Solaris システムの /etc/LGTOuscsi にある inquire プログラムを使用すると、使用可能な SCSI デバイスが一覧表示されます。inquire プログラムは、指定された SCSI デバイス (-a オプションで指定した場合)、あるいはシステムに接続されているすべての SCSI デバイスの INQUIRY データを戻します。
inquire プログラムに使用する形式とオプションは、次のとおりです。
inquire [-c] [-a b.t.l] |
オプションの -a b.t.l 引数を入力して、特定の順番に並べられた SCSI アドレスを選択できます。ここで、b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、l はそのターゲット上の SCSI lun です。
オプションの -c 引数を入力して、INQUIRY コマンドを強制的に送信できます。これによって、古くなっている可能性があるキャッシュに書き込まれたデータを取り出すことはなくなります。
inquire プログラムは、組み込みのシステムドライバを使用して SCSI デバイスをテストします。inquire プログラムによって出力されたデバイスタイプまたはパス名が、特別なサン以外のメーカーのドライバを必要とするデバイスには適していない場合があります。
inquire プログラムは、HP-UX システムではサポートされていません。