N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

Procedure構成済みイメージから Solaris イメージを作成する

手順
  1. 次のコマンドを使用して、サーバーの種類、ディスクの種類、ディスクサイズ、およびディスクコントローラを決定します。

    /opt/terraspring/sbin/disk -l

    /opt/terraspring/sbin/disk -lv

    /opt/terraspring/sbin/device -l

    これらのコマンドの出力は、以降の手順で image コマンドに対してパラメータとして使用します。

  2. image -ls コマンドを使用して、イメージのリストを取得します。

  3. N1 Provisioning Server から image -p -i コマンドを実行します。

    このコマンドにより、適切なサイズのディスクが含まれるリソースプールサーバー上に、1 つのディスクを持つファームが作成されます。

    このようなイメージを作成するための image -p -i コマンドは、次の形式になります。


    image -p  -iimage_name server_type disk_type controller_type disk_size
    

    以下に例を示します。


    image -p -i solaris9u5sun4ublade-flash  sunfire100s-95-blade local ide 30000000000 

    注 –

    詳細については、image のマニュアルページを参照してください。



    注 –

    また、ソフトウェアをインストールするために N1 Provisioning Server DVD や別の共有メディアへのアクセスが必要である場合は、-z オプションを使用してこれを指定します。 このオプションを指定して、イメージの新規作成時にこれらの共有メディアにアクセスすることもできます。



    注 –

    image -p コマンドにより、イメージの新規作成に使用される新しいファームが作成されます。 割り当てられたリソースプールサーバー、および作成されたファームのファームID に関する情報を表示してimage -p ツールが終了します。 ファーム ID は、image -r コマンドを使用して割り当てられたリソースの最終的なリリースに必要です (下記を参照)。 image -r コマンドにより、イメージのリリース、ファームの再アクティブ化、およびイメージ作成プロセスの完了が行われます。


  4. image -p -i コマンドにより選択されたリソースプールサーバーにログオンします。

  5. 要件に従って、任意のアプリケーションとサービスを使用してイメージをカスタマイズします。


    注 –

    image -p コマンドにより作成されたファームに、どのリソースプールサーバーが割り当てられているかを調べるには、device -l と入力します。


  6. リソースプールサーバーから次のように入力して、N1 Provisioning Server エージェントが動作中であることを確認します。


    ps -aef | grep tspragt IP-address-of-server-used-to-create-image
    "tsprnop IP-address-of-server-used-to-create-image"

    ps コマンドからの出力は次のようになります。


    root 361  1 1 00:37:41 ? 0:01 java-Dsun.net.inetaddr.ttl=0 
    com.terraspring.mon.client.tspragt start 220.240
  7. 次のように入力して、リソースプールサーバーを停止します。

    Solaris の場合: /usr/sbin/shutdown -y -g0 -i0

    Linux の場合: /sbin/shutdown —h now

  8. DHCP からブートするようサーバーブレードを構成します。

    • SPARC の場合は、OBP プロンプトで次のように入力します。

      setenv boot-device net:dhcp


      注 –

      x86 サーバーは、デフォルトで DHCP からブートします。


  9. N1 Provisioning Server から image -r コマンドを実行します。

    このコマンドにより、ユーザーが image —p コマンドを使用して作成したファームがリリースされます。 ファームのリリースには次の処理が含まれます。

    • イメージのスナップショットの取得。 スナップショットは、作成直後の新しいイメージとして機能します。

    • リソースプールに対するリソースプールサーバーのリリース。

    • イメージへの参照を使用した N1 Provisioning Server データベースの更新。


    image -r -f farm_ID -S image_size -i image_name -T archive-type
    

    以下に例を示します。


    image -r -f 171 -S 3000000000 -i new_solaris_image -T flash-image

    注 –

    image -r コマンドを起動した後である場合、replaceFailedDevice 要求がキューに入ります。 イメージ作成プロセスを正しく完了するには、この要求を削除する必要があります。 request -l コマンドを実行して要求 ID を取得してから、request -d request_ID コマンドを使用して要求を削除します。


  10. オプションで、image -u コマンドを使用してイメージ属性を更新することもできます。

  11. farm -Df farm-ID と入力してファームを削除します。

    例:


    farm -Df 171