Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド

Sun Management Center 3.0 から Sun Management Center 3.5 へのアップグレード

この例では、Sun Management Center 3.0 のサーバ、エージェント、およびコンソールを 3 台のマシンにインストールします。

次に、3 台すべてのマシンで Sun Management Center 3.0 インストールを Sun Management Center 3.5 にアップグレードするときに必要な手順を要約します。


注 –

Sun Management Center 3.0 インストールに Performance Reporting Manager が含まれる場合、アップグレードプロセス を使用すると、Sun Management Center のデータと Performance Reporting Manager のデータを移行できます。Performance Reporting Manager がインストールされているマシンが Sun Management Center 3.5 に必要な十分なリソースを持っていることを確認します。表 2–4を参照してください。


Sun Management Center 3.0 を Sun Management Center 3.5 にアップグレードする
  1. 各マシンがサポート対象のプラットフォームであることを確認します。

    サポートされるプラットフォームを参照してください。

  2. 各マシンが必要なリソースを持っていることを確認します。

    インストール前のチェックリストを参照してください。

  3. CD または CD イメージのどちらからインストールするのかを決定します。

    インストールソースの確認を参照してください。

  4. マシン B に Sun Management Center 3.5 サーバをインストールします。サーバのアップグレードを参照してください。

    インストール中:

    • 旧バージョンの Sun Management Center をアンインストールします。

    • 旧バージョンの Sun Management Center のデータを移行するかどうかを選択します。

      • 「データを保存」を選択した場合、Sun Management Center 3.0 のデータは保存され、Sun Management Center 3.5 で使用できます。

      • 「データを保存」を選択しなかった場合、Sun Management Center 3.0 のデータは保存されません。

    • 本稼働環境を選択します。

    • サーバレイヤだけを選択します。エージェントは自動的にインストールされます。

    サーバのインストールが終了すると、設定を実行するかどうか確認されます。設定を実行します。

  5. マシン B でサーバを設定します。

    サーバの設定中:

    • セキュリティキーを生成するためのパスワードを指定します。

      このパスワードは、Sun Management Center 3.0 を設定したときに指定したものと同じパスワードである必要があります。

    • SNMPv1 セキュリティ文字列を指定します。

      この セキュリティ文字列は、Sun Management Center 3.0 を設定したときに指定したものと同じセキュリティ文字列である必要があります。

    • Sun Management Center 3.0 のデータを Sun Management Center 3.5 に移行することを選択していた場合、Sun Management Center 3.0 のデータを復元するかどうかを選択します。


    注 –

    Sun Management Center 3.0 を設定したときに指定したものとは別のセキュリティシード生成用パスワードをサーバに指定した場合、エージェントを設定するときには、サーバに指定したものと同じセキュリティシード生成用パスワードを指定する必要があります。Sun Management Center 3.0 エージェントを Sun Management Center 3.5 にアップグレードしない場合、Sun Management Center 3.0 エージェントマシン用のセキュリティキーを生成し直す必要があります。セキュリティキーの再生成を参照してください。


    サーバの設定が終了すると、Sun Management Center コンポーネントを起動するかどうかを確認されます。すべてのコンポーネントを起動します。

  6. マシン C に Sun Management Center 3.5 エージェントをインストールします。エージェントのアップグレードを参照してください。

    エージェントのインストール中:

    • 旧バージョンの Sun Management Center エージェントのデータを移行するかどうかを選択します。

      • 「データを保存」を選択した場合、Sun Management Center 3.0 のデータは保存され、Sun Management Center 3.5 で使用できます。

      • 「データを保存」を選択しなかった場合、Sun Management Center 3.0 のデータは保存されません。

    • 本稼働環境を選択します。

    • エージェントレイヤだけを選択します。

  7. マシン C でエージェントを設定します。

    エージェントの設定中:

    • セキュリティキーを生成するためのパスワードを指定します。

      このパスワードは、Sun Management Center 3.5 サーバを設定したときに指定したものと同じである必要があります。

    • SNMPv1 セキュリティ文字列を指定します。

      このセキュリティ文字列は、Sun Management Center 3.5 サーバを設定したときに指定したものと同じである必要があります。

    • Sun Management Center 3.0 エージェントのデータを Sun Management Center 3.5 に移行することを選択していた場合、Sun Management Center 3.0 のデータを復元するかどうかを選択します。

    エージェントの設定が終了すると、Sun Management Center エージェントを起動するかどうか確認されます。エージェントを起動します。

  8. マシン A に Sun Management Center 3.5 コンソールをインストールします。

    1. コマンド /opt/SUNWsymon/sbin/es-uninst を入力して、Sun Management Center 3.0 コンソールをインストールします。

    2. Sun Management Center 3.5 コンソールをインストールおよび設定します。Solaris プラットフォームへの Sun Management Center 3.5 のインストールを参照してください。

      設定が終了したら、コマンド /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -c を入力して、コンソールを起動します。