーの「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Environment」を開いて「Servers」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Server Name」に「RTDServer1a
」と入力します。
「Server Listen Port」に「7002
」と入力します。
「Should this server belong to a cluster?」の下の「Yes, make this server a member of an existing cluster」を選択します。
「Select a cluster」で「RTDCluster」を選択します。
「Next」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
サーバー名「RTDServer1a」をクリックします。
「Configuration」タブの「General」セクションで、「Machine」に「Machine-1」を選択します。
「Save」をクリックします。
残っている次のserver/port/machine構成で手順2〜12を繰り返します。
server = RTDServer1b, port = 7003, machine = Machine-1
server = RTDServer1c, port = 7004, machine = Machine-1
server = RTDServer2a, port = 7005, machine = Machine-2
server = RTDServer2b, port = 7006, machine = Machine-2
server = RTDServer2c, port = 7007, machine = Machine-2
左側のツリーの「Change Center」で、「Activate Changes」をクリックします。
サーバーのJVMプロパティを設定するには、次の手順を実行します。
左側のツリーの「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Environment」を開いて「Servers」をクリックします。
サーバー名「RTDServer1a」をクリックします。
「Configuration」タブの「Server Start」セクションで、「Arguments」に、次の内容をプロパティとプロパティの間に空白を入れて1行で入力します(ただし、jmx-remote-portは12302
に置き換え、learningは、RTDServer1aの場合はtrue
に、それ以外のすべてのサーバーの場合はfalse
に置き換えます)。
-Dorg.eclipse.emf.ecore.EPackage.Registry.INSTANCE=com.sigmadynamics.emf.util.SDEMFRegistry
-DRestrictClusterMembers=false
-DSDGroupName=RTDCluster
-DLearningServiceEnabled=
learning
-Dcom.sun.management.jmxremote=true
-Dcom.sun.management.jmxremote.port=
jmx-remote-port
-Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
-Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
例:
-Dorg.eclipse.emf.ecore.EPackage.Registry.INSTANCE=com.sigmadynamics.emf.util.SDEMFRegistry -DSDGroupName=RTDCluster -DRestrictClusterMembers=false -DLearningServiceEnabled=true -Dcom.sun.management.jmxremote=true -Dcom.sun.management.jmxremote.port=12302 -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
「Save」をクリックします。
残っている次のserver/jmx-remote-port構成で手順2〜5を繰り返します。
server = RTDServer1b, jmx-remote-port = 12303
server = RTDServer1c, jmx-remote-port = 12304
server = RTDServer2a, jmx-remote-port = 12305
server = RTDServer2b, jmx-remote-port = 12306
server = RTDServer2c, jmx-remote-port = 12307
左側のツリーの「Change Center」で、「Activate Changes」をクリックします。
JDBCデータソースを作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーの「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Environment Services JDBC」を開いて「Data Sources」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に「RTD_DS
」と入力します。
「JNDI Name」に「SDDS
」と入力します。
「Database Type」で「Other」を選択します。
「Database Driver」で「Other」を選択します。
「Next」をクリックします。
「Supports Global Transactions」チェック・ボックスの選択を解除します。
「Next」をクリックします。
ご使用のデータソースを格納するデータベースに応じて、次の手順を実行します。
データベースがOracleの場合は、手順11に進みます。
データベースがSQLServerの場合は、手順23に進みます。
データベースがDB2の場合は、手順35に進みます。
Oracle
「Database Name」に、Oracle SID名(たとえば、ORCL
)を入力します。
「Host Name」に、データベース・サーバー名(たとえば、mydbservername
)を入力します。
「Port」に、データベース・ポート番号(たとえば、1521)を入力します。
「Database User Name」に、Oracleユーザー名(たとえば、myusername
)を入力します。
「Password」および「Confirm Password」に、Oracleユーザーのパスワード(たとえば、SD
)を入力します。
「Next」をクリックします。
「Driver Class Name」に「oracle.jdbc.pool.OracleDataSource
」と入力します。
「URL」に「jdbc:oracle:thin:@
db_host:db_port:sid
」と入力します。
例: jdbc:oracle:thin:@mydbservername:1521:ORCL
「Properties」に「user=
db_user_name
」(たとえば、user=myusername
)と入力します。
「Test Table Name」に「SDApps
」と入力します。
「Test Configuration」をクリックします。
「Next」をクリックします。
手順47に進みます。
SQLServer
「Database Name」に、SQLServerのデータベース名(たとえば、rtd
)を入力します。
「Host Name」に、データベース・サーバー名(たとえば、mydbservername
)を入力します。
「Port」に、データベース・ポート番号(たとえば、1433
)を入力します。
「Database User Name」に、SQLServerユーザー名(たとえば、myusername
)を入力します。
「Password」および「Confirm Password」に、SQLServerユーザーのパスワード(たとえば、sd
)を入力します。
「Next」をクリックします。
「Driver Class Name」に「com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
」と入力します。
「URL」に「jdbc:sqlserver://
db_host:db_port
」と入力します。
例: jdbc:sqlserver://mydbservername:1433
注意: データソースがSQL Serverの名前付きインスタンスにある場合は、host_name\instance_name という形式でdb_host パラメータを指定してください。 |
「Properties」に、改行で区切って次の各プロパティを入力します。
user=
db_user_name
(たとえば、user=myusername
)
DatabaseName=
db_name
(たとえば、DatabaseName=rtd
)
「Test Table Name」に「SDApps
」と入力します。
「Test Configuration」をクリックします。
「Next」をクリックします。
手順47に進みます。
DB2
「Database Name」に、DB2のデータベース名(たとえば、rtd
)を入力します。
「Host Name」に、データベース・サーバー名(たとえば、mydbservername
)を入力します。
「Port」に、データベース・ポート番号(たとえば、50000
)を入力します。
「Database User Name」に、DB2ユーザー名(たとえば、myusername
)を入力します。
「Password」および「Confirm Password」に、DB2ユーザーのパスワード(たとえば、SD
)を入力します。
「Next」をクリックします。
「Driver Class Name」に「com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
」と入力します。
「URL」に「jdbc:db2://
db_host:db_port/db_name
」と入力します。
例: jdbc:db2://mydbservername:50000/rtd
「Properties」に「user=
db_user_name
」(たとえば、user=myusername
)と入力します。
「Test Table Name」に「SDApps
」と入力します。
「Test Configuration」をクリックします。
「Next」をクリックします。
手順47に進みます。
「Clusters」の下の「RTDCluster」チェック・ボックスを選択します。
「Finish」をクリックします。
左側のツリーの「Change Center」で、「Activate Changes」をクリックします。
このプロセスは、サーバーでのWebLogicプロキシのプラグインの有効化、およびApache HTTP Serverの設定で構成されています。
サーバーでWebLogicプロキシのプラグインを有効にするには、次の手順を実行します。
左側のツリーの「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Environment」を開いて「Servers」をクリックします。
サーバー名「RTDServer1a」をクリックします。
「Configuration」タブの「General」セクションで、「Advanced」をクリックします。
「Advanced」の下の「WebLogic Plug-In Enabled」チェック・ボックスを選択します。
「Save」をクリックします。
残っている次の各サーバーで手順2〜6を繰り返します。
RTDServer1b
RTDServer1c
RTDServer2a
RTDServer2b
RTDServer2c
左側のツリーの「Change Center」で、「Activate Changes」をクリックします。
Apache HTTP Serverを設定するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、
weblogic-install-dir
\wlserver_10.3\server\plugin \win\32\mod_wl_22.so
を次の場所にコピーします。
apache-install-dir
\modules\
次に例を示します。
C:\Program Files\Apache Software Foundation \Apache2.2\modules\
apache-install-dir
\conf\httpd.conf
を開きます。
次に例を示します。
C:\Program Files\Apache Software Foundation \Apache2.2\conf\httpd.conf
プロパティ「Listen」のポートを8080に変更します。
プロパティ「ServerName」のポートを8080に変更します。
例: ServerName myHostName.us.oracle.com:8080
httpd.confの最後に、次の行を追加します(ただし、WebLogicCluster
行のhostName*および7002-7007を、第13.7.7.3項「サーバーの作成」で作成されたサーバーおよびポートに置き換えます)。
LoadModule weblogic_module modules/mod_wl_22.so <IfModule mod_weblogic.c> # RTDCluster_DsDcLs <LocationMatch "/(ui|schema|soap|rtis|ls)"> SetHandler weblogic-handler WebLogicCluster hostName1:7002,hostName1:7003,hostName1:7004, hostName2:7005,hostName2:7006,hostName2:7007 </LocationMatch> </IfModule>
httpd.confを保存します。
Apache HTTPを起動します。起動するには、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Apache HTTP Server 2.2.6」→「Control Apache Server」→「Start」を実行します。
(または、C:\Program Files\Apache Software Foundation
\Apache2.2\bin>httpd -k start
)
注意: 停止するには、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Apache HTTP Server 2.2.6」→「Control Apache Server」→「Stop」を実行します。(または、 |
クラスタにRTD.earをデプロイするには、次の手順を実行します。
マシン#1のRTD_HOME
/package
で、expandedというディレクトリにRTD.ear
を解凍します。
Admin Consoleの左側のツリーの「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Deployments」をクリックします。
「Install」をクリックします。
「Location」で、RTD_HOME
/package
を見つけます。
「expanded」を選択します。
「Next」をクリックします。
「Install this deployment as an application」を選択します。
「Next」をクリックします。
「Clusters」の下の「RTDCluster」チェック・ボックスを選択します。
「Next」をクリックします。
「General」の下の「Name」に「OracleRTD
」と入力します。
「Source accessibility」で、「Copy this application onto every target for me」を選択します。
「Next」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
左側のツリーの「Change Center」で、「Activate Changes」をクリックします。
注意: RTD.ear は、すべてのマシンのサーバー・インスタンスでweblogic-install-dir \user_projects\domains\oraclertd_domain\servers\ server-instance-name \stage\OracleRTD\expanded にインストールされます。 |
すべてのクラスタ・マシンにWebLogicドメインをコピーするには、次の手順を実行します。
クラスタ内のマシン#2に移動します。
次のように実行して、WebLogic Scripting Toolを起動します。
weblogic-install-dir
\wlserver_10.3\common\bin\wlst.cmd
例: C:\bea\wlserver_10.3\common\bin\wlst.cmd
次のように入力して、マシン#1(Admin Server)に接続します。
connect('weblogic','weblogic','t3://
admin-server-host
:7001')
例: wls:/offline> connect('weblogic','weblogic','t3://myHostName.us.oracle.com:7001')
次のように入力して、マシンを管理対象サーバーとして登録します。
nmEnroll('
weblogic-install-dir
/user_projects/domains/oraclertd_domain',
'weblogic-install-dir
/wlserver_10.3/common/nodemanager')
例: wls:/oraclertd_domain/serverConfig>
nmEnroll('C:/bea/user_projects/domains/oraclertd_domain', 'C:/bea/wlserver_10.3/common/nodemanager')
disconnect()
を実行します。
例: wls:/oraclertd_domain/serverConfig> disconnect()
exit()
を実行します。
例: wls:/offline> exit()
このプロセスは、Admin ServerとNode Managerの再起動、およびクラスタ・サーバーの起動で構成されています。
Admin ServerとNode Managerを起動するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、(startNodeManager.cmdから)Node Managerが起動されたコマンド・ウィンドウを見つけ、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押して停止します。
マシン#2で手順1を繰り返します。
