trusted_edit コマンドが役割の実行プロファイルに含まれていないときは、次のことを行なってください。
ログインし、セキュリティ管理者役割になります。
必要に応じて、「ログイン後、特定の管理役割になるには」を参照してください。
trusted_edit コマンドをアカウントの実行プロファイルの 1 つに追加します。
必要に応じて、「管理役割をカスタマイズするには」を参照してください。
/usr/dt/bin/trusted_edit スクリプトを追加します。
スクリプトに proc_audit_tcb
特権を与えます。
残りの手順は、プロファイル内で「管理用エディタ (Admin Editor)」アクションが割り当てられている secadmin などの役割だけが実行できます。
下記の手順で、別名で trusted_edit を vi コマンドに変更します。
/etc/security/tsol/home/role_name のホームディレクトリ内で .profile ファイル内の vi 機能を検索します。
vi() {adminvi $1;} |
adminvi を trusted_edit と置き換えます。
vi() {trusted_edit $1;} |
次のエントリがユーザーが作業する各 SLD の $HOME/.Xdefaults-hostname ファイルにもあることを確認します。
Dtterm*LoginShell: true |
このファイルは、役割が使うホストごとに作成します。たとえば、役割が trusted と trustworthy というホストで作業する場合、SLD ごとに、$HOME/.Xdefaults-trusted と $HOME/.Xdefaults-trustworthy のファイルを作成します。
trusted_edit はウィンドウを起動するため、コマンド行編集用には使うことができません。リモートログインセッションでは、コマンド行編集が唯一の選択肢である可能性もあります。したがって、役割がリモートでコマンド行編集を行わないことが判明している場合以外には、役割が利用できるエディタとして trusted_edit だけを割り当てることは避けてください。