「NSR Stage」リソースには、Backup サーバーが使用するステージングポリシーが記述されます。Backup サーバーの「NSR Stage」リソースの編集には、「nsradmin 」または 「nwadmin」を使用します。
「NSR stage」リソースには以下の属性があります。
「name」属性 - ステージングポリシーの名前を指定します。
「enabled」属性 - ポリシーに関連付けられているデバイスから、セーブセットを自動的にステージングするかどうかを指定します。また、定期的な領域復旧操作を有効または無効に設定します。
「max storage period」属性 - 特定のボリュームに含まれているセーブセットが別のボリュームにステージングされるまでの最大日数を指定します。
「high water mark %」属性 - セーブセットのステージングが行われる開始点を指定します。これは、ファイルシステムの使用領域の比率で表します。ステージングは下限値に達するまで続けられます。
「low water mark %」属性 - ステージングプロセスを停止する終了点を指定します。これは、ファイルシステムの使用領域の比率で表します。
「Save set selection」属性 - ステージング対象のセーブセットの選択基準を指定します。次の 4 つの値のいずれかです。
「largest save set」
「smallest save set」
「oldest save set」
「youngest save set」
「Destination pool」属性 - セーブセットの送信先のプールを指定します。
「Devices」属性 - デバイスに関連付けられているファイルタイプを指定します。
「Recover space interval」属性 - ファイルデバイスのメディアデータベースにエントリを持たないセーブセットのための領域復旧操作を実行する間隔を時間単位で指定します。
「Fs check interval」属性 - ファイルシステムの確認操作を実行する間隔を時間単位で指定します。
「Start now」属性 - ポリシーに関連付けられているすべてのデバイス上で、選択された操作をただちに開始するように指定します。操作は次のいずれかです。
「Check fs」 - ファイルシステムを確認し、必要に応じてデータをステージングします。
「Recover space」 - メディアデータベースにエントリを持たないセーブセットのための領域を復旧します。
「Stage all save sets」 - すべてのセーブセットを宛先プールにステージングします。
次に「NSR Stage」リソースの例を示します。
type: NSR stage; name: test stage1; autostart: Enabled; max storage period: 7; high water mark (%): 90; low water mark (%): 85; save set selection: largest save set; destination pool: Default Clone; devices:h:¥disk¥fd0; start now: ; |