マシン#1(Admin Serverマシン)で、次のように実行します。
weblogic-install-dir
/user_projects/domains /oraclertd_domain/bin/stopWebLogic.cmd
次に例を示します。
c:/bea/user_projects/domains /oraclertd_domain/bin/stopWebLogic.cmd
マシン#1(Admin Serverマシン)で、次のように実行します。
weblogic-install-dir
/user_projects/domains/oraclertd_domain/bin/startWebLogic.cmd
次に例を示します。
c:/bea/user_projects/domains /oraclertd_domain/bin/startWebLogic.cmd
マシン#1(Admin Serverマシン)で、次のように実行します。
weblogic-install-dir
\wlserver_10.3\server \bin\startNodeManager.cmd
マシン#2で手順5を繰り返します。
クラスタ・サーバーを起動するには、次の手順を実行します。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Environment」を開いて「Clusters」をクリックします。
クラスタ名「RTDCluster」をクリックします。
「Control」タブをクリックします。
クラスタ内のサーバーをすべてチェックします。
「Start」をクリックします。
「Yes」をクリックします。
インストールが終了するまでお待ちください。
マシン1のログは、次のとおりです。
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer1a\logs\RTDServer1a.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer1b\logs\RTDServer1b.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer1c\logs\RTDServer1c.log
マシン2のログは、次のとおりです。
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer2a\logs\RTDServer2a.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer2b\logs\RTDServer2b.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer2c\logs\RTDServer2c.log
OracleRTDアプリケーションを起動するには、次の手順を実行します。
左側のツリーの「Domain Structure」で、「Deployments」をクリックします。
「OracleRTD」チェック・ボックスを選択します。
「Start」をクリックして「Servicing all Requests」を選択します。
「Yes」をクリックします。
インストールが終了するまでお待ちください。
マシン1のログは、次のとおりです。
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer1a\stage\OracleRTD\expanded\log\server.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer1b\stage\OracleRTD\expanded\log\server.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer1c\stage\OracleRTD\expanded\log\server.log
マシン2のログは、次のとおりです。
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer2a\stage\OracleRTD\expanded\log\server.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer2b\stage\OracleRTD\expanded\log\server.log
C:\bea\user_projects\domains\oraclertd_domain \servers\RTDServer2c\stage\OracleRTD\expanded\log\server.log
JConsoleのサーバー・プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
マシン#1またはマシン#2で、Java 1.5インストールからjconsole.exe
を実行します。
例: C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_10\bin\jconsole.exe
JConsoleで「Agent」ダイアログに接続し、「Remote」タブをクリックします。
「Host」または「IP」に、最初にクラスタ化されたサーバー・インスタンスの名前を入力します。
例: myHostName1.us.oracle.com
「Port」に、第13.7.7.3項「サーバーの作成」でこのサーバー・インスタンスに設定したJMXリモート・ポートを入力します。
例: 12302
「Connect」をクリックします。
必要に応じて、JConsoleの他のプロパティを設定します。
各サーバーでHTTPセッション・アフィニティを無効にしてリクエスト転送を有効にするには、次の手順を実行します。
マシン#1またはマシン#2で、Java 1.6インストールからjconsole.exe
を実行します。
例: C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_12\bin\jconsole.exe
JConsoleで「Agent」ダイアログに接続し、「Remote」タブをクリックします。
「Host」または「IP」に、最初にクラスタ化されたサーバー・インスタンスの名前を入力します。
例: myHostName1.us.oracle.com
「Port」に、第13.7.7.3項「サーバーの作成」でこのサーバー・インスタンスに設定したJMXリモート・ポートを入力します。
例: 12302
「Connect」をクリックします。
左側のツリーで、「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Cluster」を開きます。
「GenerateDSCookies」に「false
」と入力します。[Enter]キーを押します。
左側のツリーで、「OracleRTD」→「SDClusterPropertyManager」→「Misc」を開きます。
「DSManagesSessionAffinity」に「true
」と入力します。[Enter]キーを押します。
注意: 「DSManagesSessionAffinity」を「false」に設定して、リクエスト転送を無効にします。 |
「DSEnforcesStrictSessionAffinity」に「true
」と入力します。[Enter]キーを押します。
Webサーバー・ポート8080経由でCrossSellインライン・サービスをデプロイするには、次の手順を実行します。
マシン#1でRTD_HOME
\eclipse\eclipse.exe
を実行して、Oracle RTD Studioを起動します。
上部のメニュー・バーで「File」→「Import」をクリックします。
「Existing Projects into Workspace」を選択します。
「Next」をクリックします。
「Browse...」をクリックします。
RTD_HOME
\examples\CrossSell
に移動します。
「OK」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
インライン・サービスの構築が終了するまでお待ちください。
上部のメニュー・バーでアイコン「Deploy the Inline Service to a server」をクリックします。
「Deploy」をクリックします。
注意: デフォルトでは、Studioはlocalhost:8080(マシン#1およびWebサーバーのロード・バランサ・ポート)にデプロイされます。 |
「User Name」に「sdsu
」と入力します。
「Connect」をクリックします。
CrossSellインライン・サービスがデプロイされるまでお待ちください。
CrossSellデータベース・テーブルを作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1のコマンド・コンソールで、RTD_HOME
\examples\CrossSell\etc\data\Oracle
に移動します。
次のコマンドを実行します。
InitAppDB.cmd
RTD_HOME
db_host_name port sid db_user_name admin_user_name admin_user_password
次に例を示します。
InitAppDB.cmd C:\OracleBI\RTD mydbmachine.us.oracle.com 1521 orcl MYUSERNAME MYADMINUSERNAME MYADMINPASSWORD
注意: データベースがSQL Serverの名前付きインスタンスにある場合は、host_name\instance_name という形式でdb_host_name パラメータを指定してください。 |
Webサーバー・ポート8080経由でCrossSellインライン・サービスに対してLoad Generatorを実行するには、次の手順を実行します。
マシン#1で次のように実行して、Oracle RTD Load Generatorを起動します。
RTD_HOME
\scripts\loadgen.cmd
「Open an existing Load Generator script」をクリックします。
RTD_HOME
\examples\CrossSell\etc
and select LoadGen3Threads.xml
に移動します。
「Open」をクリックします。
「General」タブをクリックします。
「Client Configuration File」の右横にある省略(...)ボタンをクリックします。
RTD_HOME
\client
に移動します。
「clientHttpEndPoints.properties」(localhost:8080つまりマシン#1に設定済)を選択します。
「Open」をクリックします。
上部のメニュー・バーで「File」→「Save」をクリックします。
上部のメニュー・バーでアイコン「Runs the current Load Generator script」(青い右矢印)をクリックします。
この項の内容は次のとおりです。
この項では、WebSphereクラスタのハードウェアおよびソフトウェアの全体的な設定について説明します。これらの設定は、WebSphereに関連する以降の項目すべてで参照構成として使用されます。
クラスタの例: マシンの数=2、アプリケーション・サーバーの数=6
マシン#1: ←Admin Server、IBM HTTP Server、サーバー・インスタンスの数=3(vms)
Oracle RTDソフトウェア
IBMのUpdate InstallerおよびFixPack
WebSphere Network Development
IBM HTTP Server
WebSphereアプリケーション・サーバー
マシン#2: ←サーバー・インスタンスの数=3(vms)
Oracle RTD JDBC Driver Jar
IBMのUpdate InstallerおよびFixPack
WebSphereアプリケーション・サーバー
ホスト・マシン・ファイルを設定するには、次の手順を実行します。
クラスタ内のマシン#1でC:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts
を開きます。
クラスタに参加している他のマシンのIPアドレスと完全修飾名を追加します。
次に例を示します。
10.138.234.116 mymachine.us.oracle.com
クラスタ内のマシン#2で手順1〜2を繰り返します。
このプロセスは、IBMのアップデータおよびダウンロードFixPackのインストール、WebSphereアプリケーション・サーバーのインストール、WebSphere Network Deploymentのインストール、およびIBM HTTP Serverのインストールで構成されています。
IBMのアップデータおよびダウンロードFixPackをインストールするには、次の手順を実行します。
クラスタ内のマシン#1に、IBM Update Installer 6.1.0をインストールします。
update-installer-install-dir
\maintenance\
にFixPack #13をコピーします。
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\UpdateInstaller\maintenance\
update-installer-install-dir
\maintenance\
にFixPack SDK #13をコピーします。
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\UpdateInstaller\maintenance\
クラスタ内のマシン#2で手順1〜3を繰り返します。
WebSphereアプリケーション・サーバーをインストールするには、次の手順を実行します。
クラスタ内のマシン#1に、WebSphere Application Server 6.1.0をインストールします。
Update Installerを実行し、websphere-server-install-dir
にFixpack #13(6.1.0.13)を適用します。
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer
Update Installerを実行し、websphere-server-install-dir
にFixpack SDK #13(6.1.0.13)を適用します。
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer
クラスタ内のマシン#2で手順1〜3を繰り返します。
WebSphere Network Deploymentをインストールするには、次の手順を実行します。
クラスタ内のマシン#1に、WebSphere Network Deployment 6.1.0をインストールします。
Update Installerを実行し、websphere-network-deployment-install-dir
にFixpack #13(6.1.0.13)を適用します。
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\NetworkDeployment
Update Installerを実行し、websphere-network-deployment-install-dir
にFixpack SDK #13(6.1.0.13)を適用します。
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\NetworkDeployment
IBM HTTP Serverをインストールするには、次の手順を実行します。
クラスタ内のマシン#1に、IBM HTTP Server 6.1.0をインストールします。
Update Installerを実行し、ibm-http-server-install-dir
にFixpack #13(6.1.0.13)を適用します。
例: C:\Program Files\IBM\HTTPServer
Update Installerを実行し、ibm-http-server-install-dir
にFixpack SDK #13(6.1.0.13)を適用します。
例: C:\Program Files\IBM\HTTPServer
Oracle RTDソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。
(WebSphere Network Deploymentがインストールされている)マシン#1にWebSphere用のrtd_3.0_WAS_win.zip
をインストールします。
クラスタ内のマシン#2にRTD jdbc jarをコピーします。
マシン#1と同じディレクトリ構造RTD_HOME
\lib\jdbc\
を使用します。
SQLServer: RTD_HOME
\lib\jdbc\sqljdbc.jar
Oracle: RTD_HOME
\lib\jdbc\ojdbc14.jar
DB2: RTD_HOME
\lib\jdbc\db2jcc.jar
RTD_HOME
\lib\jdbc\db2jcc_license_cu.jar
Oracle RTD Databaseを初期化するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、RTD_HOME
\scripts\SDDBTool.cmd
を実行します。
詳細は、第2.2.4項「SDDBToolを使用したOracle RTD Databaseの初期化」を参照してください。
このプロセスは、デプロイメント・マネージャの起動、続いて両方のマシンでのデプロイメント・マネージャへの2つのノードの追加で構成されています。
デプロイメント・マネージャを起動するには、次の手順を実行します。
マシン#1で次のように実行して、デプロイメント・マネージャを起動します。
websphere-network-deployment-install-dir
\bin\startManager.bat
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\NetworkDeployment\bin\startManager.bat
ログ: C:\Program Files\IBM\WebSphere\NetworkDeployment\profiles\Dmgr01\logs\dmgr
SystemOut.log
を調べて、メッセージ「Server dmgr open for e-business」を探します。
両方のマシンでデプロイメント・マネージャに2つのノードを追加するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、次のように実行します。
websphere-server-install-dir
\bin\addNode.bat
network-deployment-hostname
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\bin\addNode.bat mymachine1.us.oracle.com
