名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 環境 | ファイル | 関連項目
hostint はハングしたドメインをパニックさせ、ダンプして、再起動します。-p オプションを指定しない場合は、hostint は環境変数 SUNW_HOSTNAME で指定されたドメインのブートプロセッサへ割り込みシグナルを送り、カーネルのコアをダンプします。hostint は、ブートプロセッサをパニックさせることに失敗すると、ドメイン内の他のプロセッサに割り込みを試みます。
hostint を使用するのは、ドメインがハングし、しかもそのハングが edd(1M) によって検出されなかった場合だけに限ってください。通常は、edd(1M) がハングしたドメインを自動的に再起動します。-f オプションを使用しない限り、IDN ドメインをパニックさせることはできません。ただし、-f オプションはクラスタアービトレーション停止の原因となることがあります。
ドメインのハングに対応する際に、より手軽な別の方法をとることもできます。ドメインがハングした場合は、以下の手順を順番どおりに実行してください。
別のログオンでドメインを再起動します。これが成功した場合は、ドメインは完全にはハングしていなかったことになります。コアはダンプされません。
コンソールからブレークを送信し、OpenBoot に割り込みます。これは、netcon(1M) または netcontool(1M) から実行することができます。OpenBoot に入ったら、sync コマンドを入力します。sync コマンドはパニックダンプと再起動を実行します。
hostint を実行します。これが成功した場合は、ドメインのパニック、ダンプ、再起動が実行されます。
hostreset を実行します。これが成功し、システムが自動的に起動しなかった場合は、ドメインを立ち上げます。
上記のステップ 1 〜 4 がすべて失敗した場合は、-f オプションを付けて bringup(1M) を実行します。
以下のオプションをサポートしています。
(ブートプロセッサではなく) 指定したプロセッサに割り込みシグナルを送ります。
IDN ドメインを強制的にパニックさせます。
冗長 (Verbose)。標準出力に情報を出力します。
環境変数 SUNW_HOSTNAME が該当ドメイン名に設定されている必要があります。
以下のファイルがサポートされます。
$SSPETC/snmp/Ultra-Enterprise-10000.mib