デプロイメント・マネージャにノード・エージェントが追加され、さらにノード・エージェントが起動します。
要求されたら、デプロイメント・マネージャのユーザー名/パスワードを入力します。
クラスタ内のマシン#2で手順1〜2を繰り返します。
注意: ノード・エージェントを起動するには、websphere-server-install-dir \bin\startNode.bat を実行します。
ノード・エージェントを停止するには、 |
管理セキュリティを無効にするには、次の手順を実行します。
次のURLにあるデプロイメント・マネージャのAdmin Consoleにログオンします。
http://
deployment-manager-host-name
:9061/ibm/console
左側のツリーで、「Security」を開き、「Secure administration, applications, and infrastructure」をクリックします。
「Administrative security」の下で、「Enable administrative security」チェック・ボックスの選択を解除します。
「Apply」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
仮想ホスト・ポート8080を追加するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Environment」を開いて「Virtual Hosts」をクリックします。
「default host」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Host Aliases」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Host Name」に「*
」と入力します。
「Port」に「8080
」と入力します。
「OK」をクリックします。
「Messages」の下の「Preferences」をクリックし、「Synchronize changes with Nodes」チェック・ボックスを選択します。
これで今後の変更は、ノード・エージェントが実行しているかぎり、クラスタ内のすべてのノードに伝播されます。
「Apply」をクリックします。
「Save」をクリックします。
このプロセスは、クラスタとサーバーの作成、およびサーバーのJVMプロパティと管理プロパティの設定で構成されています。
2つのマシンでのクラスタ設定について、次に説明します。
RTDCluster
(マシン#1とノード#1)
RTDServer1a(LearningService = enabled)
RTDServer1b
RTDServer1c
(マシン#2とノード#2)
RTDServer2a
RTDServer2b
RTDServer2c
クラスタとサーバーを作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Clusters」を選択します。
「New」をクリックします。
Step 1: 「Cluster name」に「RTDCluster
」と入力します。
Step 1: 「Next」をクリックします。
Step 2: 「Member name」に「RTDServer1a
」と入力します。
Step 2: 「Select node」で、「第13.8.6.2項「デプロイメント・マネージャへの2つのノードの追加(マシンが2つある場合)」の手順1で作成したノード(ノード1)を選択します。
Step 2: 「Next」をクリックします。
Step 3: 「Member name」に「RTDServer1b
」と入力します。
Step 3: 「Select node」で、同じノード(ノード1)を選択します。
Step 3: 「Add Member」をクリックします。
Step 3: 「Member name」に「RTDServer1c
」と入力します。
Step 3: 「Select node」で、同じノード(ノード1)を選択します。
Step 3: 「Add Member」をクリックします。
Step 3: 「Member name」に「RTDServer2a
」と入力します。
Step 3: 「Select node」で、「第13.8.6.2項「デプロイメント・マネージャへの2つのノードの追加(マシンが2つある場合)」の手順1で作成した2番目のノード(ノード2)を選択します。
Step 3: 「Add Member」をクリックします。
Step 3: 「Member name」に「RTDServer2b
」と入力します。
Step 3: 「Select node」で、同じノード(ノード2)を選択します。
Step 3: 「Add Member」をクリックします。
Step 3: 「Member name」に「RTDServer2c
」と入力します。
Step 3: 「Select node」で、同じノード(ノード2)を選択します。
Step 3: 「Add Member」をクリックします。
Step 3: 「Next」をクリックします。
Step 4: 「Finish」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
サーバーのJVMプロパティを設定するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Application servers」を選択します。
「RTDServer1a」をクリックします。
「Server Infrastructure」の下の「Java and Process Management」を開きます。
「Process Definition」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Java Virtual Machine」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Custom Properties」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に「org.eclipse.emf.ecore.EPackage.Registry.INSTANCE
」と入力します。
「Value」に「com.sigmadynamics.emf.util.SDEMFRegistry
」と入力します。
「New」をクリックします。
「Name」に「rtd.instanceName
」と入力します。
「Value」に「RTDServer1a
」(または「RTDServer1b
」、「RTDServer1c
」、「RTDServer2a
」、「RTDServer2b
」、RTDServer2c
」)と入力します。
「New」をクリックします。
「Name」に「rtd.instancesShareRuntimeHome
」と入力します。
「Value」に「true
」と入力します。
「New」をクリックします。
「Name」に「RestrictClusterMembers
」と入力します。
「Value」に「false
」と入力します。
「New」をクリックします。
「Name」に「SDGroupName
」と入力します。
「Value」に「RTDCluster
」と入力します。
「New」をクリックします。
「Name」に「LearningServiceEnabled
」と入力します。
「Value」に、サーバーがRTDServer1aの場合は「true
」、RTDServer1a以外の場合は「false
」と入力します。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
RTDServer1b
、RTDServer1c
、RTDServer2a
、RTDServer2b
、RTDServer2c
の各サーバーで手順1〜25を繰り返します。
サーバーの管理プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Application servers」を選択します。
「RTDServer1a」をクリックします。
「Server Infrastructure」の下の「Administration」を開きます。
「Administration Services」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Custom Properties」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に「com.ibm.websphere.mbeans.disableRouting
」と入力します。
「Value」に「<on>OracleRTD:*</on>
」と入力します。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
RTDServer1b、RTDServer1c、RTDServer2a、RTDServer2b、RTDServer2cの各サーバーで手順1〜9を繰り返します。
このプロセスは、サーバーごとのHTTPアドレスの取得、および一意のサーバー・ポートごとのHTTP仮想ポートの作成で構成されています。
サーバーごとにHTTPアドレスを取得するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Application Servers」を選択します。
「RTDServer1a」をクリックします。
「Communications」の下の「Ports」を開きます。
このサーバーのWC_defaulthost
(例、9081)を書き留めておきます。
これは、HTTPを介してこのサーバーに接続するために使用されます。
RTDServer1b
、RTDServer1c
、RTDServer2a
、RTDServer2b
、RTDServer2c
の各サーバーで手順1〜4を繰り返します。
一意のサーバー・ポートごとにHTTP仮想ポートを作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Environment」を開いて「Virtual Hosts」をクリックします。
「default host」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Host Aliases」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Host Name」に「*
」と入力します。
「Port」に、サーバーRTDServer1aのWC_defaulthost
ポート(例、9081
)を入力します。
注意: 異なるマシンに対して、同じポートを再度追加する必要はありません。 |
「OK」をクリックします。
「Save」をクリックします。
残りの一意の各サーバー・ポート(例、9082
、9083
)で手順1〜8を繰り返します。
このプロセスの内容は次のとおりです。
JDBCプロバイダを作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Resources」を開き、「JDBC」を開いて「JDBC Providers」を選択します。
「Scope」で、セル・スコープ(たとえば、Cell=myMachineCell01)を選択します。
「New」をクリックします。
Step 1: 「Database type」で「User-defined」を選択します。
使用しているデータソースに対応する手順を実行します。
データソースがSQLServerの場合は、手順5に進みます。
データソースがOracleの場合は、手順9に進みます。
データソースがDB2の場合は、手順13に進みます。
SQLServer
Step 1: 「Information required Implementation class name」に
「com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerConnectionPoolDataSource
」と入力します。
Step 1: 「Name」に「RTDDataProvider
」と入力します。
Step 1: 「Next」をクリックします。
Step 2: 「Class path」に「RTD_HOME
/lib/jdbc/sqljdbc.jar
」と入力します。
例: C:/OracleBI/RTD/lib/jdbc/sqljdbc.jar
注意: パス名は、各マシンで同一である必要があります。 |
手順17に進みます。
Oracle
Step 1: 「Information required Implementation class name」に
「oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource
」と入力します。
Step 1: 「Name」に「RTDDataProvider
」と入力します。
Step 1: 「Next」をクリックします。
Step 2: 「Class path」に「RTD_HOME
/lib/jdbc/ojdbc14.jar
」と入力します。
例: C:/OracleBI/RTD/lib/jdbc/ojdbc14.jar
手順17に進みます。
DB2
Step 1: 「Information required Implementation class name」に
「com.ibm.db2.jcc.DB2ConnectionPoolDataSource
」と入力します。
Step 1: 「Name」に「RTDDataProvider
」と入力します。
Step 1: 「Next」をクリックします。
Step 2: 「Class path」に「RTD_HOME
/lib/jdbc/db2jcc.jar;
RTD_HOME
/lib/jdbc/db2jcc_license_cu.jar
」と入力します。
例: C:/OracleBI/RTD/lib/jdbc/db2jcc.jar;C:/OracleBI/RTD/lib/jdbc/db2jcc_license_cu.jar
注意: パス名は、各マシンで同一である必要があります。 |
手順17に進みます。
Step 2: 「Next」をクリックします。
Step 3: 「Finish」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
J2Cの認証別名を作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Resources」を開き、「JDBC」を開いて「JDBC Providers」を選択します。
「RTDDataProvider」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Data Sources」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Component-managed authentication alias and XA recovery authentication alias」の下で、「create a new J2C authentication alias」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Alias」に「RTDDS_auth
」と入力します。
「User ID」に、データベースのランタイム・ユーザーの名前(例、sa1
)を入力します。
「Password」に、そのデータベース・ユーザーに対応するパスワード(例、sa1
)を入力します。
「OK」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
J2Cの別名は、セルのマネージャ・スコープに作成されます(host_nameCell_manager_name)。
データソースを作成するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Resources」を開き、「JDBC」を開いて「JDBC Providers」を選択します。
「RTDDataProvider」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Data Sources」をクリックします。
「New」をクリックします。
Step 1: 「Data source name」に「RTD_DS
」と入力します。
Step 1: 「JNDI name」に「SDDS
」と入力します。
Step 1: 「Component-managed authentication alias and XA recovery authentication alias」の下で、「RTDDS_auth」を選択します。
Step 1: 「Next」をクリックします。
Step 2: 「Next」をクリックします。
Step 3: 「Finish」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
データソース・プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Resources」を開き、「JDBC」を開いて「JDBC Providers」を選択します。
「RTDDataProvider」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Data Sources」をクリックします。
「RTD_DS」をクリックします。
使用しているデータソースに対応する手順を実行します。
データソースがSQLServerの場合は、手順5に進みます。
データソースがOracleの場合は、手順21に進みます。
データソースがDB2の場合は、手順24に進みます。
SQLServer
「Additional Properties」の下の「Custom properties」をクリックします。
「Select All」アイコンをクリックします。
「Delete」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に「databaseName
」と入力します。
「Value」に、データベースの名前(たとえば、rtd
)を入力します。
「OK」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に「portNumber
」と入力します。
「Value」に、データベース・ポート番号(たとえば、1433
)を入力します。
「OK」をクリックします。
「New」をクリックします。
「Name」に「serverName
」と入力します。
「Value」に、データベース・サーバー名(たとえば、localhost
)を入力します。
注意: データソースがSQL Serverの名前付きインスタンスにある場合は、host_name\instance_name という形式でデータベース・サーバー名を指定してください。 |
「OK」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックするとプロセスが終了します。
Oracle
「Oracle datasource properties」の下の
「URL」に「jdbc:oracle:thin:@
db_host:db_port:sid
」と入力します。
例: jdbc:oracle:thin:@mydbhost:1521:orcl
「OK」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックするとプロセスが終了します。
DB2
「DB2 Universal data source properties」の下の「Database name」に、データベースの名前(たとえば、rtd
)を入力します。
「Driver type」に「4
」と入力します。
「Server name」に、データベース・サーバー名(たとえば、localhost
)を入力します。
「Port number」に、データベース・ポート番号(たとえば、60000
)を入力します。
「OK」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックするとプロセスが終了します。
データソース文のキャッシュを設定するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Resources」を開き、「JDBC」を開いて「JDBC Providers」を選択します。
「RTDDataProvider」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Data Sources」をクリックします。
「RTD_DS」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「WebSphere Application Server data source properties」をクリックします。
「Statement cache size」に、(10でなく)「0
」と入力します。
「OK」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
ノードとデプロイメント・マネージャを再起動するには、次の手順を実行します。
デプロイメント・マネージャのAdmin Consoleからログアウトします。
マシン#1で次のように実行して、デプロイメント・マネージャを停止します。
websphere-network-deployment-install-dir
\bin\stopManager.bat
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\NetworkDeployment\bin\stopManager.bat
マシン#1で次のように実行して、各ノード・エージェントを停止します。
websphere-server-install-dir
\bin\stopNode.bat
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\bin\stopNode.bat
マシン#2で手順3を繰り返します。
マシン#1で次のように実行して、デプロイメント・マネージャを起動します。
websphere-network-deployment-install-dir
\bin\startManager.bat
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\NetworkDeployment\bin\startManager.bat
マシン#1で次のように実行して、各ノード・エージェントを起動します。
websphere-server-install-dir
\bin\startNode.bat
例: C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\bin\startNode.bat
マシン#2で手順6を繰り返します。
データソース接続をテストするには、次の手順を実行します。
次のURLにあるデプロイメント・マネージャのAdmin Consoleにログオンします。
http://
deployment-manager-host-name
:9061/ibm/console
左側のツリーで、「Resources」を開き、「JDBC」を開いて「JDBC Providers」を選択します。
「RTDDataProvider」をクリックします。
「Additional Properties」の下の「Data Sources」をクリックします。
「RTD_DS」チェック・ボックスを選択します。
「Test connection」をクリックします。
注意: Oracle RTDデータソースをアクティブにするには(セル・スコープ)、マシン#1でデプロイメント・マネージャを実行している必要があります。 |
このプロセスは、IBM HTTP Serverの構成ファイルの変更、Webサーバーの作成、Webサーバーのプラグインの生成と伝播、およびWebサーバーの起動で構成されています。
IBM HTTP Serverの構成ファイルを変更するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、ibm-http-server-install-dir
\conf\httpd.conf
を開きます。
例: C:\Program Files\IBM\HTTPServer\conf\httpd.conf
プロパティ「AfpaPort」のポートを8080
に変更します。
例: AfpaPort 8080
プロパティ「Listen」のポートを8080
に変更します。
例: Listen 0.0.0.0:8080
プロパティ「ServerName」のポートを8080
に変更します。
例: ServerName localhost:8080
プロパティ「WebSpherePluginConfig」の「webserver1」を「RTDWebServer」に変更します。
注意: 名前はwebserver1のままにしておくこともできます。その場合は、これ以降の指示で、名前にはRTDWebServerでなくwebserver1を使用してください。 |
httpd.conf
を保存します。
Webサーバーを作成するには、次の手順を実行します。
Admin Consoleに戻り、左側のツリーで、「Servers」を開いて「Web servers」を選択します。
「New」をクリックします。
Step 1: 「Select node」で、Webサーバーが常駐するノード(たとえば、host_nameNode_name
)を選択します(マシン#1)。
Step 1: 「Server name」に、IBM HTTP httpd.conf
ファイルで使用した名前(たとえば、RTDWebServer)を入力します。
Step 1: 「Type」で「IBM HTTP Server」を選択します。
Step 1: 「Next」をクリックします。
Step 2: 「Next」をクリックします。
Step 3: 「Port」に「8080
」と入力します。
Step 3: 「Web server installation location」に「ibm-http-server-install-dir
」と入力します。
例: C:\Progam Files\IBM\HTTPServer
でなくC:\Progra~1\IBM\HTTPServer
このディレクトリには空白を入れないでください。
「Service name」に「IBMHTTPServer6.1
」と入力します。
Step 3: 「Plug-in installation location」に「ibm-http-server-install-dir
\Plugins
」と入力します。
例: C:\Program Files\IBM\HTTPServer\Plugins
Step 3: 「Next」をクリックします。
Step 4: 「Finish」をクリックします。
「Messages」の下で、「Save」をクリックします。
Webサーバーのプラグインを生成して伝播するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Web servers」を選択します。
「RTDWebServer」チェック・ボックスを選択します。
「Generate Plug-in」をクリックします。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Web servers」を選択します。
「RTDWebServer」チェック・ボックスを選択します。
「Propagate Plug-in」をクリックします。
Webサーバーを起動するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Web servers」を選択します。
「RTDWebServer」チェック・ボックスを選択します。
「Start」をクリックします。
ログ・ディレクトリはC:\Program Files\IBM\HTTPServer\logs\
です。
access.log
とerror.log
を調べます。
ポート8080に、ラウンドロビンのロード・バランシング方式を備えたIBM HTTP Webサーバーが作成されます。
C:\Program Files\IBM\HTTPServer\Plugins\config\RTDWebServer\plugin-cfg.xml
を参照してください。
クラスタとサーバーを起動するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Clusters」を選択します。
クラスタの「RTDCluster」チェック・ボックスを選択します。
「Start」をクリックします。
クラスタが起動するまでお待ちください。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Application servers」を選択します。
6つのサーバーがすべて起動したことを確認します。「Status」列で緑の矢印を探します。
マシン#1とマシン#2の基本ログ・ディレクトリはC:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\AppSrv01\logs\
です。
\RTDServer1a\SystemOut.log
を調べて、「Server RTDServer1a open for e-business」を探します。
\RTDServer1b\SystemOut.log
を調べて、「Server RTDServer1b open for e-business」を探します。
\RTDServer1c\SystemOut.log
を調べて、「Server RTDServer1c open for e-business」を探します。
\RTDServer2a\SystemOut.log
を調べて、「Server RTDServer2a open for e-business」を探します。
\RTDServer2b\SystemOut.log
を調べて、「Server RTDServer2b open for e-business」を探します。
\RTDServer2c\SystemOut.log
を調べて、「Server RTDServer2c open for e-business」を探します。
このプロセスは、クラスタへのRTD.ear
のデプロイ、Webサーバーのプラグインの生成と伝播、およびOracleRTDアプリケーションの起動で構成されています。
クラスタにRTD.ear
をデプロイするには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Applications」を開いて「Install New Application」を選択します。
「Full path」の「Browse...」をクリックして、RTD_HOME
/package/RTD.ear
を参照します。
例: C:/OracleBI/RTD/package/RTD.ear
「Next」をクリックします。
Step 1: 「Application name」に「OracleRTD
」と入力します。
Step 2: 「Select All」アイコンをクリックします。
Step 2: 「Clusters and Servers:」で、「cluster=RTDCluster」および「server=RTDWebServer」を選択します。
Step 2: 「Apply」をクリックします。
Step 2: 「Next」をクリックします。
Step 3: 「Select All」アイコンをクリックします。
Step 3: 「Specify authentication method:」の下で、「Use default method (many-to-one mapping)」を選択します。
Step 3: 「Authentication data entry」で「RTDDS_auth」を選択します。
Step 3: 「Apply」をクリックします。
Step 3: RTD.ear
ファイル内のWebアプリケーション(ui.war
、ls.war
、rtis.war
、soap.war
、batch.war
、schema.war
)ごとに繰り返します。
「Target Resource JDNI Name」に「SDDS
」と入力します。
Step 3: 「Next」をクリックします。
Step 4: 「Next」をクリックします。
Step 5: 「Finish」をクリックします。
「Save」をクリックします。
Webサーバーのプラグインを生成して伝播するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Web servers」を選択します。
「RTDWebServer」チェック・ボックスを選択します。
「Generate Plug-in」をクリックします。
左側のツリーで、「Servers」を開いて「Web servers」を選択します。
「RTDWebServer」チェック・ボックスを選択します。
「Propagate Plug-in」をクリックします。
OracleRTDアプリケーションを起動するには、次の手順を実行します。
左側のツリーで、「Applications」を開いて「Enterprise Applications」を選択します。
「OracleRTD」チェック・ボックスを選択します。
「Start」をクリックします。
起動が完了するまでお待ちください。
マシン#1とマシン#2の基本ログ・ディレクトリはC:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\AppSrv01\logs\
です。具体的なログ・ファイルは次のとおりです。
\RTDServer1a\SystemOut.log
\RTDServer1b\SystemOut.log
\RTDServer1c\SystemOut.log
\RTDServer2a\SystemOut.log
\RTDServer2b\SystemOut.log
\RTDServer2c\SystemOut.log
マシン#1とマシン#2の両方で、ディレクトリC:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\AppSrv01\installedApps\
host_nameNode_name
\
の下に他のログ情報が表示されます。\OracleRTD\logs\server.log
を調べます。
このプロセスは、サーバーごとのブートストラップ・アドレスの取得、およびサーバーごとのJConsole起動スクリプトの作成で構成されています。
サーバーごとにブートストラップ・アドレスを取得するには、次の手順を実行します。
サーバーごとにJConsole起動スクリプトを作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、第1のサーバー・インスタンスRTDServer1aに対して新しいファイルを作成し、メモ帳で開きます。
このファイルに次の行を追加します。
Windowsの場合:
set WAS_HOME=C:\progra~1\IBM\WebSphere\AppServer
set USER_HOME=C:\progra~1\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\AppSrv01
set WAS_HOST=
MACHINE_HOST
set WAS_BOOTSTRAP_PORT=
BOOTSTRAP_ADDRESS
"%WAS_HOME%\java\bin\jconsole" -J-Djava.class.path="%WAS_HOME%\runtimes\com.ibm.ws.admin.client_6.1.0.jar;%WAS_HOME%\java\lib\tools.jar" -J-Dcom.ibm.CORBA.ConfigURL=file:%USER_HOME%\properties\sas.client.props -J-Dcom.ibm.SSL.ConfigURL=file:%USER_HOME%\properties\ssl.client.props service:jmx:iiop://%WAS_HOST%:%WAS_BOOTSTRAP_PORT%/jndi/JMXConnector
Linuxの場合:
#!/bin/sh
WAS_HOME=/usr/IBM/WebSphere/AppServer
USER_HOME=/usr/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/AppSrv01
WAS_HOST=
MACHINE_HOST
WAS_BOOTSTRAP_PORT=
BOOTSTRAP_ADDRESS
$WAS_HOME/java/bin/jconsole -J-Djava.class.path=$WAS_HOME/runtimes/com.ibm.ws.admin.client_6.1.0.jar:$WAS_HOME/java/lib/tools.jar -J-Dcom.ibm.CORBA.ConfigURL=file:$USER_HOME/properties/sas.client.props -J-Dcom.ibm.SSL.ConfigURL=file:$USER_HOME/properties/ssl.client.props service:jmx:iiop://$WAS_HOST:$WAS_BOOTSTRAP_PORT/jndi/JMXConnector
BOOTSTRAP_ADDRESS
を、第13.8.15.1項「サーバーごとのブートストラップ・アドレスの取得」の手順4で確認されたポート番号に置き換えます。例: 2810
MACHINE_HOST
を、サーバーRTDServer1aのマシン・ホスト名(たとえば、mymachine.us.oracle.com
)に置き換えます。
このファイルを、Windowsの場合はRTDServer1a_JConsole.bat
、Linuxの場合はRTDServer1a_JConsole.sh
として保存します。
RTDServer1b、RTDServer1c、RTDServer2a、RTDServer2b、RTDServer2cの各サーバーで、対応するポートとマシン・ホスト名を使用して手順1〜5を繰り返します。
CrossSellインライン・サービスをデプロイするには、次の手順を実行します。
マシン#1でRTD_HOME
\eclipse\eclipse.exe
を実行して、Oracle RTD Studioを起動します。
上部のメニュー・バーで「File」→「Import」をクリックします。
「Existing Projects into Workspace」を選択します。
「Next」をクリックします。
「Browse...」をクリックします。
RTD_HOME
\examples\CrossSell
に移動します。
「OK」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
インライン・サービスの構築が終了するまでお待ちください。
上部のメニュー・バーでアイコン「Deploy the Inline Service to a server」をクリックします。
「Deploy」をクリックします。
注意: デフォルトでは、Studioはlocalhost:8080(マシン#1およびWebサーバーのロード・バランサ・ポート)にデプロイされます。 |
「User Name」に「sdsu
」と入力します。
「Connect」をクリックします。
CrossSellインライン・サービスがデプロイされるまでお待ちください。
CrossSellデータベース・テーブルを作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1のコマンド・コンソールで、RTD_HOME
\examples\CrossSell\etc\data\Oracle
に移動します。
次のコマンドを実行します。
InitAppDB.cmd
RTD_HOME
db_host_name port sid db_user_name admin_user_name admin_user_password
次に例を示します。
InitAppDB.cmd C:\OracleBI\RTD mydbmachine.us.oracle.com 1521 orcl MYUSERNAME MYADMINUSERNAME MYADMINPASSWORD
注意: データベースがSQL Serverの名前付きインスタンスにある場合は、host_name\instance_name という形式でdb_host_name パラメータを指定してください。 |
CrossSellインライン・サービスに対してLoad Generatorを実行するには、次の手順を実行します。
マシン#1で次のように実行して、Oracle RTD Load Generatorを起動します。
RTD_HOME
\scripts\loadgen.cmd
「Open an existing Load Generator script」をクリックします。
RTD_HOME
\examples\CrossSell\etc
and select LoadGen3Threads.xml
に移動します。
「Open」をクリックします。
「General」タブをクリックします。
「Client Configuration File」の右横にある省略(...)ボタンをクリックします。
RTD_HOME
\client
に移動します。
「clientHttpEndPoints.properties」(localhost:8080つまりマシン#1に設定済)を選択します。
「Open」をクリックします。
上部のメニュー・バーで「File」→「Save」をクリックします。
上部のメニュー・バーでアイコン「Runs the current Load Generator script」(青い右矢印)をクリックします。
WebSphereスレッド・ダンプを作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、コマンド・ウィンドウを開きます。
C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\bin
に移動し、wsadmin.bat
を実行します。
「set jvm [$AdminControl completeObjectName type=JVM,process=RTDServer1a,*]
」と入力し、サーバーごとにRTDServer1aを置き換えて分析します。
「$AdminControl invoke $jvm dumpThreads
」と入力します。
C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\AppSrv01
に移動し、作成されたスレッド・ダンプ・ファイルを参照します。
この項の内容は次のとおりです。
この項では、それぞれOC4Jインスタンスのクラスタを実行している2つのホストにOracle RTDをインストールする方法について説明します。
一般的に、Oracle RTDサービスの様々な配布に対応して、3つのタイプのクラスタがサポートされています。
DS(デシジョン・サービス)
DC(実行中のDecision CenterのUIサーブレットおよびStudioのsoapサーブレット)
LS(ラーニング・サービス)
Oracle RTDのクラスタ・タイプには、次のプロパティがあります。
タイプ1クラスタ: 少なくとも2つのOracle RTDインスタンスの同種のクラスタ(すべてのインスタンスがDS、DCおよびLSを実行)。
1つの物理ホスト上にすべてのインスタンスがあるか、またはインスタンスが2つの物理ホストにわたり分割されます。
タイプ2クラスタ: 少なくとも4つのOracle RTDインスタンスのクラスタ(2つのインスタンスがDSとDCを実行し、その他はLSを実行)。
1つの物理ホスト上にすべてのインスタンスがあるか、または2つのタイプのインスタンスが2つの物理ホストにわたり分割されます。
タイプ3クラスタ: 少なくとも4つのOracle RTDインスタンスのクラスタ(2つのインスタンスがDSのみを実行し、その他はDCとLSを実行)。
1つの物理ホスト上にすべてのインスタンスがあるか、または2つのタイプのインスタンスが2つの物理ホストにわたり分割されます。
この項では、設定手順が最も詳細なタイプ2および3について重点的に説明します。
クラスタ・タイプ2とクラスタ・タイプ3のどちらでも、構成はHost1で開始され、次のように2つのOC4Jグループに4つのOC4Jインスタンスがデプロイされます。
rtdGroup
インスタンス:
rtd_1_1(Host1上)
rtd_1_2(Host1上)
rtdGroup2
インスタンス:
rtd_1_3(Host1上)
rtd_1_4(Host1上)
[オプションの名前表記規則、rtd_<host_number>_<instance_within_host>に注意してください。]
複数のホストにデプロイする場合には、次のように、Host1上と同じグループ名を使用してHost2でクラスタを構成します。
rtdGroup
インスタンス:
rtd_2_1(Host2上)
rtd_2_2(Host2上)
rtdGroup2
インスタンス:
rtd_2_3(Host2上)
rtd_2_4(Host2上)
次に、2つのクラスタを、Host1によって管理される1つのクラスタにマージします。
rtdGroup
インスタンス:
rtd_1_1(Host1上)
rtd_1_2(Host1上)
rtd_2_1(Host2上)
rtd_2_2(Host2上)
rtdGroup2
インスタンス:
rtd_1_3(Host1上)
rtd_1_4(Host1上)
rtd_2_3(Host2上)
rtd_2_4(Host2上)
次の各項では、Host1とHost2の両方で実行する操作について説明します。
インストール・プロセスが完了したら、Oracle ASが起動します。
Oracle ASの管理タスクの多くをEnterprise Managerのascontrol
で実行します。Enterprise Managerの起動URLはインストールによって異なりますが、通常はhttp://localhost:7777/em
です。
Oracle ASを停止した後、ファイルOAS_HOME
/Apache/Apache/conf/httpd.conf
を編集することにより、ポートを変更できます。OAS_HOME
の通常の場所は、C:/product/10.1.3.1/OracleAS_1/
です。
Oracle ASを停止するには、OAS_HOME
/opmn/bin/opmnctl.exe stopall
を実行します。
ファイルhttpd.conf
(たとえば、C:/product/10.1.3.1/OracleAS_1/Apache/Apache/conf/httpd.conf
)を探し、それを開きます。
ファイル内で「Port」という語を検索します。
「Port」および「Listen」の値を8080
に置き換えます。
OC4Jのグループとインスタンスを作成するには、次の手順を実行します。
Enterprise Mangerで、2つのOC4JグループrtdGroupおよびrtdGroup2を作成します。
次のように、各ホストで4つのOC4Jインスタンスを作成します。
Host1の場合、インスタンスrtd_1_1およびrtd_1_2をrtdGroupに作成します。
Host2の場合、インスタンスrtd_2_1およびrtd_2_2をrtdGroupに作成します。
Host1の場合、インスタンスrtd_1_3およびrtd_1_4をrtdGroup2に作成します。
Host2の場合、インスタンスrtd_2_3およびrtd_2_4をrtdGroup2に作成します。
[インスタンスの名前表記規則、rtd_<host_number>_<instance_within_host>に注意してください。]
JDBC接続プールとデータソースをグループ・レベルで作成すると、これらはその時点で存在するグループのOC4Jインスタンスのそれぞれに自動的にコピーされるため、OC4Jグループを作成した後にJDBCリソースを作成します。
ただし、後で、グループにOC4Jインスタンスを追加する場合、グループ・レベルで作成したデータソースの構成は、新しいOC4Jには自動的に配布されません。
JDBCリソースを作成するには、次の手順を実行します。
SQLServerまたはDB2を使用する場合は、最初に、rtd_3.0.0_OC4J_win.zip
(または、Linux/Unixの場合はrtd_3.0.0_OC4J_unix.cpio
)で提供された対応するjdbc jarを、次のように、各OC4Jインスタンスのapplibディレクトリにコピーします。
Oracle ASを停止します。
OC4Jインスタンス(rtd_1_1やrtd_1_2など)ごとに、適切なファイルをコピーします。
(SQLServerの場合)RTD_HOME
/lib/jdbc/sqljdbc.jar
(DB2の場合)RTD_HOME
/lib/jdbc/db2jcc.jar
RTD_HOME
/lib/jdbc/db2jcc_license_cu.jar
を、OAS_HOME
/j2ee/OC4J_INSTANCE/applib/
にコピーします。
Oracle ASを再起動します。
Enterprise Managerで、rtdGroupまで進みます。
「管理」タブに進み、「サービス」の下の「JDBCリソース」タスクをクリックします。「接続プール」の下の「作成」をクリックして、Oracle RTD Database用の新しい接続プールを作成します。
OC4JをOracle Application Serverの一部として使用している場合は、最初に「グループ」の下の「ホーム」をクリックしてから、「管理」タブに進みます。
「接続プールの作成 - アプリケーション」ページで、「アプリケーション」に「デフォルト」が選択され、「接続プール・タイプ」に「新規接続プール」が選択されていることを確認します。「続行」をクリックします。
「接続プールの作成」ページで、「名前」に「RTDConnectionPool
」と入力します。
「コネクション・ファクトリ・クラス」に、次のいずれかを入力します。
SQL Server: com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
Oracle Database: oracle.jdbc.pool.OracleDataSource
DB2: com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
「JDBC URL」に、次のいずれかを入力します。
SQL Server: jdbc:sqlserver://
db_host
:
db_port
;databaseName=
db_name
注意: データベースがSQL Serverの名前付きインスタンスにある場合は、host_name\instance_name という形式でdb_host パラメータを指定してください。 |
Oracle Database: jdbc:oracle:thin:@
db_host
:
db_port
:
sid
DB2: jdbc:db2://
db_host
:
db_port
/
db_name
db_host
はOracle RTD Databaseを実行するサーバーの名前、db_port
はデータベース・サーバーへの接続に使用するポート番号、db_name
はOracle RTD Databaseインスタンスの名前(rtd
など)、sid
はサーバーで実行されるOracle Databaseインスタンスを指定するOracleシステム識別子です。
「資格証明」の下の「ユーザー名」に、Oracle RTD Databaseインスタンスに対してシステム管理権限を持つデータベース・ユーザーの名前を入力します。次に、対応するパスワードを指定します。クリアテキスト形式のパスワードを指定するか、または間接的パスワードを指定するかの詳細は、『Oracle Application Server Containers for J2EEセキュリティ・ガイド』を参照してください。
「終了」をクリックします。
「JDBCリソース」ページの「データソース」で、「作成」をクリックして新しいデータソースを定義します。
「データ・ソースの作成 - アプリケーションとタイプ」ページで、「アプリケーション」に「デフォルト」が選択され、「データ・ソース・タイプ」に「管理データソース」が選択されていることを確認します。「続行」をクリックします。
「データ・ソースの作成 - 管理データ・ソース」ページで、「名前」に「RTD_DS
」、「JNDIロケーション」に「jdbc/SDDS
」をそれぞれ入力し、「接続プール」で「RTDConnectionPool」を選択します。その他のオプションはデフォルトのままにします。「終了」をクリックします。
「JDBCリソース」ページの「データソース」テーブルで、RTD_DSデータソースについて「接続テスト」をクリックします。次の手順に従ってRTD_DSデータソースをテストします。
Oracle RTD DatabaseにOracle Databaseを使用する場合は、デフォルトの設定を維持したまま「テスト」をクリックします。
Oracle RTD DatabaseにSQL ServerまたはDB2を使用する場合は、「SQL文」を「select * from SDAPPS
」に変更して、「テスト」をクリックします。
接続が確立されなかった場合は、OC4Jを再起動してデータソースを再度テストします。それでも接続に失敗する場合は、接続プールが正しく設定されているかどうか確認してください。
rtdGroupに対して作成したJDBC構成は、Oracle ASを停止した後、次のようにrtdGroup2にコピーされます。
OAS_HOME
/opmn/bin
で、opmnctl.exe stopall
を実行します。
サーバー・プロパティを設定するには、ファイルOAS_HOME
/opmn/conf/opmn.xml
を編集します。
rtdインスタンスごとに、次のタスクを実行します。
開始パラメータを調整するには、次の手順を実行します。
開始パラメータに、次の内容をすべて1行で追加します。
-Drtd.instanceName=rtd_1_1 -DSDGroupName=rtdDon -DRestrictClusterMembers=false -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false -Dcom.sun.management.jmxremote=true -Dcom.sun.management.jmxremote.port=12351
rtd.instanceName
には、適切なOC4Jインスタンス名(rtd_1_1やrtd_1_2など)を使用します。推奨されるインスタンスの名前表記規則(rtd_<host_number>_<instance_within_host>)を使用しない場合は、空白や特殊文字なしで、有効なファイル名である英数字文字列を使用します。
SDGroupName
には、すべてのホストにわたって、クラスタ内のすべてのOC4Jインスタンスで同じ名前を使用します。名前には英数字を使用し、空白や句読点を入れないでください。
jmxremote.port
には、このホストでインスタンスごとに異なるポートを使用します。
ヒント: (1235 1 、1235 2 、1235 3 などのような)ポートの最後の桁は、ポート内のインスタンス番号を表します。 |
jmxプロパティはオプションです。Enterprise Managerを使用して、JConsoleでなくOracleRTD MBeanにアクセスする場合は、次のプロパティを追加しないでください。
-Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false -Dcom.sun.management.jmxremote=true -Dcom.sun.management.jmxremote.port=12351
メモリーを減らします。
ascontrol
が実行される、j2ee/homeを含む各OC4Jインスタンスは、より少ないメモリーで起動させることもできます。
この項の手順1で一覧表示されているシステム・プロパティと同じ文字列で、java起動オプションに次のオプションを追加または変更します。
-Xmx1024M
-Xms128M
-XX:MaxPermSize=128M
ラーニング・サービスまたはデシジョン・サービスを無効にします。
注意: 第13.9.13項「Oracle RTDの一部サービスの無効化」で説明しているように、Oracle RTDインスタンスの起動後に同じタスクをJConsoleで実行できるため、この手順はこの時点ではオプションです。 |
システム・プロパティでラーニング・サービスまたはデシジョン・サービスを無効にする場合は、opmn.xml
に次のプロパティを追加します。
-DLearningServiceEnabled=false
-DDecisionServiceEnabled=false
参照されるweb-siteをdefault-web-site
からrtd-web-site
に変更します。次に例を示します。
<port id="
rtd-web-site
" range="12501-12600" protocol="ajp"/>
opmn.xml
で、OC4Jインスタンスごとにグループが正しく指定されていることを確認します。
<process-type>
内の最後の要素は、process-set
要素です。次の例のように、process-set id
の値がOC4Jのグループ名と同じであるかどうかをチェックします。
<process-set id="
rtdGroup
" numprocs="1"/>
rtdGroup内のOC4Jインスタンスのそれぞれに、次のファイルがあります。
OAS_HOME
/j2ee/
OC4J_INSTANCE
/config/data-sources.xml
これらのファイルは前の手順で作成されたもので、次のような内容と類似したものが含まれます。
<?xml version = '1.0' encoding = 'UTF-8'?>
<data-sources xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:noNamespaceSchemaLocation="http://xmlns.oracle.com/oracleas/schema/data-sources-10_1.xsd" schema-major-version="10" schema-minor-version="1">
<managed-data-source connection-pool-name="RTDConnectionPool" jndi-name="jdbc/SDDS" name="RTD_DS"/>
<connection-pool name="RTDConnectionPool">
<connection-factory factory-class="com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver" user="userName" password="myPassword" url="jdbc:sqlserver://myhost:1433;databaseName=mydb"/>
</connection-pool>
</data-sources>
これらのうちのいずれかを、もう一方のOC4JグループであるrtdGroup2のOC4Jインスタンスにコピーします。
OC4Jインスタンスごとに、次のタスクを実行します。
ファイルOAS_HOME
/j2ee/
OC4J_INSTANCE
/config/server.xml
で、
<web-site default="true" path="./default-web-site.xml" />
を次のように変更します。
<web-site default="true" path="./
rtd-web-site.xml
" />
rtd-web-ste.xmlを作成するには、次の手順を実行します。
同じディレクトリのdefault-web-site.xml
をコピーして、ファイルOAS_HOME
/j2ee/
OC4J_INSTANCE
/config/rtd-web-site.xml
を作成します。
その<web-app>
要素をすべて削除します(他の要素は、OracleRTDのデプロイ時に自動的に追加されます)。
ポートは、OPMNがOC4Jインスタンスを起動するときに自動的に調整されるため、0
に設定したままにしておきます。
プロトコルはajp
に設定したままにしておきます。これはクラスタ化に必要です。
RTD.ear
をOracleRTDとしてrtdGroupにデプロイするには、次の手順を実行します。
OAS_HOME
/opmn/bin/opmnctl.exe startall
を実行して、Oracle ASを起動します。
http://localhost:7777/em
でEnterprise Managerにログインします。
OC4JグループrtdGroupまで進みます。
その「アプリケーション」タブを選択します。
「デプロイ」をクリックします。
解凍先で「RTD.ear」を選択します。
採用するデプロイ・プラン方針は次のとおりです。
Oracle RTDタイプ1およびタイプ2のクラスタの場合、デプロイによって、独自のデプロイ・プランが作成されるようにします。
Oracle RTDタイプ3クラスタの場合、初回のデプロイによって、独自のデプロイ・プランが作成されて保存され、それ以降のデプロイに使用されるようにします。
「次へ」をクリックして、RTD.earをアップロードします。
アプリケーション名として「OracleRTD
」と入力します。
これは、Oracle RTDで提供されるファイルorion-application.xml
で、その格納ディレクトリがOracleRTDとされているため必要です。
ターゲットのweb-siteとして「rtd-web-site」を選択します。
注意: これは、デプロイがクラスタ・タイプによって異なる主要なポイントであり、パブリックOHS(Oracle HTTP Server)ポートを通じてディスパッチ可能にする必要のあるOracle RTDサービスを指定する必要があります。この要件は、OHS(Oracle HTTP Server)が、Decision Center(/ui)、Studio(/soap)およびデシジョン・サービス・クライアント(/rtis)からのリクエストを、これらのサービスがアクティブ化されるグループにディスパッチすることです。これを実現するため、次の手順で、解除されたサービス用に代替のWebコンテキスト・ルートを設定します。 |
タイプ1および2のクラスタの場合、Webコンテキスト・ルートを現在のまま、つまり次のようにしておきます。
/ui、/ls、/soap、/schema、/rtis
タイプ3(DSのみ)のクラスタの場合、初回のデプロイ中に、次のように、提案されたWebコンテキスト・ルート(/rtis以外)のそれぞれに、「-ds」を付加して調整します。
/ui-ds、/ls-ds、/soap-ds、/schema-ds、/rtis
以降のデプロイのために、デプロイ・プランを保存します。
ヒント: DSのみのクラスタに対するdsPlan.dat のように、プランにその機能を示す名前を付けます。 |
「次へ」をクリックして、デプロイ・プランを確定します。
「次へ」をクリックして、デプロイを開始します。
ここで説明する手順は、次の点を除いてrtdGroupの場合と同様です。
web-appバインディングが異なる。
OHSキーがそのルーティング指示をアプリケーション名に基づいて入力するため、アプリケーション名が異なる必要がある(OracleRTDに対してOracleRTD2)。
Enterprise Managerで、OC4JグループrtdGroup2まで進みます。
その「アプリケーション」タブを選択します。
「デプロイ」をクリックします。
解凍先で「RTD.ear」を選択します。
「次へ」をクリックして、RTD.earをアップロードします。
アプリケーション名として「OracleRTD2
」と入力します。
ターゲットのweb-siteとして「rtd-web-site」を選択します。
「次へ」をクリックします。
Webコンテキスト・ルートを次のように編集します(初回のデプロイのみ)。
タイプ2(LSのみ)のクラスタの場合:
提案されたWebコンテキスト・ルートのそれぞれに、「-2」を付加して調整します。
/ui-2、/ls-2、/soap-2、/schema-2、/rtis-2
次のようにして、デプロイ・プランを編集します。
新しいアプリケーション名を参照するように、${oracle.j2ee.home}/OracleRTD
から${oracle.j2ee.home}/OracleRTD2
にライブラリ・パス設定を変更します。
以降のデプロイのために、たとえば、lsPlan.dat
という名前を付けて、デプロイ・プランを保存します。
タイプ3(DCおよびLS)のクラスタの場合:
/rtisに「-2」を付加して、提案されたWebコンテキスト・ルートを調整します。
/ui、/ls、/soap、/schema、/rtis-2
次のようにして、デプロイ・プランを編集します。
新しいアプリケーション名を参照するように、${oracle.j2ee.home}/OracleRTD
から${oracle.j2ee.home}/OracleRTD2
にライブラリ・パス設定を変更します。
以降のデプロイのために、たとえば、dcLsPlan.dat
という名前を付けて、デプロイ・プランを保存します。
「次へ」をクリックして、デプロイを開始します。
構成を確認するには、次の手順を実行します。
Oracle ASを停止します。
rtd-web-site.xmlを確認します。
rtdGroupの確認
インスタンスrtd_1_1およびrtd_1_2には、/uiや/schemaなどにバインド済のweb-appエントリがある必要があります。
<?xml version="1.0"?>
<web-site xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:noNamespaceSchemaLocation="http://xmlns.oracle.com/oracleas/schema/web-site-10_0.xsd" port="12552" protocol="ajp13" display-name="OC4J 10g (10.1.3) RTD Web Site" schema-major-version="10" schema-minor-version="0" >
<default-web-app application="default" name="defaultWebApp" root="/j2ee" />
<web-app application="OracleRTD" name="ui" load-on-startup="true"
root="/ui"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="schema" load-on-startup="true"
root="/schema"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="soap" load-on-startup="true"
root="/soap"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="ls" load-on-startup="true"
root="/ls"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="rtis" load-on-startup="true"
root="/rtis"
/>
<access-log path="../log/default-web-access.log" split="day" />
</web-site>
rtdGroup2の確認
インスタンスrtd_1_3およびrtd_1_4には、/ui-lsや/schema-lsなどにバインド済のweb-appエントリがある必要があります。
<?xml version="1.0"?>
<web-site xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:noNamespaceSchemaLocation="http://xmlns.oracle.com/oracleas/schema/web-site-10_0.xsd" port="12553" protocol="ajp13" display-name="OC4J 10g (10.1.3) RTD Web Site" schema-major-version="10" schema-minor-version="0" >
<default-web-app application="default" name="defaultWebApp" root="/j2ee" />
<web-app application="OracleRTD" name="ui" load-on-startup="true"
root="/ui-ls"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="schema" load-on-startup="true"
root="/schema-ls"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="soap" load-on-startup="true"
root="/soap-ls"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="ls" load-on-startup="true"
root="/ls-ls"
/>
<web-app application="OracleRTD" name="rtis" load-on-startup="true"
root="/rtis-ls"
/>
<access-log path="../log/default-web-access.log" split="day" />
</web-site>
ポート割当ては、自動的に行われるため重要ではありません。
JConsoleまたは他のMBeanブラウザを使用し、クラスタ・タイプに応じて、特定のOracle RTDインスタンスでデシジョン・サービスまたはラーニング・サービスを無効にします。この操作を行う必要があるのは、クラスタ・タイプを変更する場合のみです。同じクラスタ・タイプにOracle RTDを再デプロイする場合は不要です。
注意: タイプ2およびタイプ3のクラスタに対する指示は、現在同じです。そのため、タイプ2からタイプ3のクラスタに、またはその逆に切り替える場合、この項ではアクションは不要です。 |
JConsoleを起動して、各インスタンスに接続します。インスタンスごとに、次の手順を実行します。
クラスタ・タイプ1: 変更は不要
クラスタ・タイプ2
rtdGroup(DSとDCを実行)
rtd_1_1、rtd_1_2、rtd_2_1、rtd_2_2の各インスタンスで、LSを無効にします。
- 「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」にナビゲート
- 「LearningServiceEnabled = false
」に設定
rtdGroup2(LSを実行)
rtd_1_3、rtd_1_4、rtd_2_3、rtd_2_4の各インスタンスで、DSを無効にします。
- 「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」にナビゲート
- 「DecisionServiceEnabled = false
」に設定
クラスタ・タイプ3
rtdGroup(DSを実行)
rtd_1_1、rtd_1_2、rtd_2_1、rtd_2_2の各インスタンスで、LSを無効にします。
- 「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」にナビゲート
- 「LearningServiceEnabled = false
」に設定
rtdGroup2(DCとLSを実行)
rtd_1_3、rtd_1_4、rtd_2_3、rtd_2_4の各インスタンスで、DSを無効にします。
- 「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」にナビゲート
- 「DecisionServiceEnabled = false
」に設定
デシジョン・サービス・アドレスを設定します。
DCとDSが同一場所に配置されないタイプ3クラスタの場合、DCがそのInteractive Integration Mapビューからテスト・イベントを送信できるように、JConsoleを使用してクラスタのデシジョン・サービス・アドレスを設定します。
- 「OracleRTD」→「SDPropertyManager」→「Misc」にナビゲート
- 「DecisionServiceAddress = http://myHost.com:8080
」に設定
この例では、host1がプロセスの最後にascontrol
を実行するように、最初にhost2、次にhost1で起動します。
2つの別々のOracle Application Serverインスタンスをインストールし(Host1にas1、Host2にas2)、両方のインスタンスのインストール中に、管理用OC4Jを含めるオプションを選択したとします。ただし、マルチキャスト・アドレスを定義して、既存のOracle Application Serverクラスタを結合するオプションは選択しなかったとします。
このシナリオでは、それぞれのOracle Application Serverインスタンスは、別々のApplication Server Controlを実行しています。
これらの2つのインスタンスを1つのクラスタ・トポロジに結合して、1つのアクティブなApplication Server Controlによって表示される1つの「クラスタ・トポロジ」ページで管理されるようにするには、次の手順を実行します。
Webブラウザを開き、as1のApplication Server Control URLを入力します。
Application Server Controlにログインし、「クラスタ・トポロジ」ページの「管理」セクションにスクロールします。
「トポロジ・ネットワーク構成」をクリックして、「トポロジ・ネットワーク構成」ページを表示します。
注意: 「トポロジ・ネットワーク構成」ページでは、次のようになっています。
|
「マルチキャストを使用して動的ノード検出の構成中」を選択し、「検出」フィールドにマルチキャスト・アドレスとポート番号を入力します。
例: 229.1.2.50:5555
マルチキャスト・アドレスは、224.0.0.1〜239.255.255.255の範囲内である必要があります。ポートは、任意の4桁の数にすることができます。構成ファイルでは、マルチキャスト・アドレスの先頭はアスタリスク(*)にする必要がありますが、このフィールドにアドレスを入力すると、アスタリスクはここに指定しなくてもApplication Server Controlによって自動的に追加されます。
マルチキャスト・アドレスとポートを書き留めてから、「適用」をクリックします。
as2のApplication Server Control URLを入力します。
as2で手順2〜5を繰り返します。
as1の構成に使用したものと同じマルチキャスト・アドレスとポートを使用してください。
「クラスタ・トポロジ」ページにナビゲートします。
「クラスタ・トポロジ」ページには、前述のOracle Application Serverインスタンスが両方とも表示されています。
「すべてを開く」をクリックし、as1インスタンスにデプロイされている(Application Server Controlを表す)ascontrolアプリケーションを選択します。
「停止」をクリックし、選択したascontrolアプリケーションを停止します。
注意: アクティブなascontrolアプリケーションは停止しないでください。それ以外に稼働中のascontrolアプリケーションはすべて停止してください。同じクラスタで2つのApplication Server Controlアプリケーションを実行する必要はありません。
この項では、Windows用のJBossクラスタ化のインストール方法について説明します。2つのマシンは次のように設定してあると想定しています。
マシン#1
Oracle RTDソフトウェア
JBossアプリケーション・サーバー
Apache HTTP Server
マシン#2
JBossアプリケーション・サーバー
この項の残りの部分の内容は次のとおりです。
Oracle RTDソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。
マシン#1で、rtd_3.0.0_jboss_win.zip
(Linux/Unixの場合はrtd_3.0.0_jboss_unix.cpio
)からRTD_HOME
、たとえば、C:\OracleBI\RTD
にOracle RTDをインストールします。
マシン#2で、RTD_HOME
\lib\jdbc\
というディレクトリを作成します。
マシン#1で、RTD_HOME
\lib\jdbc\
のjarをマシン#2のRTD_HOME
\lib\jdbc\
にコピーします。
マシン#2で、RTD_HOME
\etc\ssl\
というディレクトリを作成します。
マシン#1で、ファイルRTD_HOME
\etc\ssl\sdserver.keystore
をマシン#2のRTD_HOME
\etc\ssl\
にコピーします。
マシン#2で、RTD_HOME
\log\
というディレクトリを作成します。
マシン#1でOracle RTD Databaseを初期化するには、次のスクリプトを実行します。
RTD_HOME
\scripts\SDDBTool.cmd
詳細は、第2.2.4項「SDDBToolを使用したOracle RTD Databaseの初期化」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
Apacheサーバーをインストールしてmod_jkをダウンロードするには、次の手順を実行します。
マシン#1で、http://httpd.apache.org/
からApache HTTP Server 2.2.6(apache_2.2.6-win32-x86-no_ssl.msi
)をダウンロードします。
クラスタ内のマシン#1で、APACHE_INSTALL_DIR
、たとえば、C:\Program Files\
にApache HTTP Server 2.2.6をインストールします。
用語: これ以降、APACHE_HOME_DIR はAPACHE_INSTALL_DIR \Apache Software Foundation\Apache2.2 を指します。 |
http://www.apache.org/dist/tomcat/tomcat-connectors/jk/binaries/
からMod JK 1.2(mod_jk-1.2.26-httpd-2.2.4.so
)をダウンロードします。
その名前をmod_jk.so
に変更して、APACHE_HOME_DIR
\modules\
にコピーします。
Apacheサーバーを構成するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、APACHE_HOME_DIR
\conf\httpd.conf
を開きます。
例: C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\conf\httpd.conf
プロパティ「Listen」のポートを8080
に変更します。
例: Listen 8080
プロパティ「ServerName」のポートを8080
に変更します。
例: ServerName myHostName.us.oracle.com:8080
httpd.conf
の最後に、次の行を追加します。
# Include mod_jk's specific configuration file Include conf/mod_jk.conf
ファイルhttpd.conf
を保存します。
ファイルmod_jk.conf
を作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、mod_jk.conf
という名前のテキスト・ファイルを新規作成します。
mod_jk.conf
に、次の行を追加します。
# Load mod_jk module # Specify the filename of the mod_jk lib LoadModule jk_module modules/mod_jk.so # Where to find workers.properties JkWorkersFile conf/workers.properties # Where to put jk logs JkLogFile logs/mod_jk.log # Set the jk log level [debug/error/info] JkLogLevel info # Select the log format JkLogStampFormat "[%a %b %d %H:%M:%S %Y]" # JkOptions indicates to send SSK KEY SIZE JkOptions +ForwardKeySize +ForwardURICompat -ForwardDirectories # JkRequestLogFormat JkRequestLogFormat "%w %V %T" # Mount your applications JkMount /application/* loadbalancer # You can use external file for mount points. # It will be checked for updates each 60 seconds. # The format of the file is: /url=worker # /examples/*=loadbalancer JkMountFile conf/uriworkermap.properties # Add shared memory. # This directive is present with 1.2.10 and # later versions of mod_jk, and is needed for # for load balancing to work properly JkShmFile logs/jk.shm # Add jkstatus for managing runtime data <Location /jkstatus/> JkMount status Order deny,allow Deny from all Allow from 127.0.0.1 </Location>
このファイルをAPACHE_HOME_DIR
\conf\mod_jk.conf
に保存します。
例: C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\conf\mod_jk.conf
ファイルuriworkermap.properties
を作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、uriworkermap.properties
という名前のテキスト・ファイルを新規作成します。
uriworkermap.properties
に、次の行を追加します。
# Simple worker configuration file # Mount the Servlet context to the ajp13 worker /jmx-console=loadbalancer /jmx-console/*=loadbalancer /web-console=loadbalancer /web-console/*=loadbalancer /ui=loadbalancer /ui/*=loadbalancer /schema=loadbalancer /schema/*=loadbalancer /soap=loadbalancer /soap/*=loadbalancer /rtis=loadbalancer /rtis/*=loadbalancer /ls=loadbalancer /ls/*=loadbalancer
このファイルをAPACHE_HOME_DIR
\conf\uriworkermap.properties
に保存します。
例: C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\conf\uriworkermap.properties
ファイルworkers.properties
を作成するには、次の手順を実行します。
マシン#1で、workers.properties
という名前のテキスト・ファイルを新規作成します。
workers.properties
に、後述の行を追加します。ただし、その前に、次の2つの置換えを行います。
MACHINE_1_HOST
を、マシン#1のホストURL(たとえば、machine1.mydomain.com
)に置き換えます。
MACHINE_2_HOST
を、マシン#2のホストURL(たとえば、machine2.mydomain.com
)に置き換えます。
# Define list of workers that will be used # for mapping requests worker.list=loadbalancer,status # Define Node1 # modify the host as your host IP or DNS name. worker.node1.port=8009 worker.node1.host=MACHINE_1_HOST worker.node1.type=ajp13 worker.node1.lbfactor=1 # Define Node2 # modify the host as your host IP or DNS name. worker.node2.port=8009 worker.node2.host=MACHINE_2_HOST worker.node2.type=ajp13 worker.node2.lbfactor=1 # Load-balancing behaviour worker.loadbalancer.type=lb worker.loadbalancer.balance_workers=node1,node2 worker.loadbalancer.sticky_session=1 #worker.list=loadbalancer # Status worker for managing load balancer worker.status.type=status
このファイルをAPACHE_HOME_DIR
\conf\workers.properties
に保存します。
例: C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\conf\workers.properties
マシン#1でApache HTTP Serverを起動するには、次のタスクのいずれかを実行します。
「スタート」→「すべてのプログラム」→「Apache HTTP Server 2.2.6」→「Control Apache Server」→「Start」のメニュー・パスをナビゲートします。
ディレクトリC:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\bin
から、コマンドhttpd -k start
を実行します。
このログは、C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\logs\
に格納されます。
注意: Apache HTTP Serverを停止するには、次のいずれかを実行します。
|
JBossソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。
マシン#1に、JBoss EAP 4.3をインストールします。
JBossのインストール先ディレクトリは、
と記述しています。JBOSS_HOME
たとえば、C:\Program Files\EnterprisePlatform-4.3.0.GA_CP03
、C:\jboss-eap-4.3
、d:\genesis\jboss-eap-4.3
のようになります。
クラスタ内のマシン#2で手順1を繰り返します。
JBossソフトウェアを構成するには、次の各項で説明するように、マシン#1とマシン#2の両方で基本的に同じ操作を実行する必要があります。
マシン#1で、ファイルJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/conf/props/jmx-console-users.properties
を開きます。
次のように、サンプルのユーザー/パスワード(必要な場合)#admin=admin
をコメント解除します。
例: admin=admin
ファイルを保存します。
マシン#2で手順1〜3を繰り返します。
マシン#1で、ファイルJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/deploy/jboss-web.deployer/server.xml
を開きます。
HTTPの場合、ファイルの先頭近くにある「<Connector port="8080"
...」で、ポートを8081
に変更し、行「enableLookups
」の後に、次の行を追加します。
URIEncoding="UTF-8"
次に例を示します。
<Connector port="8081" address="${jboss.bind.address}" maxThreads="250" maxHttpHeaderSize="8192" emptySessionPath="true" protocol="HTTP/1.1" enableLookups="false" redirectPort="8443" acceptCount="100" URIEncoding="UTF-8" connectionTimeout="20000" disableUploadTimeout="true" />
HTTPSの場合、ファイルの先頭近くにある、
<!-- <Connector port="8443" protocol="HTTP/1.1" SSLEnabled="true" maxThreads="150" scheme="https" secure="true" clientAuth="false" sslProtocol="TLS" /> -->
を次のように置き換えます。
<Connector port="8443" protocol="HTTP/1.1" SSLEnabled="true" maxThreads="150" scheme="https" secure="true" clientAuth="false" sslProtocol="TLS" minSpareThreads="5" maxSpareThreads="15" address="${jboss.bind.address}" keystoreFile="${rtd.home.dir}/etc/ssl/sdserver.keystore" URIEncoding="UTF-8" keystorePass="tc-ssl" />
ファイルを保存します。
マシン#2で手順1〜4を繰り返します。
マシン#1で、JBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/deploy/jboss-web.deployer/conf/web.xml
を開きます。
次の記述を探します。
<servlet> <servlet-name>jsp</servlet-name>
次のサーブレットのinit
パラメータを追加します。
<init-param> <param-name>compilerSourceVM</param-name> <param-value>1.5</param-value> </init-param> <init-param> <param-name>compilerTargetVM</param-name> <param-value>1.5</param-value> </init-param>
ファイルを保存します。
マシン#2で手順1〜3を繰り返します。
マシン#1で、JBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/conf/jboss-log4j.xml
を開きます。
次の記述を探します。
<!-- ============================== --> <!-- Append messages to the console --> <!-- ============================== -->
このセクションの最後に、次の行を追加します。
<!-- ============================================== --> <!-- START: Oracle RTD Appender Message Definitions --> <!-- ============================================== --> <appender name="SIGMA" class="com.sigmadynamics.util.SDRollingZipFileAppender"> <param name="Threshold" value="DEBUG"/> <param name="File" value="${rtd.log.file}"/> <param name="Append" value="true"/> <param name="MaxFileSize" value="20000KB"/> <layout class="org.apache.log4j.PatternLayout"> <param name="ConversionPattern" value="%d{ISO8601} %-5p [%c{1}] %m%n"/> <!-- <param name="ConversionPattern" value="%d{{HH:mm:ss,SSS}} [%t] %-5p [%c{1}] %m%n"/> --> </layout> <filter class="org.jboss.logging.filter.TCLFilter"> <param name="AcceptOnMatch" value="true"/> <param name="DeployURL" value="RTD.ear"/> </filter> <filter class="org.apache.log4j.varia.DenyAllFilter"/> </appender> <appender name="ENG_TRACE_FILE" class="com.sigmadynamics.util.SDRollingZipFileAppender"> <param name="Threshold" value="TRACE"/> <param name="File" value="${rtd.log.file}.trace"/> <param name="Append" value="true"/> <param name="MaxFileSize" value="20000KB"/> <layout class="org.apache.log4j.PatternLayout"> <param name="ConversionPattern" value="%d{{HH:mm:ss,SSS}} [%t] %m%n"/> <!-- <param name="ConversionPattern" value="%d{{HH:mm:ss,SSS}} [%t] %-5p [%c{1}] %m%n"/> --> </layout> </appender> <!-- ============================================== --> <!-- END: Oracle RTD Appender Message Definitions --> <!-- ============================================== -->
次の記述を探します。
<!-- ====================== --> <!-- More Appender examples --> <!-- ====================== -->
このセクションの最後に、次の行を追加します。
<!-- ============================================== --> <!-- START: Oracle RTD Limit Category Definitions --> <!-- ============================================== --> <!-- Messages logged to this TRACE category go only to the trace file, since its additivity flag is false. This is only used temporarily by RTD engineers for debugging low-level stuff like request queuing and load shunting. It's a place to direct topical information while avoiding all the stuff that's going to the normal log file. --> <category name="ENG_TRACE" additivity="false"> <priority value="DEBUG"/> <appender-ref ref="ENG_TRACE_FILE"/> </category> <category name="com.sigmadynamics.server.SDDistributedHashtable"> <priority value="ERROR"/> </category> <category name="com.sigmadynamics.client"> <priority value="ERROR"/> </category> <category name="com.sigmadynamics"> <priority value="DEBUG"/> <!-- <priority value="TRACE#com.sigmadynamics.util.XLevel"/> --> </category> <category name="org.jboss.messaging.core.impl.JDBCSupport"> <priority value="INFO"/> </category> <category name="org.jboss.jms.server.plugin.JDBCJMSUserManager"> <priority value="INFO"/> </category> <category name="org.jgroups.protocols"> <priority value="ERROR"/> </category> <category name="sigmadynamics.application"> <priority value="DEBUG"/> </category> <category name="request.trace.sigmadynamics.application"> <priority value="TRACE#com.sigmadynamics.util.XLevel"/> </category> <category name="request.log.sigmadynamics.application"> <priority value="DEBUG"/> </category> <!-- ============================================== --> <!-- END: Oracle RTD Limit Category Definitions --> <!-- ============================================== -->
次の記述を探します。
<!-- ======================= --> <!-- Setup the Root category --> <!-- ======================= -->
<root>
に、次の行を追加します。
<appender-ref ref="SIGMA"/>
ファイルを保存します。
マシン#2で手順1〜5を繰り返します。
注意: ここでは、Oracle RTDのクラスを追加して、Oracle RTDのサーバー・ログを表示します。 |
マシン#1で、RTD_HOME
/package/jboss/rtdlog4j.jar
をJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/lib/
にコピーします。
マシン#2にrtdlog4j.jar
をコピーすることで、マシン#2で手順1を繰り返します。
注意: これは、旧バージョンのEclipse JDTコンパイラjsaper-jdt.jar より優先されます。
JBoss Bug #JBPAPP-869( |
マシン#1で、RTD_HOME
/package/jboss/ecj-3.4.jar
をJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/deploy/jboss-web.deployer/
にコピーします。
マシン#2にecj-3.4.jar
をコピーすることで、マシン#2で手順1を繰り返します。
注意: ここでは、JBossのjgroupsバージョン2.4を、Oracle RTDのjgroupsバージョン2.6.1に置き換えます。 |
マシン#1で、ファイルJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/lib/jgroups.jar
の名前をjgroups.jar.original
に変更します。
RTD_HOME
/lib/jgroups-all2.6.1.jar
をJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/lib/jgroups.jar
にコピーします。
マシン#2にjgroups-all2.6.1.jar
をコピーすることで、マシン#2で手順1〜2を繰り返します。
マシン#1で、JBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/deploy/jboss-web.deploy/META-INF/jboss-service.xml
を開きます。
次の記述を探します。
<attribute name="UseJK">
この値をtrueに設定します。
<attribute name="UseJK">true</attribute>
ファイルを保存します。
マシン#2で手順1〜3を繰り返します。
マシン#1で、JBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/deploy/jboss-web.deploy/server.xml
を開きます。
次の記述を探します。
<Engine name="jboss.web"
次のように、属性jvmRoute
を追加し、マシン#1ではnode1
(その後マシン#2ではnode2
)に値を指定します。
<Engine name="jboss.web" defaultHost="localhost" jvmRoute="node1"> ...... </Engine>
ファイルを保存します。
マシン#2で手順1〜3を繰り返します。
マシン#1のRTD_HOME
/package/jbossで、サポートされているデータベースを選択して、次のように、そのデータベースに適したファイルを開きます。
DB2の場合: rtd-db2-ds.xml
Oracleの場合: rtd-oracle-ds.xml
SQL Serverの場合: rtd-sqlserver-ds.xml
次のように置き換えます。
${DB_SERVER}
→使用するデータベース・サーバー
例: localhost
注意: データベースがSQL Serverの名前付きインスタンスにある場合は、host_name\instance_name という形式でデータベース・サーバーの名前を指定してください。 |
${DB_PORT}
→使用するデータベース・ポート
例: db2の場合は50000
、oracleの場合は1521
、sqlserverの場合は1433
${DB_NAME}
→使用するデータベース名
例: db2およびsqlserverの場合はRTD
、oracleの場合はorcl
${DB_USER}
→使用するデータベース・ユーザー名
例: jsmith
${DB_PASSWORD}
→使用するデータベース・ユーザー・パスワード
ファイルを保存してJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/deploy/
にコピーします。
マシン#2に適切な「-ds.xml
」ファイルをコピーすることで、マシン#2で手順3を繰り返します。
マシン#1で、JBOSS_HOME
/jboss-as/bin/run.bat
を開きます。
ファイルの先頭近くに、後述の「set
」の行を追加します。ただし、その前に、次の置換えを行います。
RTD_HOME_TO_REPLACE
を実際の値、(たとえば、C:\OracleBI\RTD
)に置き換えます。
MACHINE_1_IP_ADDR
を、マシン#1のIPアドレス(たとえば、10.234.7.2
)に置き換えます。
MACHINE_2_IP_ADDR
を、マシン#2のIPアドレス(たとえば、10.234.7.3
)に置き換えます。
set RTD_HOME=RTD_HOME_TO_REPLACE set RTD_CLUSTER_MEMBERS=MACHINE_1_IP_ADDR;MACHINE_2_IP_ADDR set JAVA_OPTS=-Djboss.partition.name=OracleRtdPartition set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dorg.jboss.net.protocol.file.decodeFilePaths=true set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Djboss.partition.udpGroup=228.64.16.34 set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Djboss.hapartition.mcast_port=45596 set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dhibernate.connection.release_mode=auto set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dbind.address=localhost set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dnologging=true set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DSDLoggingPriority=DEBUG set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DJGroupsMulticastAddress=228.64.16.34 set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DJGroupsMulticastPort=45597 set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DJGroupsDSMulticastAddress=228.64.16.34 set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DJGroupsDSMulticastPort=45598 set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DSDGroupName=OracleRtdCluster set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DTrustedClusterMembers=%RTD_CLUSTER_MEMBERS% set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Drtd.home.dir=%RTD_HOME% set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Drtd.log.file=%RTD_HOME%/log/server.log set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -DSDLoggingFileName=%RTD_HOME%/log/server.log set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dcom.sun.management.jmxremote=true set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dcom.sun.management.jmxremote.port=12345 set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false set JBOSS_CLASSPATH=%RTD_HOME%/lib/jdbc/bijdbc14.jar set JBOSS_CLASSPATH=%JBOSS_CLASSPATH%;%RTD_HOME%/lib/jdbc/sqljdbc.jar set JBOSS_CLASSPATH=%JBOSS_CLASSPATH%;%RTD_HOME%/lib/jdbc/db2jcc_license_cu.jar set JBOSS_CLASSPATH=%JBOSS_CLASSPATH%;%RTD_HOME%/lib/jdbc/db2jcc.jar set JBOSS_CLASSPATH=%JBOSS_CLASSPATH%;%RTD_HOME%/lib/jdbc/ojdbc14.jar
ファイルを保存します。
マシン#2で手順1〜3を繰り返します。
マシン#2で、JBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/deploy/jboss-messaging.sar/messaging-service.xml
を開きます。
次の記述を探します。
<attribute name="ServerPeerID">
次のように、IDを0
から1
に変更します。
<attribute name="ServerPeerID">1</attribute>
ファイルを保存します。
注意: JBoss Bug #JBAS-3968(https://jira.jboss.org/jira/browse/JBAS-3968 )を参照してください。 |
次に進む前に、クラスタ内のマシンごとに、JBossでOracle RTDのロールとユーザを作成します。詳細は、第6.3項「Oracle RTDのロールとユーザーの作成」を参照してください。
この項に示す手順を実行するときには、default
ディレクトリではなく、all
ディレクトリにあるusers.properties
ファイルを編集してください。特に、第6.3.1項に示されているディレクトリJBOSS_HOME
/jboss-as/server/default/conf/users.properties
は、クラスタ環境を使用する場合にはJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/conf/users.properties
にする必要があります。
同様に、default
ディレクトリではなく、all
ディレクトリにあるroles.properties
ファイルを編集してください。特に、第6.3.2項に示されているディレクトリJBOSS_HOME
/jboss-as/server/default/conf/roles.properties
は、クラスタ環境を使用する場合にはJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/conf/roles.properties
にする必要があります。
JBossアプリケーション・サーバーを起動するには、次のタスクを実行します。
マシン#1で、コマンド・ウィンドウ(cmd)を開き、「cd
」でJBOSS_HOME
/jboss-as/bin/
に移動します。
次のように入力して、JBossを起動します。
run.bat --configuration=all --host=0.0.0.0
マシン#2で手順1〜2を繰り返します。
JBossクラスタにRTD.ear
をデプロイするには、次のタスクを実行します。
クラスタ内の各JBossサーバーが実行中であることを確認します。
マシン#1で、RTD_HOME
/package/RTD.ear
をJBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/farm/
にコピーします。
マシン#2にRTD.ear
がデプロイされるまでお待ちください。
JBossクラスタからRTD.ear
をアンデプロイするには、次のタスクを実行します。
クラスタ内の各JBossサーバーが実行中であることを確認します。
マシン#1で、JBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/farm/
からRTD.ear
を削除します。
マシン#2からRTD.ear
がアンデプロイされるまでお待ちください。
JBossアプリケーション・サーバーを停止するには、次のタスクを実行します。
マシン#1で、コマンド・ウィンドウ(cmd)を開き、「cd
」でJBOSS_HOME
/jboss-as/bin/
に移動します。
次のように入力して、JBossを停止します。
shutdown.bat --server=localhost:1099 -S -u admin -p admin
JBossのログは、JBOSS_HOME
/jboss-as/server/all/log/server.log
に格納されています。
Oracle RTDのログは、RTD_HOME
/log/server.log
に格納されています。